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May 26, 2021

今月2度目の金剛山高天谷で沢登り

今シーズンの沢登り始めは、ホームの高天谷でしたが、再び高天谷を遡行してきました。

【日程】2021年5月23日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社駐車場12:10~高天滝下12:19~10m大滝下12:31~二俣13:31~郵便道(920m地点)14:01-18~高天彦神社駐車場15:15

前日は岩湧山で裏道踏査をしたこともあり、疲れがそこそこ残っていた。そんな時の疲労抜きには、遡行距離の短い沢登りは実によい。先シーズン終了時に沢靴のフエルトを2足分貼り替えた。前回の高天谷での沢登りで、そのうちの1足を試履きしたが、今回は残ったもう1足の試履きも兼ねることにした。

前回同様に正午からのスタート。すでに高天彦神社の駐車場はほぼ満車状態。前回もそうだったが、週末の高天彦神社の駐車場は満車状態になるようだ。路肩にも駐車はできるので、なんとか駐めることはできるのだが、以前はこんなに駐車する車は多くはなかった。登山者よりも一般観光客が多いようで、コロナ禍で屋外の観光地に注目が集まったからだろうか。調べてみると、高天彦神社は金運パワースポットとして最近注目されているらしい。

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高天滝より入渓。いつも通りに右側に取り付けられているハシゴを使って巻く。

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巻き中にトノサマガエル発見。金剛山の山麓ではよく見かけるカエルだが、住宅地では見られなくなっている。

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近くにホソミイトトンボがいた。

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前回あった岩のヌメリも、今回は雨が続いて、ヌメリの原因である藻が流れてしまったのか、まったく気にはならなかった。3m滝と背後の堰堤は、いつも通りにまとめて左から巻いた。

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かっての10m滝も右から巻く。

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崩壊地の通過で、この時刻としては珍しく、比較的若い男女に追いついた。連瀑帯に入る前に、先に行かせてもらう。

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5m滝は直登。

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連瀑帯の滝はかってはすべて登れたのだが、今シーズンはうまく登れない滝が1つある。上の写真の上にある滝なのだが、出だし部分が突破できない。そこさえ突破できれば問題ないのだが、どうも体のキレが悪く、思い切ったことができない。この滝の登攀が難しくなったのは、おそらくホールドが剥がれたせいだと思うが、それでも先シーズンはなんとか登っていたから、やはり体の問題に違いない。まあ、巻くのは容易なので、ソロの時は無理はしない方が良い。いったん下りて、右から巻いた。

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5mトイ状滝は水流の中にクラックがあるので、クラックに足をねじ込んでいけば問題なく登れる。

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オウギカズラ

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倒木に覆われた二俣に到着。今回も詰めが楽な左俣へ。

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すぐに左俣の大滝で、2段20mぐらい。直登は難しくはないが、ホールドが細かく、高さもあるので、いつも少々緊張する。

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最後の3m滝を越える。

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植林の中を進んでいくと、左上に登山道が見えてくるので、そこに上がって終了。沢靴の方も問題なく、今シーズンは安心して使えそうだ。疲労抜きにはよい沢登りだったが、とりあえずは体の方のキレを戻さねば...

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岩湧山:地図に道のない井関谷右岸尾根と権現尾根

地図に載っていない岩湧山への裏道の調査第2弾として、井関谷の右岸にある尾根と、滝畑ダムの北端の滝尻まで伸びる権現尾根を踏査してきました。

【日程】2021年5月22日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】天見駅9:37〜井関谷林道分岐10:03〜アシ谷ルート合流11:06〜根古峰11:38〜五ツ辻12:08〜岩湧山12:35-49〜ネバシ谷分岐13:09〜梨ノ木峠14:12〜横谷山14:36〜権現山14:55〜横谷林道(衝立岩取付)15:14〜滝尻バス停15:36

