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September 25, 2020

奥美濃 ブナゴヤ谷から別山谷往復(庄川水系尾上郷川)

シルバーウィークの前半はワンゲル部山小屋をベースに過ごしたが、後半は石徹白から山越えにて、1泊2日で庄川水系尾上郷川上流部の別山谷をブナゴヤ谷から往復してきた。今シーズンは新型コロナウイルス流行による自粛や天候不順もあり、沢泊をまだしていなかった。シルバーウィーク後半は天気が良さそうなので、沢泊にはよい機会だ。そんな訳で、今シーズン最初で最後?の沢泊山行となった。当初の予定では、別山谷から一ノ峰と二ノ峰の間に詰め上がるカラスノウシロ谷を遡行して稜線に戻る予定だった。別山谷への単なる往復となったのは、今回は偵察程度でいいやという私の気まぐれからであったが、来シーズンへの楽しみを取っておくためでもあった。

【日程】2020年9月21日(月)〜22日(火)
【山域】奥美濃
【渓谷名】庄川水系 尾上郷川 ブナゴヤ谷・別山谷
【メンバー】Hくん、マメゾウムシ
【天候】9/21 晴れ、9/22 晴れのち曇り
【コー スタイム】
9/21 石徹白登山口7:37~神鳩避難小屋9:13-40~20m大滝上11:23~ブナゴヤ谷1260m12:40~ブナゴヤ東の谷1240m13:05-21~別山谷14:08~幕営地15:43
9/22 幕営地7:06~ブナゴヤ東の谷出合7:40~ブナゴヤ東の谷1240m8:22~ブナゴヤ谷1260m8:45~20m大滝下高巻き開始10:46~神鳩避難小屋12:55-13:20~石徹白登山口14:28

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前夜は年輩のワンゲル部OBたちも山小屋に来られ、そこそこ飲んだ。そんな状況では翌朝はそんなに早立ちはできるわけもなく、石徹白登山口に着いたのは7時と遅めであった。登山口の駐車場は上段はすでに満車であったが、下段になんとか駐めることができた。石徹白登山口は白山の登山口の中では本峰から遠いためマイナーな方であり、新型コロナウイルス流行のこともあり、そんなに登山者はいないだろうとつい油断していた。さすがはシルバーウィークだけある。これまでの外出自粛の鬱憤を晴らすかのように、多くの人が山に向かったのだろう。

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重荷を担ぐのは6月の立山スキー以来だ。ターブ泊でだいぶ軽量化はしたはずだが、酒類は軽量化していないので、そこそこは重い。石徹白大杉までは階段では早速息が上がる。

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急登を登り切ると、銚子ヶ峰が姿を現す。

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登山口から1時間半ほどで神鳩ノ宮避難小屋に到着。ここで沢装備を身につける。

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神鳩避難小屋上の小ピークを越えたコルより下降を開始する。最初だけ藪漕ぎだが、すぐに沢地形となる。

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倒木や浮き石などで歩きにくいが、やがて水が出てくる。

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さらに下降していくと、ナメ床も現れる。標高1500mのこのあたりで、すでにチビイワナが走るから驚きだ。

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水量も増えてきたところで、滝も出てきた。この5m滝は左岸から巻き下った。

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さらに大きな滝が我々の進路を塞いだ。2段20mの大滝だ。

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30mロープを2本結んで、懸垂下降で下りる。

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また滝だ!

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左岸から木を掴みながら巻き下ったが、美しい10m滝だった。

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さらに滝が続く。

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この滝も左岸から巻いたが、5mほどの斜滝だった。

1260ぐらいになると右岸側の尾根が低くなるので、下部のゴルジュを避けるためにその尾根を乗っ越して1つ東の沢に移る。獣道と水路みたいなところを歩けたので、藪漕ぎはさほどキツくなかった。

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1つ東の沢に出た。

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こちらの沢にも滝はあったが、巻いて下れる。この4mほどの滝は左岸から巻いた。

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次の5m滝は念のため懸垂で下ったが、右岸から下りられそうだった。

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ようやく本流の別山谷に出た。ここまで登山口から6時間半ほどかかった。あとは快適な幕営地を見つけるだけだ。

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右岸に草地の台地があったので、そこを幕営地とした。写真は暗くなってから撮ったものだが、明るいうちにターブ設営と焚き火用の薪集めを行った。

