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October 06, 2020

和泉葛城山 コースケ滝谷:圧巻の100mナメ滝と倒木地獄

9月一杯で今シーズンの沢は終了したつもりでいたが、10月に入っても、関西ではいまだ気温が高く、充分に沢に行ける気候である。そんな時に、たっさんから、「週末の予定が空いているのでどこか行かない?」いうお誘いがあった。どこに行くべきか迷ったが、近場の和泉葛城山に100mのナメ滝があるらしいという情報を得たので、早速、その滝を見に行くことにした。たっさんにとっては、5年ぶりの沢歩きとなるらしい。目的の100mのナメ滝があるコース滝谷は、そこそこ滝もナメもあって迫力も美しさもあった。近場にこんなよい沢があったとは驚きであった。噂の100mのナメ滝であるコースケ滝は特に圧巻だった。一方で、一昨年の台風被害による倒木が美しいナメを覆ってしまっていたのは残念であった。これらの倒木さえなければ、和泉の沢としてはダントツのよい沢と言えるだろう。

【日程】2020年10月3日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】紀ノ川水系 西谷川 コース滝谷
【メンバー】たっさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】和泉葛城山展望台駐車場8:33~三股9:42-10:09~コースケ滝下10:59-11:14~630m二俣12:15~和泉葛城山展望台駐車場13:23

コースケ滝谷は、和泉葛城山の南面(和歌山側)に流れを発する。和泉葛城山は、紀泉高原スカイラインが山頂部を通っているので、車で山頂部にアプローチできる。大阪側からコースケ滝谷にアプローチするならば、和歌山側からよりも、山頂部に車でアクセスした方が距離的にも近い。よって、山頂部の展望台駐車場に駐車して、南にのびる尾根をコースケ滝谷出合に下降してから遡行することにした。

前夜に和泉葛城山に向かったが、なんと牛滝温泉からの林道(林道牛滝線)が土砂崩れのため通行止めであった。おかげで、犬鳴山温泉まで大きく迂回することになってしまい、予定の倍近い距離と時間がかかってしまった。後でわかったことだが、林道による迂回路があったらしい。事前にもう少し調べておくべきだった。

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この夜は満月ということで、駐車場で月を見ながらビールと日本酒を楽しんだ。金曜の夜ということもあり、結構、車の出入りが多かった。酔いが適度に回ってきたところで眠りについた。

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翌朝は遅めの起床で、準備を始めた。

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展望台にある東屋の右側から、コースケ滝谷出合である三股へ下降する尾根に取り付いた。

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この尾根は、地形図には道がついているものの、上部は笹藪に覆われたりして、道がかなり消えかけていた。

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所々に倒木もあって歩きにくい。一方で、下部は道がしっかりしていて、目印もつけられていた。三股まではほぼ尾根に忠実な下降だった。

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コースケ滝谷の堰堤下に出た。出合よりも少し上流である。ここで沢装備を装着する。この堰堤は左から越える。

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スタートは、和泉の沢らしいじじむさい渓相だ。

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大きな堰堤が現れ、左から越える。

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すぐに最初の滝である7m滝が現れた。

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初老2名は無理せずに、少し戻った所から左岸を巻いた。

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つづく2m滝は難なく越える。

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10m滝が現れる。

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右のクラック沿いを登る。

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2mナメ滝。その後は小滝とナメがつづく。

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2m滝。

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2段というか、手前がナメの2m斜滝で奥が2m。

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2mのナメ斜滝。

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ナメ。

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2条2m滝。

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倒木が流れを覆うようになる。倒木の下には2mほどのナメ斜滝があった。

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美しいナメが倒木に覆われているのは残念だ。この倒木はおそらく2年前の台風21号によるものだろう。

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ナメ。

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ナメと小滝。

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ナメがつづく。じじむさい沢が多い和泉の沢としては、なかなかの美しい渓相である。

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突然、大きな岩が目立つようになる。

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2mのナメ滝だが、岩盤はさらに奥まで続いている。

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その奥が100mのナメ滝であるコースケ滝だった。上部まで続くなかなか迫力のある滝である。和泉の沢にはこのような滝はほとんどない。直登は、手がかりがなさそうで、フリクション的にもきつそうだったので、左側の樹林沿いを登ることにした。

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コースケ谷の中間部。

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掴む木はたくさんあるので、ロープは使わなかった。

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コースケ滝上部。

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コースケ滝を見下ろす。落口に出るところで、念のためロープを出したが、すぐに落口だった。

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その上もナメはつづく。

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3m斜滝。

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コースケ滝で大きな滝は終わりかと思ったら、10mのナメ滝が現れた。

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右岸から巻くが、泥壁部分は滑りやすかった。

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まだナメが現れる。

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だんだん倒木がひどくなる。倒木が美しいナメを覆ってしまっているのは実にもったいない。

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完全に流れが倒木に覆われてしまった。倒木の下を潜ったり、上をまたいだりして、実に難儀しながらの通過となった。

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斜面に倒木が目立つ。倒木の原因は、2年前に関西に大きな被害をもたらした台風21号と思われる。それよりも過去であれば、美しい谷の中を快適に遡行できたのかもしれない。

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ナメの上を2条に水が流れているところが二俣だった。ここは左俣を進む。

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大きな岩と倒木が目立つ。斜面から崩れてきたのだろう。

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さらに倒木がひどくなるとともに、トゲのある草木の藪漕ぎとなり、遡行が困難を極めるようになる。やがて稜線から落ちてきたであろうタンクなど人工物が目立つようになる。

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沢に忠実な直進は二進も三進も行かなくなり、左の樹林に逃げることにする。

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樹林内に逃げると、ササはあるが、藪漕ぎとしてはかなり楽になる。

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アケビがあったので、甘い果肉を口に入れる。元気が出たところで、最後の一踏ん張り。

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まもなく建物の裏に出て、建物を回り込むようにして展望台に出た。運よく観光客を驚かすことはなかった。下降が先だったので、下山がないのは何とも言えない気分だ。

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沢装備を解除してから、サンダルで石段を登って、和泉葛城山のピークも踏んでおいた。

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和泉葛城山のブナ林は、ブナの日本の分布南限にあたる貴重な林であるが、衰退が進んでいるようだ。

コースケ滝谷は、滝もナメもそこそこあって、迫力も美しさもあった。近場にこんなよい沢があったとは驚きであった。噂の100mのナメ滝であるコースケ滝は特に圧巻だった。一方で、一昨年の台風被害による倒木が美しいナメを覆ってしまっていたのは残念であった。これらの倒木さえなければ、和泉の沢としてはダントツのよい沢と言えるだろう。

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コースケ滝谷の遡行図です。

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Comments

コースケ滝!100mって凄いすね。長らく光明池に住んでましたけど全く知らなかったっす。

Posted by: 鎌ちゃん | October 07, 2020 05:10 PM

コメント有り難うございます。
コースケ滝には驚きました。
私も直前にこの谷の情報を得ましたが、金剛山や滝畑の千石谷流域に比べると、こちらは情報が少ないですよね。

Posted by: マメゾウムシ | October 07, 2020 06:20 PM

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