緊急事態宣言下で遠出がしにくい状況だが、まだ気温がそんなに高くないこういう時期にこそ裏山を歩いておくべきである。緊急事態宣言が発令してからは、金剛山や岩湧山の周辺で、ハイカーが少なそうなルートばかりを選んで歩いていた。岩湧山周辺では、井関谷と森ノ谷リンドウ尾根とたいら野道を踏査している。今回は岩湧山の裏道シリーズの第3弾として、地形図に道のない井関谷の右岸にある尾根と、滝畑ダムの北端にある滝尻まで伸びる権現尾根を踏査してみた。権現尾根の末端付近には、クライミングのルートがある横谷の岩場があり、顧問をしているワンゲル部のクライミング練習の候補地として考えていることもあり、その偵察も兼ねた。

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出発は南海高野線の天見駅で、駅を出て、流谷方面へ進む。ウツギの花が咲いており、アサマイチモンジが吸蜜していた。

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井関谷林道の分岐から井関谷の右岸の尾根に取り付いた。3週間前に井関谷を詰めたことがあるが、倒木だらけで快適ではなかった。今回はその井関谷の右岸にある尾根を踏査する。

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すぐに獣柵に阻まれかけたが、人用の通り道と思われるトタンで仕切られた所から柵を越えることができた。

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踏み跡はあり、藪漕ぎもない。

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ナルコユリ

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ヨウシュヤマゴボウ(外来種)

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ムロウマムシグサ

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難なく前回に井関谷から詰めたところに出た。

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前回は正面の620m小ピークを越えたが、今回は左から巻くことにした。途中で東へ向かう尾根に入りかけたが、すぐに修正した。

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アシ谷からのルートが合流すると明瞭な道になる。

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フタリシズカ。花穂が3本のものもある。

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根古峰の三角点を超えて、ダイヤモンドトレイルに出る。

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根古峰からはダイヤモンドトレイルを進むが、メジャーなルートなので、さすがにハイカーが多い。岩湧山の山頂でランチを終えたら、さっさと移動する。

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岩湧山の山頂から、これから向かう権現尾根を確認する。

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鉄塔のあるネバシ谷分岐から、ネバシ谷方面の道へ入る。

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明瞭なネバシ谷方面への道をすぐに離れ、横谷方面に向かって真北に進む。このあたりはわかりにくいが、コンパスで真北を確認しながら進めばよい。

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右に谷を見ながら下りていけば、やがて尾根がはっきりしてくる。

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踏み跡や目印も確認できる。急であるので、スリップに注意しながら高度を下げていく。

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途中、木材搬出のための設備の残骸がある。

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やがて比較的緩やかなアップダウンとなるが、部分的に急な所がある。小ピークでは、違った尾根に入りやすいので、方角を確認する。

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林道を右下に見ると、梨ノ木峠である。梨ノ木峠の真下はトンネルとなっている。

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梨ノ木峠を超えてすぐのピークは梨ノ木山というらしい。

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梨ノ木山の次の451mピークが横谷山である。横谷山は以前は滝畑山と呼ばれていたらしいが、令和に入ってから改名されたようだ。

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横谷山にはキノコ型のベンチがある。横谷山から権現山までは山と高原地図には道が記されている。

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学校峠という十字路の手前に、奥立岩が見えるところがある。右に見える岩場が奥立岩で、左に見えるのが権現岩である。

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奥立岩を拡大。クライマーがはりついているのが確認できた。

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十字路である学校峠。西は滝畑ダムへ、東は横谷林道へ、北は権現山へ、南は岩湧山への道である。

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学校峠を越えて、権現山方向に進むと、アルペンチックな様相となる。滑りやすい箇所にはロープがフィックスされている。

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すぐに展望の良い猿の前裁に着く。東側真下は権現岩で、対岸には奥立岩が眺められる。このあたりは横谷の岩場とよばれ、初級から上級までのクライミングルートがある。ワンゲル部のクライミング練習にはよさそうだ。

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西側には滝畑ダム湖と槇尾山が見える。

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後ろを振り返ると、これまでたどってきた権現尾根と岩湧山が見える。