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薪にはすぐに火がつき、焚き火を見つめながら酒を飲んだ。2人でもってきた酒類はすべて飲み干した。夜は満天の星空だったが、疲れと酔いですぐに眠りについてしまった。ターブ泊にもかかわらず、朝まで寒さは感じなかった。

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翌日は一ノ峰と二ノ峰の間に詰め上がるカラスノウシロ谷を遡行する予定だったが、すでに内容的にお腹は一杯で、これまでの3日間の疲れが溜まっていたこともあり、無難にルートの詳細がわかっている往路を戻ることにした。そこは私の気まぐれというか、歳を取って体力と気力が落ちたこともある。同行のHくんには悪かったと思う。

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ブナゴヤ谷の出合。この出合からブナゴヤ谷を遡行しようとも思ったが、下流部のゴルジュを避けて、往路に使った1本東の谷から巻くことにした。

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すぐにブナゴヤ谷から1本東の谷の出合。

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前日は懸垂下降した5m滝は左を登ることができた。

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次の4m滝は左岸から巻いた。

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標高1240m付近より、ルンゼ状の地形から左岸の尾根に取り付く。登り切ったら、水路のようなところを通って尾根の反対側に下りる。

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しばらく平凡な河原歩きが続いた後に、10m滝が現れる。

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前日の下降時と同じく左岸から巻くが、泥壁とササで意外と手こずった。

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次はいよいよ2段20mの大滝だが、だいぶ手前から左岸を高巻く。

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出だしは木登りで、その後は藪漕ぎとなる。ある程度登ったら下降に入り、しばらく下りると枝沢に出た。その枝沢を横切ったらすぐに本流に出ることができた。我ながら上手いル−ファイで行けたと思う。

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最後の5m滝が現れる。

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滝の右側をシャワーを浴びながら直登した。

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その上は源頭の雰囲気となる。標高1500mあたりまで魚影が見られた。

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源頭部のナメ。

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やがて水流がなくなり、最後の詰めとなる。

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最後は藪を少し漕いで、稜線に出る。幸いなことに登山者を驚かすことはなかった。

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神鳩ノ宮避難小屋にて沢装備を解除する。あとは通い慣れたと登山道を下るだけ。

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登山道上に咲いていたリンドウ。もう秋ですね。

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アサギマダラは南への旅の途中か?

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下山後は満天の湯で汗を流して、腹も満たした。

下山後はシルバーウィーク4日間の疲れがどっと出たが、沢では人と会うこともなく静かに過ごせ、最後は沢泊もでき、満足な4日間であった。今回は偵察程度でいいやという私の気まぐれからに別山谷往復となってしまったが、来シーズンへの楽しみは取っておいた。来シーズンこそは別山谷からカラスノ谷やカラスノウシロ谷を詰めてみたい。

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奥美濃 石徹白川 イワナ谷遡行・推高谷右俣下降:イワナのいないイワナ谷!

奥美濃にワンダーフォーゲル部の山小屋があり、山小屋をベースに活動するとなると、石徹白が直近のエリアとなる。このような環境にあるため、石徹白川流域の沢を調べるということを時々行っている。シルバーウィーク2日目は、石徹白方面の沢に詳しいがおろさんのブログで気になっていたイワナ谷を遡行することにした。がおろさんの調査では、イワナ谷という谷名にもかかわらずイワナが確認されなかったようだが、にわかには信じられなかった。一方で、このイワナ谷には「幻の白いイワナ」が生息しているらしいという情報もある。この情報は、同じく石徹白に詳しい石徹白川専用すず竹竿さんのブログに書かれている。現在、石徹白川水系で最もよく見られるイワナのタイプはニッコウイワナ系であるが、これはニッコウイワナの放流によるもので、元々の在来イワナは、紀伊半島に生息するヤマトイワナ系のキリクチのように白点が少なく小さいことと赤みや黄色みが強いのが特徴らしい。そうなると、この「白いイワナ」は在来のイワナとも違うことになる。タイプ的には白点だけで朱点がないエゾイワナ(アメマス)みたいな感じだ。石徹白にもともと異なるタイプのイワナが分布しているのであれば、それは生態学的にも大変興味深いことである。生物学者としてはぜひ確かめてみたい。それが今回のイワナ谷遡行の理由だった。

【日程】2020年9月20日(日)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 イワナ谷・推高谷
【メンバー】Hくん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】倉谷川出合(駐車地点)7:08~イワナ谷出合7:21~イワナ谷1010m二俣8:28~1341と1321の間のコル9:54-10:11~推高谷1040m二俣12:12~推高谷出合14:24-37~倉谷川出合(駐車地点)14:52

