奥美濃にて渓流釣りシーズンイン!
しばらくぶりのブログの更新です。コロナウイルス騒動のおかげで、普段とは異なる仕事をすることが多くなってしまい、その負担が結構大きく、なかなかブログを書く時間が持てませんでした。
緊急事態宣言が出たことで、しばらく遠出を控えていたが、その宣言の解除を受けて、先週末は3ヶ月ぶりに奥美濃にあるワンゲル部山小屋の様子見に行ってきた。
山小屋を夏仕様に変える前に緊急事態宣言が出てしまったので、まだ冬仕様のままである。山小屋には3ヶ月は人が入っていなかったのだが、特に問題は生じてなく、とりあえず一安心であった。
早速だが、いつもの藪沢にテンカラ釣りに入った。沢登りはすでにシーズンインしているが、渓流にてテンカラ竿を振るのは今季初である。藪沢とは、私のプライベート釣り場として山小屋から歩いて行ける小さな渓である。こんな藪沢にはほとんど人が入らないだろうと思っていたが、最近はゴミの放置など人の入った形跡が結構残されている。今回も踏み跡がしっかりついていて、明らかに人が入った雰囲気あり。ここに入るのは自由だが、ゴミは持ちかえってほしい。
本来はちょうちん釣り向きで、毛鉤を振るような沢ではないのだが、うまく場所を見つけて毛鉤を投げると、サイズは小さいがイワナは釣れてくれた。
しかし反応は悪い。人が入ったこともあるが、雨がしばらく降っておらず、渇水だったことが、毛鉤への反応を悪くしている感じだった。まあ、釣れただけヨシとしなければ。
山小屋周辺ではタニウツギが咲いていた。
ムシカリ(オオカメノキ)の花ではイチモンジセセリが吸蜜していた。
山小屋周辺で出る山菜はかなり成長していて旬は過ぎていたが、なんとか食べられそうなウドなどの若芽を採取した。晩にそれらを天麩羅にして、一緒に入舎したワンゲル部OBのTさんと宴を行った。しっかり飲み過ぎて、就寝時のことは覚えていない。
今シーズンは石徹白漁協の年券を購入していることもあり、翌日はキャッチ&リリース区間とやらに初めて行ってみた。
スレた魚ばかりに違いないという先入観をもって入ったが、すぐにアマゴが釣れた。日本海側の河川なので本来はアマゴは自然分布していないはずなのだが、おそらく放流されたものだろう。
25mぐらいの良型アマゴが釣れた。イワナと違って体高があるのがよい。そうポンポンとは釣れなかったが、そこそこ楽しませてもらった。もちろんキャッチ&リリースにて。普段も沢泊する時以外はキャッチ&リリースではあるが。
帰りがけに、かってスキー場ができる前は尺イワナをワンゲル部員たちが釣っていたという沢も偵察してみた。こちらはスキー場開発に伴う堰堤づくりなどの河川改修と、温泉ができたことでその排水が流れ込んだためか下流部は魚影はなし。ところが温泉からの排水が流れ込んでくるところを過ぎた上流では、サイズは小さいが魚影はあり、イワナはまだ生き残っているようだ。しかしイワナがいたのは本当に短い区間で、すぐ上に堰堤があり、堰堤上では魚影は見なかった。かってのワンゲル部員達の釣り場はスキー場と温泉開発によって失われてしまったようだ。
帰阪途中にちょっと寄り道して、大日ヶ岳を拝む。
帰宅してから沢装備を洗っていると、1cm近い大きなマダニを発見。これまでも関西の沢などでヒルのお持ち帰りなどはしているが、またも家人たちの顰蹙をかってしまった。食いつかれなかったのは幸いだった。ちなみにこのマダニの種名はタカサゴキララマダニである。
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