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February 17, 2020

野伏ヶ岳:激藪の中央ルンゼ滑走

1週間以上前の記録になってしまいましたが、顧問をしているワンダーフォーゲル部の合宿に同行して野伏ヶ岳の偵察に行ってきました。予想通りに雪不足で激藪滑走と相成りました。4年前も雪不足で、4月に北東尾根を滑走した際に藪滑走を経験したことがありますが(2016年4月の記録)、今回は2月にもかかわらず、これだけ雪不足なのは前代未聞のことです。すでに手遅れかもしれませんが、本気で我々は地球温暖化について向き合わなければならないところに来ていると思わざるを得ませんでした。

【日程】2020年2月8日(土)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】白山中居神社8:14〜和田山牧場跡10:10〜ダイレクト尾根取付(湿地)11:15〜ダイレクト尾根1400m地点12:46-13:05〜中央ルンゼ滑走〜和田山牧場跡14:32-40〜白山中居神社15:16

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前夜に大阪を出発したこともあり、ワンダーフォーゲル部員は今日は和田山牧場跡まで。彼らはテント設営後は周辺で雪上訓練をするのみなので、白山中居神社出発は遅めの8時過ぎとなった。私は設営を見届けた後に、ダイレクト尾根の偵察をしてから下山する予定だ。時間的に山頂までは登らずに、ダイレクト尾根の途中からの滑走となりそうだ。

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直前の降雪のおかげで、最初から雪道であった。ただし積雪は薄い。林道にはスキーのシュプールもついていた。

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ワンゲル部員達はつぼ足であったが、私はスキーにて。林道の雪は所々途切れている箇所はあったが、シールのまま渡ることはできた。

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クマ棚があった。

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上部の林道ショートカットにて部員達を追い抜く。

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上部の林道ショートカットは何とか行ける。

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体力のある彼らでも、新雪ラッセルはつぼ足ではスキーには勝てない。

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和田山牧場跡に出て、正面に野伏ヶ岳が姿を現す。上部は雪が降っているようだ。

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吹きだまりはつぼ足では膝ぐらいまでのラッセルになり、難儀するワンゲル部員。次はスキーで行けるぐらいになろう!

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ワンゲル部員は窪地にてテント設営のための整地作業を始める。その間に私はダイレクト尾根の偵察へ。

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ダイレクト尾根は藪が濃いため、取り付きやすそうな箇所がなかなか見つからず、結局、尾根の基部まで回り込んでから取り付くことになった。

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ダイレクト尾根に乗る。藪は濃いがまだシール登行で行ける。

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斜度が増してくると、藪がシール登行を阻むようになる。

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さすがにこれ以上のシール登行は無理となり、スキーを担ぐ。今度は担いだスキーが木の枝に引っかかり登行に難儀する。

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標高1400mの小ピークまで登った辺りで13時近くとなった。これより上部は木が少なくなるので、滑走はしやすそうではあったが、時間的にここまでとした。

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ダイレクト尾根を戻る気にはならなかったので、この場所から中央ルンゼへ滑走することにした。

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中央ルンゼも藪が濃い。おまけに水も流れている。

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ほぼ藪を掻き分けながらのヘンタイ的な滑走となった。どういう状況かは動画をご覧下さい。

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和田山牧場跡に戻ると、テントは設営されていて、ワンゲル部員は近くの斜面で登下降の練習をしていた。彼らはここで1泊し、翌日に野伏ヶ岳をアタックするが、私はこのまま下山する。

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和田山牧場跡から野伏ヶ岳を振り返る。

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石碑の前でシールを外して林道滑走へ。

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ボブスレーのように林道は快適に滑走できたがが、下部は雪融けのために地面が出ていた。雪が薄いところでは、石もあったりで、スキーが悲鳴をあげた。雪が途切れたところで、スキーを担いだが、滑走面は傷だらけとなっていた。今シーズン下ろしたばかりのおニューの板なのに涙であった。

今シーズンの奥美濃は雪が例年に比べると極端に少なく、前代未聞の寡雪である。すでに手遅れかもしれないが、本気で我々は地球温暖化について向き合わなければならないところに来ているのかもしれない。

YouTubeにアップした動画です。

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