パートナーは前日の釣りに引き続き、ワンゲル部の若きOBのHくん。

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倉谷川出合の広場に車を駐めて、10分ほど大杉登山口方面へ林道を歩いたところがイワナ谷出合である。適当な所から林道を下りて入渓した。出合は上を木の枝が張っていて、それを掻き分けながら進む。川幅は狭く、流れは少々速い感じがした。

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早速、最初の堰堤が現れる。左から越える。

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すぐに2つめの堰堤で2段。右から越えるが、

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藪が濃い!

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最初の滝が現れた。5m滝で、左から巻いた。

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今度はまた堰堤で、左から越える。

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石積みの古い堰堤が現れる。これも左から越える。

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ゴーロとなるが、

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まだ堰堤があった。左から越えたが、いったいいくつあるねん! 結局、これが最後の堰堤だった。

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標高1010mで二俣となり、水量は1:1。ここは左俣を進む。ここまで魚影はまったくなし。上部を木の枝が覆っているのでテンカラ竿を降りにくいが、魚がいれば魚影があるはずだ。こう下流部に堰堤が多いと、場所的に釣人も入ってこなそうなので、魚はスレていないはずだ。竿を出すまでもなく、確かにイワナがいないと感じる。イワナがいてもおかしくない環境なのに、イワナがいないというのはまったく不思議だ。イワナ谷はちょっと川幅が狭く流れが急なのがイワナに不向きなのかもしれないが、そのような渓でもイワナはいたりするものだ。

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前方に特徴的な形をしたピナクルが現れる。

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上流から見るとゴリラの顔にも見える。ゴリラ岩だ!

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1〜2mぐらの小滝の連瀑となる。

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2m滝。

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いい感じだ!

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ナメ床もあり!

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美しい!

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2mぐらいのナメ滝。

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5m滝が現れるが、左をシャワーを浴びながら直登した。これがラスボスだった。

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イワナ谷を最後まで詰めると薙刀山に上がれるが、詰めのササ藪の通過が困難を極める。薙刀山には登山道はないため、下山も沢の下降しかない。今回の情報元のがおろさんと同じく、我々も標高1260mから沢を離れ、右岸の踏み跡(獣道?)らしきところを登って、1340と1321の間のコルを目指すことにした。コルにはブナ林の中を登り、藪漕ぎもなく、すぐに上がることができた。ここで休憩とする。

結局、イワナ谷ではイワナを見つけることができなかった。1260mより上流は水量も少なく、5m滝が魚止めになっていれば、イワナの生息する可能性は低いと思われる。

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コルからは反対側の推高谷右俣への下降だが、緩斜面をコンパスにて南西方向に進む。こちらはササと積雪によって横向きに伸びた木によって藪漕ぎとなったが、それほどキツくはなかった。

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枝沢に出て、そのまま下りていくと、推高谷右俣に出た。

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ナメとなる。

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3mのナメ滝。推高谷右俣の上部はナメが多くを占めた。

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淵もあり。

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またナメ!

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1040m二俣に出た。左俣は8月末に遡行しているので、ここから先は状況がわかる(推高谷左俣の記録)。

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沢が開ける。イワナ谷に比べると推高谷は川幅もあり明るい沢である。

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このあたりはいい自然林が残っている。クマも多そうだが...

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多条2段5m滝を左岸から巻き下りる。前回は左を直登したが、今回は水量が多く、シャワーを浴びるは必至だろう。

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4m滝の落口に出る。

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左岸から巻き下りた。巻き方はわかっている。

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10m滝の落口に出る。

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左岸から巻き下りる。巻き道には釣人がつけたであろうフイックスロープがある。

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途中にあった蔓のブランコで遊ぶHくん。

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最後は堰堤で、右岸から越える。

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石徹白川本流に出て、下降終了!

