燈明岳と堀越癪観音
ゴールデンウィークから週末は天気がパッと週が続く。おかげで遠出は諦めがつく。先週末も日曜日は雨予報だったが、土曜日の日中は天気がもちそうだったので、滝畑から大阪府・和歌山県境の蔵王峠付近の散策へ行ってみた。
【日程】2021年5月15日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:53〜光滝寺キャンプ場10:14〜尼滝11:05〜蔵王峠11:28-36〜堀越癪観音12:18-41〜燈明岳13:06-19〜堀越癪観音13:30〜蔵王峠13:57〜光滝寺キャンプ場15:23〜滝畑ダムバス停15:54
今回は、滝畑ダムから大阪府・和歌山県境の蔵王峠付近というおおよその行き先は決めていたが、具体的な目的地やルートは決めずに、思いつくままに歩いてみるつもりでいた。岩湧山や槇尾山方面へのダイヤモンドトレイルに比べると、蔵王峠方面はマイナーなエリアであり、静かな散策が期待できる。
滝畑ダムバス停から車道を歩き始める。緊急事態宣言下でもあり、レストランやキャンプ場は休業している。ディキャンパーがいないぶん、ライダーやサイクリストが目立つ。
荒滝キャンプ場のゲートを過ぎて、車道を進んでいくと、右に滝畑四十八滝の1つである荒滝8mが木々の間から見える。
沢を渡る橋の上に1.5mほどのヤマカガシがいたが、写真を撮る前に逃げてしまった。近畿地方のヤマカガシは黒色系が多いようだ。同じ橋の上にニワハンミョウがいた。
さらに進むと、車道が沢を巻くようにつけられたところに大きな滝がある。これも滝畑四十八滝の1つで、尼滝3段15mである。車道からは上段の滝4mと中段の滝8mの落口しか見えない。下段の滝は3mで、1段ごとに曲がりくねって落ちている。下から見れば、さぞかし迫力がある滝と思われる。
フジの花が咲いていた。
ウツギの花も咲いていた。
進むと4mほどの滝もあった。
滝畑ダムから1時間40分ほどで、和歌山県との境である蔵王峠に到着。ここらは堀越癪観音に向かうことにする。
そのまま車道を進んでも良かったが、どうやら蔵王谷の右岸の尾根にトレイルがあるようなので、途中で引き返してそちらを進むことにする。
最初のうちは、トレイルと谷との落差があるので、足を滑らせると無事では済まないだろう。
アカマツから出たサルノコシカケ。
途中の700m小ピークにあった経塚。役小角が法華経八巻二十八品を埋納したとされる葛城二十八宿経塚の第13番目の経塚であった。
再び車道に出て、堀越癪観音の方向に歩くと、いきなり茅葺き屋根の集落が現れたので驚く。
この集落は和歌山県かつらぎ町の堀越集落といって、駐車場と公衆トイレがある。
集落内にある堀越癪観音を見学する。堀越癪観音は、役行者が、母が癪の病となった際に37日間、治癒祈願のために十一面観世音菩薩像を彫刻したところ、平癒したことを起源とするらしい。上の写真は本堂である。
茅葺き屋根の社務所。
役行者の立像。
樹齢数百年といわれるサザンカの老樹。和歌山県から天然記念物に指定されている。
観音堂。
護摩堂。
すぐ近くにある燈明岳(とうみょうだけ 857m)というピークに登ることにする。
いきなり現れたアナグマに、途中まで道案内してもらう。
登山道脇に生えていた茎に棘のある植物。ここ最近目につくようになった草本で、奥美濃でも目撃した。藪漕ぎの時に厄介である。名前がわからないのだが、外来種だろうか。
ヤマオダマキが咲いていた。
山頂近くに展望台がある。
展望台に上がってみたが、木々の枝葉が茂りすぎていて、展望はイマイチ。
堀越集落から30分ほどで燈明岳に到着。葛城修験道ゆかりの山らしく、山頂には役ノ行者像が祀られている。ここからは三国山に縦走して和泉市方面に下りることして歩き出したが、ストックがないことに気づく。山頂にはなかったので、展望台にも戻ってみたが、見つからない。再び山頂を探してみたが、やはり見つからない。これは集落のトイレに入ったときに、置き忘れたにちがいないということで、堀越集落に下りることにする。
案の定、ストックはトイレに置き忘れていた。再び燈明岳に登り返す気力はなく、車道だが往路を下山することにする。
途中、耕作放棄地らしいところで、ヒレハリソウの群落を見つけた。ヒレハリソウは一時はコンフリーの名前でよく知られたハーブで、食用にしたり、何にでも効くということで広まった。厚生労働省は、2004年に、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけると共に、食品としての販売を禁止した。その時の栽培の名残と思われるが、日本各地で野生化しているようだ。栽培をやめたならば、引き抜くなどの後処理をしっかりしてほしいものである。
クサフジ。
沢を見ながら下山したが、魚影はあるもののハヤかカワムツのようだった。静かな散策ではあったが、途中でのストック忘れで、車道歩きばかりとなってしまったのは残念だった。


































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