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March 30, 2021

伯耆大山遠征1:あわや滑落の七合沢滑走

昨シーズンは雪不足のために行けなかった伯耆大山だった、今シーズンは3月26日〜28日の日程で遠征を行った。大山のシーズンスタートは積雪豊富で良かったようだが、3月に入ってからの気温上昇で急激に雪融けが進み、平年よりも残雪はかなり少ない状態だった。それでもそこそこ楽しめた今回の遠征であった。まずは、あわや滑落しかけた七合沢滑走の報告です。

【日程】2021年3月26日(金)
【山域】中国
【場所】伯耆大山
【メンバー】Fukikoさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】南光河原駐車場7:58〜夏山登山道入口8:02〜三合目8:53〜五合目9:28〜六合目避難小屋9:55-10:15〜八合目10:50〜弥山(頂上碑)11:33-12:01〜七合沢滑走〜元谷大堰堤13:15〜南光河原駐車場13:58

大山の夏山登山道からの滑走は、過去にも、2015年3月2017年4月に八合沢、2018年2月に行者谷、2018年3月に七合沢を滑っている。今回は残雪不足という情報から、滑るならば七合沢が無難だろうと考えていた。今回のパートナーは、過去に何回も一緒に大山を滑っているベテラン山屋のFukikoさんだ。朝に米子自動車道の蒜山高原SAで合流し、夏山登山口の駐車場に向かった。

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週末はすぐに満車になってしまう南光河原駐車場だが、平日だけあり、余裕で駐車できた。ただし雪は平年よりかなり少ない。

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スキーを担いで、夏山登山道を登る。二合目までは登山道場に雪はなかった。今回はスキーを担ぐということで、ギアは、軽量テレマークビンディングである22デザインのリンクスをつけた軽量板BDヘリオ95の組み合わせである。ただし、ブーツはNTNブーツのスカルパTXプロなので、少々硬くて歩きにくい。

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絶望的に雪のない状態は、三合目から改善された。ようやく雪が現れたが、雪はまだつながってはいない。登山者はこのあたりからアイゼンを登山靴に装着していたが、雪は緩み始めているので、アイゼンを装着しなくても特に問題はなかった。

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元谷への登山道分岐を左に見送り、樹林帯を抜けると、一気に展望が開ける。そのまま登り続けると、すぐに六合目避難小屋が現れて、ここで休憩とする。こんなに雪の少ない状態なので、我々ぐらいしかスキーヤーはいないだろうと思っていたが、上から2名のスキーヤーが滑ってきた。2017年4月にこの大山でお会いした広島のATスキーヤーのyasiyasiさんだった。yasiyasiさんは、友人1名と一緒に、ちょうど七合沢のトップから1本滑ってきたところだった。さらにテレマーカーが1名登ってきた。誰だろうと思ったら、以前にテレマーク関西講習会で何度も一緒になった山口のKさんだった。山頂から南面を滑るそうで、久しぶりの再会だった。バックカントリーやテレマークスキーの世界の狭さを感じたが、それが良いところでもある。

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元谷方面を見下ろすと、元谷避難小屋まではなんとか滑れそうな感じだ。

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七合沢も良い感じだ。

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七合沢の上部から2度目の滑走の準備をするyahiyasiさんとその友人。テレマーカーのKさんは、軽快にどんどん先を登って行った。

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私とFukikoさんはのんびりと風の強い八合目を通過する。山頂台地に出ると風が和らぐ。山頂台地もなんとか滑れそうだ。いつもならばシールをつけるところだが、歩いた方が速そうなので、そのままスキーを担いで登る。

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間もなくして山頂避難小屋が現れる。この避難小屋の直下で雪は途切れたので、スキーはそこにデポしてきた。

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すぐ小屋の上が弥山の山頂碑である。弥山の最高地点はすぐ先のピークだが、何度も山頂には立っており、スキーを使えるわけでもないので、登りはここまでとした。

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山頂避難小屋内でランチとする。Kさんはいなかったので、すでに南面にドロップしたのだろうか。南面へ下りると、車の回収は大変だと思うが、地道に山麓を歩いて戻るのだろうか。

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スキーをデポした地点まで戻り、そこから山頂台地の滑走へ。テレマーク向きのなだらかの斜面だが、快適ザラメで気持ちよかった。八合目手前で雪が途切れるので、そこでいったんスキーを脱いで、尾根に出てから再びスキーを履いた。

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強風が吹く尾根上を、弥山沢を右下に見ながら慎重に滑る。つづいて八合沢を右下に見て、登山者に注意しながら、慎重に高度を落とす。強風に吹かれているこの箇所は雪が緩んでいない。

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七合沢のトップに出る。ここを元谷まで滑るのだが、上部は雪が緩んでおらず、急斜面でもある。おまけに例年より雪融けが進んでいて幅が狭いので、慎重な滑りが要求される。最初の1ターンをジャンプターンしたら、ブーツがビンディングのリンクスから外れてしまった。滑落中に片方の板も外れる。咄嗟にウィペットで滑落を止めることはできた。下部は緩んでいたので、そのまま滑落してもなんとかなったかもしれないが、実に冷や汗ものだった。22デザインのリンクスは、登りでもクトーを使うようなクラストした斜面でも外れたことが何度かあった。今回はクラストした斜面の滑りだったが、エキストリーム系などうシビアな場面では、とても使えないギアだと改めて思った。私の滑落シーンを見たFukikoさんは、さらに尾根上を慎重に高度を落としてから滑り降りてきた。

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そんな危ういこともあったが、下部は快適なザラメ雪の滑走となった。

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元谷避難小屋まで滑ることはできたが、下部は小石が多く、板でそれらの小石を踏んでしまったことから、ソールに傷がついてしまった。まあ、すでにこの板のソールは傷だらけではあるのだが...

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元谷大堰堤からは、右岸にある林道を、例年ならば残雪上を多少は滑っていけるのだが、今回は残雪が少なく、スキーを担いで下山した。

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大山寺の山門の前を通って、南光河原の駐車場に戻った。

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大山の西面は本当に雪が少ない。この風景からは、とても滑れるとは思えないだろう。

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下山後は豪円湯院で汗を流してから、地元の回転寿司である寿司みなと福市店にてディナー。Fukikoさんが運転手をしてくれたので、私はアルコール摂取OK。

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ここはネタが新鮮。上はアカミズ(キジハタ)の寿司で、最高に美味い。日置桜など鳥取の地酒と一緒に堪能した。

YouTubeにアップした記録動画です。今回は残念ながらカメラのスイッチが入っていなかったりで、肝心の滑落シーンが映っておらず、滑走シーンも少ない。あまり内容はないですが、お暇な時にでもご笑覧ください。

伯耆大山遠征2につづく

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