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January 26, 2021

必要緊急事態でのワンゲル部山小屋の雪下ろし

奥美濃に私が顧問をしているワンダーフォーゲル部の山小屋がある。例年ならば、ワンダーフォーゲル部の現役部員が12月末と2月に雪下ろしを行っているのだが、大学が新型コロナ感染対策のために学生の課外活動での合宿を禁止しているため、今年度は出動できない状況になっている。

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(寒波前の山小屋)

年末の12月27日から30日まで、私は若いOBと一緒に、この山小屋に滞在していたのだが、その時点で屋根上にはおよそ80cmほどの積雪があった(上の写真)。

その後、年末年始と1月3連休の2回の寒波があり、一気に2mを超える雪が積もったことが想定された。新型コロナウイルス流行で緊急事態宣言が出ていたが、そんなことは言っていられない明らかな必要緊急の事態であった。当初から裏山でのBCのために入舎の予定をしていたこともあり、雪下ろしを手伝ってもいいと言ってくれるスキー仲間のKaoriさんとたっさんの2名、そして雪下ろし目的メインのOB2名と一緒に、1月16日〜17日の日程で山小屋入りした。

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(2回の寒波後の山小屋)

屋根上の積雪は、想定よりも多い2m越えで、2m近い雪庇までも張り出していた(上の写真)。たぶん今回入っていなかったら、山小屋倒壊の危機だったかもしれない。

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2m近く張り出した雪庇のため、最初の突破に苦労する。

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最初の突破は一人しか作業できないが、なんとか屋根上へのルートを切り開く。

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ようやく複数人が屋根の上に乗れるようになった。

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その後は作業が急速に進む。

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危険な雪庇ははしごを使って落としていくが、不安定なハシゴ上からの作業は高度なテクニックが要求される。たまった積雪は、下層は重さで密度が高くなり氷に近い状態になってしまい、簡単には切り出せない。

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2日間の作業で、構造的に弱い庇上の雪だけをおおよそ落とすことができ、山小屋倒壊は免れた模様。2月に本格的な雪下ろしを予定しているが、それまではおそらくもってくれるだろう。

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さすがにゲストのKaoriさんとたっさんを雪下ろしで2日間丸々拘束するのは申し訳なかったので、日曜日の午前は、私のプライベートゲレンデでもある裏山のBCルートをご案内した。

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残念ながら前日の気温上昇と雨で、表面がクラストし、見事なモナカ雪であった。降雪直後ならば最高のパウダーが味わえるところなのだが。午後からはまた雪下ろしに戻る。

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2日間の作業を終えて、スキーを履いての山小屋から退去。

隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場は、従業員に新型コロナ感染者が複数出たため、急遽、1月16日(土)から臨時休業となっていたが、1月23日(土)から営業を再開している。

今回、OB等が雪下ろしに急遽出動したのは、現役部員が大学からの合宿禁止要請のため出動できないからだが、ワンダーフォーゲル部の山小屋のために重症化リスクのある年配のOBが出動しないといけない状況はおかしな気がする。必要緊急の事態であるのだから、感染対策をしっかりしたうえで、現役部員が出動できるような体制を作れないものか、大学と交渉していく必要があるだろう。

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