今季3度目の高天谷は午後からソロでサクッと遡行!
台風10号が近づきつつあり、天気が不安定な週末の予報。この週末は遠征せずに、天気が良さそうな土曜日に、午後からホームの金剛山高天谷をソロでサクッと遡行してきた。
【日程】2020年9月5日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷右俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社駐車場12:06~高天滝下12:16~10m大滝下12:28~二俣13:14~郵便道(920m地点)13:39-13:55~高天彦神社駐車場14:41
9月に入っても盛夏のような暑さが続く。このところ毎日のように午後には夕立があり、天気は不安定である。おまけにこの週末は台風10号も近づきつつあり、天気が読みにくい。そんな週末は遠出せずに、天気が良さそうな土曜日に、午後からホームの金剛山高天谷をソロでサクッと遡行してきた。高天谷は今季は4月と6月に遡行しており、今季3度目の遡行となる。
高天彦神社の駐車場に着くと、ほぼ満車に近い状態。一般観光客の車もあるが、登山者も結構いる模様。この暑さでの一般ルートは結構キツいと思うが、よく行くなと思ってしまう。支度を始めると、カメラ、GPS、ココヘリ、沢用手袋などいろいろと忘れ物をしているのに気づく。当日に急な思いつきで慌てて準備をしたこともある。そういう時はやはり忘れ物が多くなる。過去には沢靴や登山靴を忘れたことがあり、急遽、現地調達したこともある。とりあえず、沢装備とスマホはあるので、予定通りに行くことにする。
入渓地点の高天滝6m。このところ毎日のようにある夕立のせいか、水量はいつもより多い感じ。ソロなので無理せず、左岸に取り付けられているハシゴを使って巻く。
すぐに3m滝とその背後の堰堤が現れる。いつも通りに右岸からまとめて巻く。
沢が開けて、かっての10m大滝が現れる。沢床が土砂で埋まってしまい、今は8mぐらいの高さである。ここもいつも通りに左岸から高巻く。高巻き道には結構新しい踏み跡がしっかりついていたので、ある程度の人数が直前に入った感じがする。滝上でソロの若者男性に追いつく。午後に入渓して、遡行者に会うのは初めてである。先に行かせてもらう。このソロの男性以外にも入渓者はいただろう。
崩壊地の通過になるが、フサフジウツギが咲いていた。
崩壊地を抜けると、樹林内に入るが、ここが連瀑帯の入口になる。ここからの滝はほぼすべてが直登できる。
小滝をいくつか超えて、まずは倒木がかかっている5m滝。ちょっとバランスが要だが、倒木はしっかり引っかかっているので掴んで登れる。
ゴルジュチックな風景もあり。
トイ状5m滝はシャワーを浴びながら登る。
落口から下を覗く。
土砂で荒れた区間となり、壊れた堰堤を過ぎる。昔はもう1つ古い堰堤があった。
一応、ナメもあるが、土砂で埋まってきている。
二俣は倒木で埋まっていた。
右俣側は上流側が見えないぐらいにひどい。6月に来た時も多少は倒木があったが、ここまでひどくなかった。この2ヶ月の間にここまでの倒木の堆積が起こったらしい。
本流は右俣だが、詰めが楽な左俣を進む。左俣はすぐに大滝だ。かっては4段40mだったらしいが、現在は2段で20mぐらいの高さである。かなりの部分が土砂で埋まってしまったのかもしれない。1段目の終了地点の木に、支点に使ったと思われるスリングとカラビナがかかっていたので、回収しておいた。汚れていなかったので、直前に入渓したパーティーのものだろう。
回収したスリングとカラビナ。持ち主は連絡ください。
2段6mぐらいの滝。1段目は3m。2段目は斜滝といった感じで、2段目を滝に含めないという見方もできる。
最後の3m滝を越える。
植林の中の緩い流れとなる。このまま詰めていくと、右岸側に郵便道が現れる。
郵便道に出て沢装備を解除。1時間半ほどでサクッと登ってしまった。下山しようとした時に、途中で追い抜かせてもらったソロの男性がちょうど登って来た。
この日も夕方に激しい雷雨となったが、その前に下山できた。高天谷は気が向いた時にサクッと行けるお手軽なホームの沢である。
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