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沢装備を解除して、林道を歩いて駐車地点に戻る。15分ほどで駐車地点に着いた。

結局、イワナ谷で白いイワナを確認することができなかった。ニッコウイワナではない石徹白在来イワナさえ私は確認したことがないのに、本当に「幻の白いイワナ」はいるのだろうか? イワナ谷という名前がつくぐらいだから、過去にはいたのかもしれない。下流部に石積みの堰堤を含めて5つも堰堤が作られたのが問題な気がする。堰堤によってイワナ個体群が分断し、小集団で長く隔離されると、近親交配などによる遺伝的劣化が生じやすく、絶滅リスクは高くなると考えられる。あるいは過去に川に毒を流すなどの違法な漁がされたのかもしれない。「幻の白いイワナ」は石徹白のどこかの谷にまだいると信じたい。

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September 24, 2020

シルバーウィークは奥美濃方面へ

観光地の混雑が予想されるシルバーウィーク。山もメジャーなエリアは混雑は避けられない。マイナーなエリアと言えば、通い慣れたワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面だ。白山方面は秋雨前線の影響が少なそうだという天気予報もそれを後押しした。奥美濃の石徹白周辺にはそこそこよい沢はあるのだが、基本的に一部の山を除いて登山道がないので、沢登りに来る人はそう多くはない。釣人も車で横付けできる林道がある本流や支流には多いが、源流部まで入る人は少ない。そんな訳で、シルバーウィーク4日間はワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面で遊ぶことにした。パートナーはワンゲル部OBの若きHくん。その判断はまさに正解で、沢の中では誰にも会わず、釣果もそこそこあり、楽しく静かに過ごすことができた4日間であった。

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山に行く時は、大抵いつも前夜に出て、現地到着後に車中で仮眠してから行動開始となる。そのため1日目はいつも寝不足の状態で、パフォーマンスが大抵悪い。特に50歳を過ぎてからは、そのパフォーマンス低下が著しい。今回は山小屋利用なので、山小屋で仮眠できるのは少し楽だが、翌朝が寝不足であるのは変わらない。おまけに晩酌もしてしまった。そんな訳で、シルバーウィーク1日目はウォーミングアップ程度ということで、山小屋から歩いて行ける近場のプライベート釣り場に久しぶりに行くことにした。

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10時という渓流釣りとしてはだいぶ遅い時間に山小屋を出発した。他の沢であれば、すでに先行者がいる時間だ。この沢はアプローチがわかりにくいため、滅多に人も入ってこない。だからこんな遅い時間に出発しても大丈夫なのだ。沢に入ると、前日までの雨で水量はやや多めという感じだった。

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基本的に藪沢なので、テンカラ釣りでは毛鉤が木によく引っかかってしまう。それでも小さな沢の割に魚影は濃いため、イワナはそこそこは釣れる。しかしながら、以前に比べるとイワナがスレてきている。時々人の入った形跡もあるので、最近は釣人もたまには入っているのかもしれない。小さい沢なので、できれば魚は持ち帰らないでほしいものである。

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終了地点まで釣り上がったらすでによい時間で、山小屋に戻ってきたら15時を過ぎていた。ちょっと早めだが、翌朝の早起きのため、早速、ソーセージを焼いて、ビールを開ける。

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肉も焼き、魚も焼く。これはイワナではなく、赤魚の一夜干しである。

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伏見の酒も開ける。原酒なので19度とアルコール濃度も高め。

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最後はガーリックチャーハンでしめた。初日から飛ばしてしまったが、早めに切り上げることはできた。

イワナ谷遡行・推高谷右俣下降につづく

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September 14, 2020

南葛城山:クレン谷遡行・醤油谷下降

今週末も先週末に引き続いて大気は不安定で、天気が判断しにくいため、予定していたワンゲル部山小屋入りは中止した。ところが土曜日の大阪の天気は晴れという予報で、急遽、近場の滝畑の沢へ行くことにした。公共交通機関利用にて滝畑ダムバス停で下車し、クレン谷を遡行し、南葛城山のピークを踏み、醤油谷を下降した。

【日程】2020年9月12日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 クレン谷・醤油谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ時々曇り
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:52~クレン谷出合10:23-46~500m二股11:25~登山道12:51~南葛城山13:20-31~醤油谷下降地点(868西のコル)13:46~600m二股14:44~醤油谷出合15:32-50~滝畑ダムバス停16:47

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公共交通機関利用にて、滝畑ダムバス停にて下車。ここまで河内長野駅から45分ほどかかる。始発は河内長野駅9:04発で、その後は11:02まで便がないので、この便に乗らないといけない。

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岩湧山の登山口が付け替えられていた。これまではトイレの左から登ったいたが、トイレの右にある階段からスタートとなっている。岩湧山に登る大部分の登山者と別れ、千石谷林道を進む。

