上越BC遠征2:爆風で敗退の巻機山
爆風で敗退した上越遠征2日目の巻機山の記録です。
【日程】2020年2月23日(日)
【山域】越後
【場所】巻機山
【メンバー】雪豹、ktn92、マメゾウムシ
【天候】雪
【装備】テレマーク2,ATスキー1
【コースタイム】西谷後バス停6:38〜桜坂駐車場7:18〜5合目(1128m)8:58〜6合目10:05〜1480m撤退地点10:33-53〜桜坂駐車場12:03〜西谷後バス停12:21
守門岳の翌日は巻機山へ。無雪期に1回登ったことのある山である。清水集落の林道入口に着くと、車が2台駐まっていて、入山者がいるようだ。出発時は雨だったが、ここまで来ると雪に変わっていた。
前日は気温が高かったが、それから冷え込んだため雪は硬い。天気予報では悪天予報だが、とりあえずニセ巻機あたりまで行ければよいだろうということで出発する。
林道から離れて尾根に取り付く。ちょっと藪が濃い。
尾根に乗る。シュプールがあるので、前日に入山者がいたようだ。
標高1000〜1100mあたりに差し掛かると、斜度がだいぶ急となる。藪も濃く、雪もクラストしているので、シール登行に苦労する。後ろに滑ってしまうこともあるので、スキーにクトーを装着する。
途中、スキーが外れたりして難儀しながらも、なんとか乗り越えると、斜度が緩んでホッとする。上部では風がごうごうと唸りを上げている。風を避けるために、できるだけ沢地形を選んで進む。
6合目に差し掛かると、木が少なくなり、強風の洗礼を受ける。風に叩かれた雪面はカチカチである。
強風というかもう爆風である。風速20mはあるだろう。標高1480mまで登ったところで、これ以上進むのは危険と判断し撤退を決める。シールを外すのにも苦労する。
滑走の方は悪くないではないですか! 我々が登って行く間に、樹林帯には朝から降り続いた雪がだいぶ積もっていた。底付きのガリガリに慎重になりながらもパウダー滑走を楽しむ。寒さで動画を撮影する余裕はなかった。
桜坂まで滑り下りると、上部と違ってだいぶ穏やかだ。
途中に朝にはなかったテントが1張り。声を掛けると、若者が顔を出した。翌日入山するとのこと。きっと明日はパウダーだろう。
あとは林道を滑るだけ。林道上の雪は走る雪で、駐車地点まではすぐだった。
今回のスキーでのリベンジ、そして夏の米子沢遡行と、巻機山には2つの宿題が残されたのだった。
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