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June 03, 2021

横谷の岩場

大阪府河内長野市の滝畑にある横谷の岩場には、初級から上級までの多様なクライミングルートがある。1週間前に岩湧山から権現尾根を下った際に、権現山から奥立岩の全貌を眺めたが、今回は、さらに岩場の取り付きまで行ってみた。

【日程】2021年5月30日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】滝尻バス停9:43〜権現滝9:56-59〜ゲート・ロック入口10:25〜フナサコルート分岐11:21-26〜フナサコ林道合流12:08〜ゴジラの背びれ岩分岐12:16〜奥立山13:16〜一徳坊山分岐13:41〜日野(登山口)14:33〜三日市町駅15:26

滝畑へは、河内長野駅から日野・滝畑コミュニティバスにてアクセスできる。緊急事態宣言下でキャンプ場も閉鎖中なので、そんなに乗客はいないだろうと思っていたが、9:04発の始発便は、中高年のハイキンググループや若い外国人グループで、まさかの密状態の満車であった。次の便が11:02発ということもあるが、みんなもう我慢の限界なのかもしれない。とりあえず感染していないことを祈る。そんな混雑したバスから滝尻バス停で下車したのは私1人であった。

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横谷林道に入る。前回は気がつかなかったが、林道に入ってすぐのところに、白骨化したアマゴの像がある。かっては横谷にアマゴを放流していたようだが、前回も今回もアブラハヤとカワムツしか見ていない。

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比較的すぐのところに、権現滝への下降点がある。うっかりしていると見過ごしやすい。

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下りてみると、権現滝が現れる。落差は10mで、なかなか立派な滝である。対岸に権現山への道がある。

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林道から権現滝の上へ回り込むと、ゴルジュになっていた。

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林道に戻って、上流方面に歩いて行くと、左側に南まんだら岩方面(権現滝尾根)の入口がある。今回は見過ごしたが、横谷林道の入口と権現滝の間には滝尻尾根の入口がある。

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さらに上流に歩いて行くと、左にゲート・ロックと松の木テラス方面への入口がある。

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ヨコタニ27番鉄柱がこの入口の目印である。

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登っていくと、すぐにゲート・ロックが現れる。

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ゲート・ロックは初心者向きの岩場であり、しっかり整備されている。ワンゲル部の岩場練習にはよさそうである。

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踏み跡をたどって、ゲート・ロックのトップに立ってみる。

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さらに目印を頼りに登っていく。

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奥立岩下部の取り付きに出ると、クライミングルートの案内が木につけられている。

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写真でもルートが示されていて、たいへん親切である。

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これがS字ルンゼ。クライマーがいたので、挨拶をする。

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ルートにはボルトが打ち込まれていて、しっかり整備されている。

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奥立岩を下から回り込むように登っていく。このまま進むと松の木テラスに出るようだ。

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右寄りのロープがフィックスされたルンゼを詰める。このルンゼも初心者のマルチピッチ練習に使えそうだ。

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奥立岩上部壁に出る。クライマーが登っていた。上部壁の下側をトラバースする道もある。

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稜線に出る。

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上部壁の上から覗き込む。なかなか高度感がある。

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フナサコ林道への道に入り、いったん下ることにする。

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途中にあったネズミ岩。

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岩場にはお助けロープが取り付けられている。

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ここにもロープがある。

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下りきると、沢に出る。

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目の前の沢を徒渉して、ふなさこ林道に出る。

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ふなさこ林道を滝尻方向に進むと、横谷林道と合流するが、滝尻方向に進んだところに、7台程度の駐車スペースがある。

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そのまま滝尻方向に進むと、1週間前に権現山から下山してきた地点を左側に見る。

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その地点のちょうど右の沢側に、ゴジラの背びれ岩への入口がある。次はここを登る。

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ゴジラの背びれ岩へは、この沢を徒渉する。

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目印に従って登っていく。

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急な箇所にはロープがフィックスされている。

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ゴジラの背びれ岩に出る。

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対岸には、1週間前に登った権現山と、権現岩が見える。権現岩にもクライミングルートがあるが、最近は登る人はほとんどいないようだ。

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ゴジラの背の右寄りにはフィックスロープが張られており、ハイキング感覚で登れる。ゴジラの背びれ岩を直登すれば、クライミングルートとなる。

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ゴジラテラスと思われるところに出る。なかなか高度感がある。そのまま登り続けると、稜線に出て、最初に登った地点に合流する。

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さらに登ったところにあるピークが奥立山である。富山の立山へは行けなかったが、大阪の立山には登れた。

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そのまま稜線を進む。

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小ピークを越えると、急に藪が濃くなる。ヤマウルシが多いので、かぶれないか心配になる。

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一徳坊山への登山道に合流すると、普通の登山道になる。一徳坊山とは反対方向に進み、日野に下山することにする。

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日野に下山したが、これで終了ではない。さらに住宅地を三日市町駅まで1時間近く歩かねばならなかった。

近くに住んでいながら、横谷の岩場の存在を最近まで知らずにいた。せっかく近くにこのような岩場があるのだから、今後はワンゲル部のトレーニングの場としてうまく活用できればと思う。

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