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そのまま進むと、すぐに最後のピークである権現山だったが、こちらは展望がなかった。権現山からはそのまま滝尻方面へ下山できるが、横谷の岩場の取り付きを確認したかったので、学校峠まで戻ってから横谷林道へ下りた。

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横谷林道に下りたすぐの所にある沢を徒渉すると、ゴジラの背や衝立岩への踏み跡がある。奥立岩に直接取り付くには、もう少し滝尻方面へ戻ったところからになる。奥立岩の下部にはゲートロックという初級レベルの岩場があるので、まずはここから始めることになるだろう。

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滝尻バス停に到着して、無事下山ではあったが、バスの時刻まで1時間近くもあることから、三日市町駅まで6.5kmを歩くことにした。途中にあった棚田?には不気味なかかしが多数立っていた。

余計に6.5kmを1時間20分ほどかけて歩いたこともあり、ほどよい疲れで、帰宅後のビールが美味かった。

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May 18, 2021

燈明岳と堀越癪観音

ゴールデンウィークから週末は天気がパッと週が続く。おかげで遠出は諦めがつく。先週末も日曜日は雨予報だったが、土曜日の日中は天気がもちそうだったので、滝畑から大阪府・和歌山県境の蔵王峠付近の散策へ行ってみた。

【日程】2021年5月15日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:53〜光滝寺キャンプ場10:14〜尼滝11:05〜蔵王峠11:28-36〜堀越癪観音12:18-41〜燈明岳13:06-19〜堀越癪観音13:30〜蔵王峠13:57〜光滝寺キャンプ場15:23〜滝畑ダムバス停15:54

今回は、滝畑ダムから大阪府・和歌山県境の蔵王峠付近というおおよその行き先は決めていたが、具体的な目的地やルートは決めずに、思いつくままに歩いてみるつもりでいた。岩湧山や槇尾山方面へのダイヤモンドトレイルに比べると、蔵王峠方面はマイナーなエリアであり、静かな散策が期待できる。

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滝畑ダムバス停から車道を歩き始める。緊急事態宣言下でもあり、レストランやキャンプ場は休業している。ディキャンパーがいないぶん、ライダーやサイクリストが目立つ。

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荒滝キャンプ場のゲートを過ぎて、車道を進んでいくと、右に滝畑四十八滝の1つである荒滝8mが木々の間から見える。

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沢を渡る橋の上に1.5mほどのヤマカガシがいたが、写真を撮る前に逃げてしまった。近畿地方のヤマカガシは黒色系が多いようだ。同じ橋の上にニワハンミョウがいた。

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さらに進むと、車道が沢を巻くようにつけられたところに大きな滝がある。これも滝畑四十八滝の1つで、尼滝3段15mである。車道からは上段の滝4mと中段の滝8mの落口しか見えない。下段の滝は3mで、1段ごとに曲がりくねって落ちている。下から見れば、さぞかし迫力がある滝と思われる。

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フジの花が咲いていた。

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ウツギの花も咲いていた。

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進むと4mほどの滝もあった。

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滝畑ダムから1時間40分ほどで、和歌山県との境である蔵王峠に到着。ここらは堀越癪観音に向かうことにする。

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そのまま車道を進んでも良かったが、どうやら蔵王谷の右岸の尾根にトレイルがあるようなので、途中で引き返してそちらを進むことにする。

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最初のうちは、トレイルと谷との落差があるので、足を滑らせると無事では済まないだろう。

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アカマツから出たサルノコシカケ。

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途中の700m小ピークにあった経塚。役小角が法華経八巻二十八品を埋納したとされる葛城二十八宿経塚の第13番目の経塚であった。

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再び車道に出て、堀越癪観音の方向に歩くと、いきなり茅葺き屋根の集落が現れたので驚く。

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この集落は和歌山県かつらぎ町の堀越集落といって、駐車場と公衆トイレがある。

