白山 大白水谷
奥美濃での沢登りの翌日は、白山の大白水谷を遡行してきました。明るい美しい谷で、登攀要素もあって楽しめました。
【日程】2019年8月25日(日)
【山域】白山
【渓谷名】庄川水系 大白水谷
【メンバー】みぞken(KPUWV部)、タッキー(OPUWV部)、マメゾウムシ
【天候】晴れののち曇り
【コー スタイム】大白川ダム駐車場7:00~転法輪谷出合7:56~20m滝下8:33~7m滝下10:45~1800m二俣11:37~稜線12:23~大倉山避難小屋12:30-56~大白川ダム駐車場14:14
大白川ダム駐車場からスタート。ここに来るのは、2014年4月に白山東面台地を滑った時以来で、無雪期は初めてである。
大白水谷出合。右岸の踏み跡をたどって、堰堤を越えてから入渓する。
実に明るい谷だ。沢には温泉成分が含まれているとのことで、水はやや白く濁っていて、イワナはいない。
転法輪谷との二俣。
転法輪谷との二俣を過ぎると、谷が急になり、滝が現れる。
水量は多めなので、迫力がある。
8m滝は右を直登。
奥に20m滝が姿を現す。
20m滝はロープを出して、みぞkenリードで左を直登。カム、ハーケンで中間支点を取ったが、岩が脆く、効きが悪い。
2段15m滝。
2段15m滝は左岸草付きから巻いた。
2段15m滝の落口。
3m斜滝。
確かこの滝では、手前の左岸のツルツルの岩壁をみぞkenがタッキーのショルダーで越えて、後続をロープで引っ張り上げた。
その上の15m滝。
15m滝の落口を覗き込むみぞken。
幅広5m滝。
それにしても明るい谷だ。
2条4m滝は右を直登。
明るく美しい谷!
末広がり5m滝。
ラスボスの7m滝は、みぞkenリードで左壁から登る。中間支点が取れないので、落ちると落下距離は大きくなるのがリスキーだったが、無事クリア。
S字3m滝。空が雲に覆われ、風も出てきたので、先を急ぐ。
1800m二俣で左俣に入る。右俣を進めば、御前峰近くまで詰め上がることができるが、今回は左俣から大倉山避難小屋へ抜ける。
次の二俣も左へ。
さらに左の枝沢へ入り、最後の詰めに入るが、雨がパラつき始めた
水流が無くなって、ほとんど藪漕ぎ無しに稜線に出た。白山に向かう登山者が結構通る。
大倉山避難小屋にて沢装備を解除。雨は、幸いなことにパラついただけで止んでくれていた。
眼下に大白川ダム湖。
三方崩山。
1時間半かからずに大白川ダムに下山。標高差800m、行動時間7時間20分の沢登りでした。前日の石徹白での藪漕ぎで、疲れが残っていた身体にはちょうどよい負荷で、滝の登攀もそこそこ楽しめ、美しい明るい谷は癒やしにもなりました。
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