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滝畑ダムバス停から40分ほどでクレン谷出合に到着。最初は千石谷の右岸にある林道が左岸に渡る橋の所が、クレン谷出合である。先週の高天谷は水量が多めだったが、今日のクレン谷の水量は普段より少ない感じだ。

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しばらくじじむさい流れを進むと、小滝が出てくる。

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4mぐらいの滝も出てくるが、直登で越える。

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次々と滝が出てくるが、どの滝も直登できる。

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滝が一段落すると、藪が濃い所を通過する。

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谷の傾斜が増して、また連爆となる。上に滝が段々と見える。

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ほとんどの滝は直登したが、上部の滝にはイヤらしいところがあり、ソロでは無理せず、右岸から巻いた。

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核心部は越えた。

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水流がなくなり、ガレとなり、最後の詰めに入る。

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最後は急な植林の中を木を掴みながら登り、登山道に出た。

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せっかくなので、南葛城山のピークを踏む。近くの岩湧山に比べるとマイナーなピークだが、登山者1名と会う。

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ササの葉の上にカナヘビがいた。

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一本杉を過ぎて、

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藪の中の踏み跡を下りていくと、左から水流が出てくる。

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小滝も出てくるが、クライムダウンで下りられる。

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600m二俣の下の4m滝のみ左岸から懸垂下降した。

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その4m滝。

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堰堤は右岸から巻き下る。

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堰堤下の小滝。

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千石谷に出て、下降終了。沢装備を解除して林道に上がる。

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林道上から見た醤油谷出合。醤油谷は滝が少なく、下降に向いた沢だ。

醤油谷出合から滝畑ダムバス停までは1時間ほどかかった。17:13発のバスに乗って帰路についた。このバスを逃すと最終の19:08まで便がないので要注意だ。天候不安定で2週連続の近場の沢となったが、シルバーウィークは渓魚が釣れる谷に行きたい。

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September 06, 2020

今季3度目の高天谷は午後からソロでサクッと遡行!

台風10号が近づきつつあり、天気が不安定な週末の予報。この週末は遠征せずに、天気が良さそうな土曜日に、午後からホームの金剛山高天谷をソロでサクッと遡行してきた。

【日程】2020年9月5日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷右俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社駐車場12:06~高天滝下12:16~10m大滝下12:28~二俣13:14~郵便道(920m地点)13:39-13:55~高天彦神社駐車場14:41

9月に入っても盛夏のような暑さが続く。このところ毎日のように午後には夕立があり、天気は不安定である。おまけにこの週末は台風10号も近づきつつあり、天気が読みにくい。そんな週末は遠出せずに、天気が良さそうな土曜日に、午後からホームの金剛山高天谷をソロでサクッと遡行してきた。高天谷は今季は4月6月に遡行しており、今季3度目の遡行となる。

高天彦神社の駐車場に着くと、ほぼ満車に近い状態。一般観光客の車もあるが、登山者も結構いる模様。この暑さでの一般ルートは結構キツいと思うが、よく行くなと思ってしまう。支度を始めると、カメラ、GPS、ココヘリ、沢用手袋などいろいろと忘れ物をしているのに気づく。当日に急な思いつきで慌てて準備をしたこともある。そういう時はやはり忘れ物が多くなる。過去には沢靴や登山靴を忘れたことがあり、急遽、現地調達したこともある。とりあえず、沢装備とスマホはあるので、予定通りに行くことにする。

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入渓地点の高天滝6m。このところ毎日のようにある夕立のせいか、水量はいつもより多い感じ。ソロなので無理せず、左岸に取り付けられているハシゴを使って巻く。

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すぐに3m滝とその背後の堰堤が現れる。いつも通りに右岸からまとめて巻く。

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沢が開けて、かっての10m大滝が現れる。沢床が土砂で埋まってしまい、今は8mぐらいの高さである。ここもいつも通りに左岸から高巻く。高巻き道には結構新しい踏み跡がしっかりついていたので、ある程度の人数が直前に入った感じがする。滝上でソロの若者男性に追いつく。午後に入渓して、遡行者に会うのは初めてである。先に行かせてもらう。このソロの男性以外にも入渓者はいただろう。

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崩壊地の通過になるが、フサフジウツギが咲いていた。

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崩壊地を抜けると、樹林内に入るが、ここが連瀑帯の入口になる。ここからの滝はほぼすべてが直登できる。

