シルバーウィークは奥美濃方面へ
観光地の混雑が予想されるシルバーウィーク。山もメジャーなエリアは混雑は避けられない。マイナーなエリアと言えば、通い慣れたワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面だ。白山方面は秋雨前線の影響が少なそうだという天気予報もそれを後押しした。奥美濃の石徹白周辺にはそこそこよい沢はあるのだが、基本的に一部の山を除いて登山道がないので、沢登りに来る人はそう多くはない。釣人も車で横付けできる林道がある本流や支流には多いが、源流部まで入る人は少ない。そんな訳で、シルバーウィーク4日間はワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面で遊ぶことにした。パートナーはワンゲル部OBの若きHくん。その判断はまさに正解で、沢の中では誰にも会わず、釣果もそこそこあり、楽しく静かに過ごすことができた4日間であった。
山に行く時は、大抵いつも前夜に出て、現地到着後に車中で仮眠してから行動開始となる。そのため1日目はいつも寝不足の状態で、パフォーマンスが大抵悪い。特に50歳を過ぎてからは、そのパフォーマンス低下が著しい。今回は山小屋利用なので、山小屋で仮眠できるのは少し楽だが、翌朝が寝不足であるのは変わらない。おまけに晩酌もしてしまった。そんな訳で、シルバーウィーク1日目はウォーミングアップ程度ということで、山小屋から歩いて行ける近場のプライベート釣り場に久しぶりに行くことにした。
10時という渓流釣りとしてはだいぶ遅い時間に山小屋を出発した。他の沢であれば、すでに先行者がいる時間だ。この沢はアプローチがわかりにくいため、滅多に人も入ってこない。だからこんな遅い時間に出発しても大丈夫なのだ。沢に入ると、前日までの雨で水量はやや多めという感じだった。
基本的に藪沢なので、テンカラ釣りでは毛鉤が木によく引っかかってしまう。それでも小さな沢の割に魚影は濃いため、イワナはそこそこは釣れる。しかしながら、以前に比べるとイワナがスレてきている。時々人の入った形跡もあるので、最近は釣人もたまには入っているのかもしれない。小さい沢なので、できれば魚は持ち帰らないでほしいものである。
終了地点まで釣り上がったらすでによい時間で、山小屋に戻ってきたら15時を過ぎていた。ちょっと早めだが、翌朝の早起きのため、早速、ソーセージを焼いて、ビールを開ける。
肉も焼き、魚も焼く。これはイワナではなく、赤魚の一夜干しである。
伏見の酒も開ける。原酒なので19度とアルコール濃度も高め。
最後はガーリックチャーハンでしめた。初日から飛ばしてしまったが、早めに切り上げることはできた。
イワナ谷遡行・推高谷右俣下降につづく
Comments
ワンゲル小屋周辺は、これからいい季節になりますね。
今年の紅葉は期待できそうですか?
Posted by: cima | September 24, 2020 09:04 PM
朝と夕の気温はだいぶ下がってきたので、これからしっかり冷え込んでくれれば、紅葉もいい色づきになるかと思います。
先シーズンはよくなかったので、今シーズンは期待したいところです。
もちろん雪の方も。
今年のキノコ狩りは11/7-8で予定していますので、ご都合がつくようでしたら。
Posted by: マメゾウムシ | September 25, 2020 11:22 AM