妙見谷から金剛山、そして紀見峠へ
今年は梅雨らしい長雨が続き、なかなか沢に行く機会が得られない。普段のトレーニングも少々不足気味。そんな中で日曜日は日中は天気がもちそうだということで、トレーニングがてら金剛山へ行くことにした。普通に登山道を登るのは面白くないので、2年ぶりに妙見谷を登ってみた。妙見谷では2018年8月に崩壊地で滑落死亡事故があり、妙見谷林道ゲートには入山禁止の看板が、崩壊箇所には立入禁止のロープが張られていた。
【日程】2020年7月5日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 妙見谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】雨のち曇り
【コー スタイム】金剛山登山口バス停8:18〜妙見滝下8:47〜山頂広場10:09〜金剛山10:23〜千早峠11:49〜行者杉12:22〜杉尾峠12:42〜山ノ神13:43〜紀見峠駅14:25
妙見谷を最後に遡行したのは2018年7月のことなので、2年ぶりの遡行であった。今回驚いたことは、妙見谷林道のゲートにあった入山禁止の看板であった。当初は新型コロナウイルス騒動で入山禁止かと思ったが、実は、2年前の遡行の翌月に、妙見谷上部の崩壊箇所にて滑落死亡事故があり、その後にそのような事故防止のために設置されたようだ。
梅雨時だけあり、林道には草が生い茂っていた。
途中、タマゴタケが出ているのを見つける。
林道から山道になり、左下には妙見谷の連瀑が見える。今回は沢装備ではないので、ここは省略。
妙見滝の手前に倒木あり。
妙見滝10m。ここから沢に入るが、この滝は沢装備ならば直登もできそうだが、フィックスロープがある右から巻くのが無難。水量は梅雨時だけあり多め。
落口からの妙見滝。
中間部の2m、4m、4mの連瀑。上の2段は左から巻く。雨がパラつくが雨具を着るほどではない。
次々に現れる小滝を超えていく。どれも直登は容易。今回はトレランシューズだが、水量が普段より多いといっても、小さな沢なのでそんなに足下は濡れない。
ヤマアジサイ。
やがて上が開けた崩壊箇所が現れる。以前から左の千早本道側から崩壊はしていた箇所だが、2017年10月の台風21号の被害で崩壊の規模が拡大したもよう。
千早本道側から崩壊している箇所には立入禁止のロープが張られていた。2018年8月の滑落死亡事故はここで起こったようだ。
流れに忠実に行くのが正しいルートで、右上の暗い樹林の中に入る。
そのまま沢を詰めていくと、水流がなくなり、ガレから山道に変わる。
そのまま進むと、山頂広場に出る。
山頂広場の気温は18℃でガス。雨は止んでいた。
金剛山の山頂を経てから、ダイトレの縦走に入る。天気は回復に向かっていたので、紀見峠まで歩くことにした。
途中にまだ咲いているササユリがあった。
千早峠、行者杉、杉尾峠を越えて、山ノ神を通過。
紀見峠駅に下山して、早速、駅前の酒屋でビールを購入して喉を潤す。下山後の一杯は格別ですね!
梅雨明けしたらすぐに本格的な沢に行けるように、雨の隙をついてのトレーニングは重要です。登り累積標高差1000m、総距離17km、所要6時間ほどの山行でした。
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