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小滝をいくつか超えて、まずは倒木がかかっている5m滝。ちょっとバランスが要だが、倒木はしっかり引っかかっているので掴んで登れる。

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ゴルジュチックな風景もあり。

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トイ状5m滝はシャワーを浴びながら登る。

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落口から下を覗く。

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土砂で荒れた区間となり、壊れた堰堤を過ぎる。昔はもう1つ古い堰堤があった。

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一応、ナメもあるが、土砂で埋まってきている。

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二俣は倒木で埋まっていた。

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右俣側は上流側が見えないぐらいにひどい。6月に来た時も多少は倒木があったが、ここまでひどくなかった。この2ヶ月の間にここまでの倒木の堆積が起こったらしい。

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本流は右俣だが、詰めが楽な左俣を進む。左俣はすぐに大滝だ。かっては4段40mだったらしいが、現在は2段で20mぐらいの高さである。かなりの部分が土砂で埋まってしまったのかもしれない。1段目の終了地点の木に、支点に使ったと思われるスリングとカラビナがかかっていたので、回収しておいた。汚れていなかったので、直前に入渓したパーティーのものだろう。

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回収したスリングとカラビナ。持ち主は連絡ください。

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2段6mぐらいの滝。1段目は3m。2段目は斜滝といった感じで、2段目を滝に含めないという見方もできる。

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最後の3m滝を越える。

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植林の中の緩い流れとなる。このまま詰めていくと、右岸側に郵便道が現れる。

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郵便道に出て沢装備を解除。1時間半ほどでサクッと登ってしまった。下山しようとした時に、途中で追い抜かせてもらったソロの男性がちょうど登って来た。

この日も夕方に激しい雷雨となったが、その前に下山できた。高天谷は気が向いた時にサクッと行けるお手軽なホームの沢である。

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September 01, 2020

奥美濃 石徹白川 推高谷:和田山牧場跡への林道を探して藪漕ぎ!

先週末はソロにて、石徹白川支流の推高谷を、地形図に林道の記載がある標高1230mまで遡行した。問題は林道を探しての激しい藪漕ぎをだった。ほぼ自然に帰っている林道をどうにか見つけだし、苦労しながらも和田山牧場跡まで到達することができた。和田山牧場跡からは明瞭な林道の下山だった。

【日程】2020年8月29日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 推高谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れのち雨
【コー スタイム】白山中居神社8:13〜初河谷出合8:54〜推高谷出合9:21〜10m滝下10:11〜960m二俣11:03〜1040m二俣11:53〜1230m遡行終了点13:25〜湿地(林道交差点)15:01〜ダイレクト尾根基部(ルートミス引き返し点)15:21〜湿地(林道交差点)15:44〜和田山牧場跡15:55〜白山中居神社17:04

今回の沢行の目的は、石徹白川流域の支沢をいろいろと調査するうえで、下降路として、推高谷と、大進橋から和田山牧場跡に通じる林道を使えないかを確認することだった。推高谷の源流部は、薙刀山や野伏ヶ岳へのバックカントリースキーでは馴染みの場所である。雪のある時期に薙刀山に行くには、推高谷を横断する必要がある。野伏ヶ岳山頂から推高谷へ滑走することもある。その際に和田山牧場跡から推高谷への林道の存在は確認はしているが、無雪期にどんな状態であるかは興味を持っていた。というのも、2年前の9月のことであるが、ワンゲル部の学生たちに藪漕ぎ練習として無雪期の野伏ヶ岳に挑戦させたことがあった。決して精鋭とは言えないメンバーであったが、ダイレクト尾根基部までしか到達できず、まだ午前中の早い時間に撤退を決めて戻ってきた。その時にもった疑問が、本当にこのあたりの夏の林道の藪漕ぎがそんなに大変なのかということだった。それを自分で確認してみたいというのが、今回の沢行のきっかけであった。直前で同行予定のパートナーが参加できなくなり、ソロという不安はあったが、藪漕ぎが厳しければ沢へ戻ればよいだろう。がおろさんによる推高谷下降の記録もある。そんな理由から今回の計画を実行するに至った。

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野伏ヶ岳へのバックカントリーの出発地点でお馴染みの白山中居神社に車を駐めて、スタートは8時13分だった。ちょっと遅めではあったが、標高差は550mぐらいなので、時間的には大丈夫だろうと思っていた。

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石徹白川左岸沿いの林道を進む。白山の大杉(石徹白)登山口に向かう林道である。

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初河谷出合を過ぎ、石徹白川が西から北へ大きく向きを変えるところから入渓した。そこから推高谷出合はすぐだった。

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すぐに最初の堰堤が現れる。左から越える。

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すぐに2つめの堰堤で、これも左から越えた。

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1m滝と大きな淵。木にテンカラ毛鉤が引っかかっていた。どうやら釣人も入っているらしい。

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滝の音がしてきて現れたのが10m滝だった。

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10m滝は右から巻いたが、フイックスロープがあった。釣人が取り付けたものだろうか?