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集落内にある堀越癪観音を見学する。堀越癪観音は、役行者が、母が癪の病となった際に37日間、治癒祈願のために十一面観世音菩薩像を彫刻したところ、平癒したことを起源とするらしい。上の写真は本堂である。

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茅葺き屋根の社務所。

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役行者の立像。

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樹齢数百年といわれるサザンカの老樹。和歌山県から天然記念物に指定されている。

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観音堂。

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護摩堂。

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すぐ近くにある燈明岳(とうみょうだけ 857m)というピークに登ることにする。

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いきなり現れたアナグマに、途中まで道案内してもらう。

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登山道脇に生えていた茎に棘のある植物。ここ最近目につくようになった草本で、奥美濃でも目撃した。藪漕ぎの時に厄介である。名前がわからないのだが、外来種だろうか。

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ヤマオダマキが咲いていた。

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山頂近くに展望台がある。

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展望台に上がってみたが、木々の枝葉が茂りすぎていて、展望はイマイチ。

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堀越集落から30分ほどで燈明岳に到着。葛城修験道ゆかりの山らしく、山頂には役ノ行者像が祀られている。ここからは三国山に縦走して和泉市方面に下りることして歩き出したが、ストックがないことに気づく。山頂にはなかったので、展望台にも戻ってみたが、見つからない。再び山頂を探してみたが、やはり見つからない。これは集落のトイレに入ったときに、置き忘れたにちがいないということで、堀越集落に下りることにする。

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案の定、ストックはトイレに置き忘れていた。再び燈明岳に登り返す気力はなく、車道だが往路を下山することにする。

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途中、耕作放棄地らしいところで、ヒレハリソウの群落を見つけた。ヒレハリソウは一時はコンフリーの名前でよく知られたハーブで、食用にしたり、何にでも効くということで広まった。厚生労働省は、2004年に、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけると共に、食品としての販売を禁止した。その時の栽培の名残と思われるが、日本各地で野生化しているようだ。栽培をやめたならば、引き抜くなどの後処理をしっかりしてほしいものである。

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クサフジ。

沢を見ながら下山したが、魚影はあるもののハヤかカワムツのようだった。静かな散策ではあったが、途中でのストック忘れで、車道歩きばかりとなってしまったのは残念だった。

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May 09, 2021

岩湧山で裏道調査:紀見峠駅から往復で、リンドウ尾根とたいら野道

岩湧山に地図に載っていない千石谷からの裏道があるという噂を耳にしたので、早速、その調査に行ってみた。

【日程】2021年5月8日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】紀見峠駅10:23〜岩湧山三合目11:26〜五ツ辻12:03〜岩湧山12:29〜千石谷リンドウ尾根入口13:11〜サカモギ谷出合13:42-14:00〜たいら野道入口14:34〜岩湧山15:26-32〜五ツ辻15:56〜岩湧山三合目16:29〜紀見峠駅17:14

岩湧山は金剛山と並んで奥河内を代表する山であり、シーズンを通してハイカーで賑わっている。岩湧山へは、ダイヤモンドトレイルなど一般のハイキング道の他に、先日歩いた井関谷などマイナーなルートも結構ある。今回は、岩湧山の南にある千石谷から岩湧山方面に登る裏道がいくつかあるという情報を得たので、早速その調査に行ってみることにした。

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コロナ禍ということもあり、密になりやすいバスには乗りたくなかったので、距離はあるが、南海高野線の紀見峠駅を起点にした。

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フジの花が見頃であった。

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根古川沿いの林道途中にある越ヶ滝。

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登山道上で見つけたツチグリ。キノコである。

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紀見峠駅から2時間ほどで岩湧山の山頂に到着。そこそこの人数のハイカーが休んでいた。

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山頂周辺は茅場として利用されている草原となっている。この時期はワラビが芽を出すので、ワラビ採りをしている人たちもいた。

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山頂の南側直下に林道があるが、その林道を滝畑側に少し進んだ所に、千石谷への道の入口があった。

