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January 10, 2020

重パウダーの妙高・神奈山:トラブル続きで途中まで

新年バックカントリー第3弾は、妙高の神奈山へ。神奈山へのBCは、2014年12月2015年2月2017年1月と3回行っているが、4回目の今回も神奈山の山頂には辿り着けず、私にとってはなかなか山頂が遠い山である。

【日程】2020年1月4日(土)
【山域】頸城・海谷
【場所】妙高 神奈山
【メンバー】maoyuki、雪豹、ktn92、マメゾウムシ
【天候】雪
【装備】テレマーク2、ATスキー2
【コースタイム】休暇村妙高7:03〜藤巻山1000m8:13〜標高1530m11:09-45〜藤巻山12:56〜休暇村妙高13:34

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下界は雨だったが、休暇村妙高まで来ると雪だった。一晩でかなり積もったようだ。

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駐車場から、すぐ下にある林道に入る。林道上には前日のものと思われるトレースが残っている。前回来た時は、林道の橋を渡ってすぐの所から尾根に取り付いたが、今回は藪が濃いので、少し進んだ所から取り付く予定。

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前日のトレースも同様についており、同じ所から尾根に取り付いた。

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上手い具合に藪をくぐり抜けるようにトレースはついていた。雪の重みのためか、見事なアーチをなす木があり、女豹さんがそのアーチの下から顔を出す。

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藤巻尾根に乗ると、藪も薄く、快適なシール登行となる。ただし、雪は重めでラッセルはキツい。

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樹林帯を越えると、例年ならばオープンバーンが広がるはずが、藪斜面となっている。この日はどうも足がブーツに当たって痛い。後でわかったことだが、テレブーツの左右のインナーを逆にアウターに入れていた。道理でこの日は登りも滑走も調子が悪かったわけだ。実にアホな失敗だった。

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さらに藪斜面を登っていくメンバー。次のトラブルはビンディングトラブル。すでにブログにアップ済みだが、ビンディングのリンクスの前爪がブーツの穴にしっかり奥まではまらずに、登高時に簡単に外れてしまう。登っていくほど、この頻度が高くなり、最終的にブーツ穴には爪は浅くしかはまらなくなり、シール登行が不可能になってしまった。他のメンバーにはたいへん申し訳なかったが、標高1530m地点で引き返すこととなった。ktn92さんと女豹さんの2名はもう少し登って、その先で尾根が細くなるのを確認してから戻ってきた。

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この状況で滑走ができないと、BCでは命に関わる深刻な状況になる。最悪、片足スキーかスキーを担いでの下山も覚悟した。幸いなことに、滑走時には前爪だけでなく、ブーツ裏でもビンディングとの固定がされるので、なんとか滑って下山できた。

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藤巻尾根の滑走は、すでに後続パーティーに先取りされていた。重パウダーだったが、滑りは悪くはなかった。ただし、インナーが左右逆だったので、足が痛く、滑りはそんなに堪能できなかった。

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尾根から外れると藪は濃くなるが、後続パーティーによってボブスレーのような走路ができていた。林道に飛び出すと、後続パーティー5人がちょうどいた。話しを聞くと、前日にも入っており、トレースを付けてくれていた。ラッセルを彼らにプレゼントしたことで、お返しという感じだった。林道が登りとなるところからシールを付けたが、やはりビンディングが外れる。トラブルの理由はその後に大体わかったので、今後はしっかり対策してBCに出ることしたい。

雪不足の今シーズンのスタートにもかかわらず、パウダーをうまく当てた3日間で、トラブルはあったが、楽しく過ごすことができた。maoyukiさん、雪豹さん、ktn92さん、3日間ありがとうございました。

記録は、maoyukiさんのブログ、ktn92さんのヤマレコにもアップされています。そちらもぜひご覧下さい。

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