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10m滝の落口を覗き込む。

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小滝と淵。

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次に現れたのが4m滝だった。4m滝は右から容易に巻けた。

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ワイヤーがあった。同じ石徹白川の支沢であるカンバタ谷にも似たようなワイヤーがあったが、過去の伐採作業などの名残か?

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多条の滝2段5m。1段目は3m。

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2段目は2m。

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多条の滝の落口から覗き込む。

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出合から1時間半ほどで、960m二俣。左俣は和田山牧場跡の湿地に出るようだが、水量の多い右俣を進む。水量は1:3。

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途中、右岸に崩壊地あり。

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ケルンが作ってあった。

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右岸からの滝とその流れ。

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1040m二俣の水量は1:1。タカノス谷やイワナ谷を遡行した場合は右俣を下降することになるが、今回は下山に林道を使うので、左俣を進む。

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ナメが現れる。

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ナメ滝4m。この滝が魚止のようだ。

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2mぐらいのナメ滝が3つ続く。

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2つめのナメ滝。

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3つめのナメ滝。

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左岸からナメ滝が入る。

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標高1230mあたりに来たので、そろそろ地形図にある右岸から入ってくる林道を探すことにする。推高谷は平凡な沢歩きと思っていたが、滝やナメもあって、そこそこ楽しめた沢だった

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斜面にトラバース気味に踏み跡らしきところを辿るが、ササとヤマブドウの蔓に進路を妨げられ、猛烈な藪漕ぎになる。

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なかなか進まず、あまりにしんどいので沢に戻ろうという思いがよぎったが、林道になんとか出られた。だいぶ歩くのは楽になるが、林道は自然に帰っている所が多く、途中に沢も入ったりしていて、何回も林道を外してしまう。そうなるとまたもや猛烈な藪漕ぎになる。

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藪に遮られ,地形もわからずで、一時はビバークも覚悟したが、なんとか和田山牧場跡への林道に合流することができた。沢からここまで1時間半ほどかかった。ここからの林道は比較的明瞭なのだが、アホなことにここで油断して、ダイレクト尾根の基部に向かってしまった。ダイレクト尾根の基部まで行ってから、方向が違うのに気づいて、すぐに林道の合流地点まで引き返す。合計45分ほどのロスタイムとなった。

そんなミスルートもあり、無雪期の野伏ヶ岳はダイレクト尾根の基部までは林道を辿れ、そこまでの藪漕ぎは比較的容易であることがわかった。問題はダイレクト尾根に乗ってからになるだろう。2年前の9月のワンゲル部員達のダイレクト尾根基部での野伏ヶ岳撤退は簡単に諦めすぎであり、リーダーのバリエーションルートへの未熟さと自信のなさに原因があると思われる。まあ、野伏ヶ岳は雪のある時期に行くべき山ではあるが、もう少し若者の根性を見せてほしかった。

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和田山牧場跡からは車も問題なく通れる林道の下山だったが、急に雨が降り出した。

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途中、林道上に新鮮なクマの糞があった。折立でのクマ騒動もあったが、今シーズンはあちこちでクマの形跡をよく見かける。急な雨でびしょ濡れになったが、和田山牧場跡から白山中居神社までは1時間ほどの下山時間であった。

今回の沢行の目的について、結論から言うと、推高谷からの和田山牧場跡への林道は下山ルートには使えそうだ。ただし、沢から和田山牧場跡までの林道に不明瞭箇所が多いのが難点である。林道を外すと、藪漕ぎに苦労することになる。それを考えると、おそらく推高谷をそのまま出合まで下った方が楽にちがいない。下部の滝の巻きも簡単であるからだ。1040m二俣からならば、2時間もあれば出合まで下れるだろう。

 以下は遡行図です。このルートは一般登山ルートではありません。地図読み技術やロープを使った登攀技術などが必要になります。

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