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道は概ねわかりやすいが、途中、不明瞭な所もある。基本的に尾根上を忠実に進めば問題はない。目印もしっかりついている。途中、道は九十九折りとなっているところもあったが、別に直線的に尾根を下降することにさほど支障はなかったので、そのまままっすぐに下りた。

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ヤマツツジ

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コバノミツバツツジ

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どうやらリンドウ尾根というらしい。

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そのうちに沢の音がしてくる。左下に沢が見えてくるが、道はこの沢を渡るようについている。倒木が徒渉の障害になっていたが、倒木の上部から巻くことはできた。

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対岸についている明瞭な道を進む。

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徒渉地点の下流部には滝があった。対岸に渡らずに、沢通しに下降した場合は行き詰まることになるので、要注意な場所と言える。

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そのまま進むと、下に千石谷の林道が見えてくる。

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千石谷の林道に出る。リンドウ尾根の入口には、手作りの案内板がついていた。

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千石谷林道を滝畑方面に下っていくと、リンドウ尾根の下降で渡った沢が右手から入ってくるが、下部はやはり滝となっていた。

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さらに林道を下っていくと、岩湧山方面へのもう1つの道の入口を発見する。この辺りを平野というらしい。

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そのまま下っていくと、左手に千石谷の大滝が現れる。15mの直瀑である。

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進むと、さらに3つめの岩湧山方面への裏道入口を発見する。

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サカモギ谷出合まで千石谷を散策した。アマゴらしい魚影があったので、テンカラ竿を振ってみるが釣れず。魚がスレているのか、千石谷では未だ釣果がない。

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平野まで林道を戻って、谷筋のこの裏道を岩湧山へ登り返すことにする。

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すぐに正面に3mほどの2条の滝が現れる。

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道は滝の右岸を巻くようにつけられており、滑りやすい箇所に固定ロープが設置されていた。

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滝上では倒木で道が塞がれていたが、人が通れる隙間はあった。

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この道は、たいら野道というらしい。

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小滝があった。

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急斜面では道は九十九折りにつけられているが、概ね急である。故障しているアキレス腱への負担は大きい。

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水流がなくなる。

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やがて岩湧山の山頂部の茅場が見えてくる。この上でダイヤモンドトレイルと合流する。

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本日2度目の岩湧山。15時を過ぎていたので、ハイカーはだいぶ少なくなっていた。

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岩湧山からは往路を紀見峠駅へ戻った。本日は晴れ予報のはずだったが、終始曇り空の1日であった。今回の調査で、千石谷から岩湧山方面には少なくとも3つの裏道があることがわかった。いずれも入口に手作りの案内板がある。今回はそのうちのリンドウ尾根とたいら野道を歩いた。どちらも道は急で、沢筋では注意は必要だが、千石谷からのルートとしては使えるだろう。紀見峠駅からの往復だったので、総距離18.6km、行動時間7時間、累積標高差1370mと、結構いい運動量であった。

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May 05, 2021

今シーズンの沢始め:金剛山 高天谷左俣

今シーズンの沢登り始めは、ホームの高天谷へ。高天谷は流程は短くても、滝が多く、お手軽に楽しめる裏山の沢である。

【日程】2021年5月4日(火)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】 高天彦神社駐車場12:09~高天滝下12:18~10m大滝下12:32~二俣13:51~郵便道(920m地点)14:21-31~高天彦神社駐車場15:24

前日に歩いた井関谷と森ノ谷は単なる沢歩きで、沢登り要素はなかったので、本日の高天谷が今シーズンの沢登り始めとなる。

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遅めの自宅出発で、入山口である高天彦神社に着いたのは、12時近く。GWということもあり、高天彦神社の駐車スペースはすでに満車状態だったが、かろうじて路肩に駐めることができた。どちらかというと登山者よりも一般観光客で賑わっていたのには驚いたが、天気が悪いGWの中の晴れ日ということもあるだろう。

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今シーズン初の沢装備を装着して、入渓地点の高天滝を目指して登山道を進む。沢靴は、先シーズン終了後にフエルトを貼り替えたばかりである(2020年10月の記事)。10分ほど歩くと、高天滝6mが正面に現れる。

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高天滝は過去には直登したことはあるが、その時の登攀力はもうないので、右にあるハシゴを利用して巻く。シーズン最初としては無理はしない方がよいというのもある。巻きの下りにもハシゴがある。

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3m滝と背後の堰堤が現れる。これはまとめて左から巻く。巻き道にはワイヤーやロープが固定されているが、少々緊張する。

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沢が開けて、しばらく進むと、かっての10m滝が現れる。今は沢床が埋まって2mほど滝が低くなった感じである。これは右から大きく巻く。この巻きはいつもガレで苦労する所だが、今回は比較的スムーズに巻けた。滝の近くから巻きに入るのがよいようだ。

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崩壊地を通過する。

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崩壊地を抜けると、樹林の中に入り、連瀑帯となる。

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5m滝は直登する。

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ゴルジュの様相となる。

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モミジガサ

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ゴルジュの中を進む。連瀑帯のほとんどの滝は直登できる。シーズン最初ということもあり、体のキレはイマイチ。慎重にマッタリと進む。

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5mトイ状滝はいつもシャワーを浴びるが、今回はそれほどは浴びなかった。

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壊れた堰堤を通過する。

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タチツボスミレ

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倒木に覆われた二俣に到着。本流は右俣だが、すっきりした左俣を進む。

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すぐに2段20mの大滝が現れる。直登は難しくはないが、高さがあるので要注意!

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大滝の落口。

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6m滝は直登。

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最後の3m滝を直登する。

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流れが緩やかになり、植林の中を進んでいくと、左上に郵便道が見えてくる。

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郵便道に出て、遡行終了。沢装備を解除する。金剛山の山頂は人だらけだろうから、ここから下山する。

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イカリソウ

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高天彦神社に下山。出発時より車の数は減っていた。

往復3時間ちょっとの沢登りだったが、シーズン最初ということもあり、体のキレはイマイチだった。その分、マッタリと遡行できたのはよかった。沢では誰にも会わず、実に静かだった。まだ今シーズンのスキーを諦めたわけではないが、沢の方もぼちぼちスタートさせていきたい。

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岩湧山周辺にて井関谷と森ノ谷を調査

天気がパッとしないGWだが、5/3-4は晴れ予報とのこと。緊急事態宣言下でもあり、遠出はしないでいたが、引きこもっていては体力も免疫力も落ちる。ハイカーがいない所ということで、まだ歩いたことのない裏山の沢の調査へ行くことにした。岩湧山近くの根古峰の北面にある井関谷と、千石谷の左岸にある支谷の森ノ谷を歩いてみた。

【日程】2021年5月3日(月)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 井関谷・森ノ谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】天見駅9:10〜井関谷林道入口9:37〜林道終点9:52〜620m小ピーク10:52〜根古峰11:21〜阿弥陀山前分岐11:39〜五ツ辻11:51〜森ノ谷分岐12:12〜南葛城山への林道13:20〜阿弥陀山前分岐13:59〜根古峰14:15〜アシ谷分岐14:41〜アシ谷林道入り口15:18〜天見駅15:40

大和川の支流である天見川は、南海高野線の天見駅近くで、西から流谷川が流れ込む。その流谷川には、紀見峠から根古峰にかけての稜線に源を発する複数の支谷が流れ込む。それらの支谷の1つが井関谷である。これらの支谷には林道があり、稜線へ通じる道もあったりする。それに対して、大和川本流は滝畑ダムの上流で千石谷が東から流れ込む。千石谷の左岸には、クレン谷、サカモギ谷、ソノ谷など沢登り要素の高い急峻な支谷が流れ込んでいる。それらの支谷の中で最も東側に位置するのが森ノ谷である。井関谷も森ノ谷も最新の山と高原地図には道がついていないが、古い地図には道がついており、過去には登山道として使われていたようである。今回は双方の谷の現状を調査し、沢登り要素があるかを探るのが目的である。そのような場所にはまずもってハイカーは来ないので、静かな山歩きも楽しめるだろう。念のため、ヘルメット、補助ロープ、沢靴などの沢装備もザックの中には入れておいた。

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ちょっとゆっくりめだが、9:10に天見駅をスタートし、流谷川沿いの道を進む。

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30分ほどで、井関谷林道分岐に到着。

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林道を進む。井関谷の水量は少ない。

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林道を15分ほど歩くと、林道の終点になり、堰堤が立ち塞がる。この堰堤は右から巻く。

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堰堤の上に出る。ここからは沢筋を進むことになるが、踏み跡はあるので、沢装備は装着せずに、トレランシューズのままで進む。

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途中に小滝がいくつかあったが、直登も巻きも容易である。

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倒木が沢を埋めるようになる。倒木が幾重にも積み重なっていたりして、倒木の上をまたいだり、下をかいくぐったりで、通過に難儀する。

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倒木帯を過ぎると、ほぼ水流はなくなるが、踏み跡はある。

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やがて、うっすら二俣のような地形となり、ここで右岸の尾根上に詰め上がる。

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固定ロープがある。バリエーションルートとして整備している人がいるようだ。

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尾根に上がると、踏み跡というか道がある。そのまま620mの小ピークへ登る。

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620m小ピークに到着。

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そのまま進むと、アシ谷からの道と合流し、明瞭な道となる。

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九十九折りの登りとなる。

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根古峰の三角点に到着する。

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看板もある。

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ダイトレに出る。ここからはそこそこの登山者と出会う。

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五ツ辻までダイトレを進み。ここから千石谷への林道に下りる。

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舗装された林道を下っていく。

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ラショウモンカズラ

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森ノ谷への入口は見過ごしやすいが、踏み跡がついている。

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そのまま進むと森ノ谷の堰堤が立ち塞がる。強引に左から巻くこともできそうだが、踏み跡を少し戻る。

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明瞭な踏み跡があるので、それを進むと堰堤を巻ける。所々にテープが貼ってある。

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ユキザサ

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2つめの堰堤が現れるが、踏み跡沿いに進んで巻く。

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二俣となり、左俣は連瀑となっている。

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本流は右俣だが、こちらも滝が続くようだ。ここで沢装備の装着も考えたが、

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テープで示された踏み跡は上に上がっているので、滝を巻けるようだ。トレランシューズのままで進むことにする。

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左岸にある踏み跡沿いに進んで滝を巻く。

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3mぐらいの滝が下に見える。

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滝があったのはこの箇所だけで、あとは平凡な沢歩きとなる。

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小滝があったりはするが、問題はない。

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沢の傾斜が緩くなると、石垣が現れる。建物があったのか?

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生活の名残か?

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建物の基礎部分か?

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そのまま貧弱な流れとなった沢筋を進む。

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水流がなくなって、明瞭となった道を進む。

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南葛城山への登山道に出る。

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登山道を根古峰方面へ戻る。

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ヤマブキ

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クサイチゴを訪化するトラマルハナバチ。

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根古峰に戻る。

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往路をアシ谷分岐まで戻る。

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九十九折りをアシ谷まで下る。

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アシ谷林道に出る。あとは林道を下るだけ。

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途中に水場があった。

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流谷に出る。あとは天見駅まで流谷川沿いに歩くだけ。

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天見駅に無事下山。

結論として、井関谷も森ノ谷も沢登り要素は低かったが、沢装備を必要としないバリエーションルートとしては充分に楽しめた。部分的に主要な登山道を歩く箇所はあったが、概ねハイカーも少なく、GWとしては鈴かな山歩きができたのはよかった。これで金剛山と岩湧山周辺の谷はほぼ歩いたことになるのだが、まだ魅力的な谷は残っているだろうか。

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