金剛山 高天谷左俣
遅くなりましたが、先週末の記録です。大雨の翌日ということで、予定していた大峰の沢はやめて、ワンゲル部員2名と地元の金剛山の高天谷へ。いつもより水量はだいぶ多かったが、普段の和泉の沢のチョロチョロ状態よりはこれぐらいの方が沢登りとしてはちょうどよい。ただし、地元ホームの沢ということでつい油断してしまい、ヒヤリがありましたが...
【日程】2019年7月20日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】M主将、Mくん(OPUWV部)、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】高天彦神社駐車場9:34~高天滝下9:42~10m大滝下9:55~二俣10:50~郵便道(920m地点)12:02-18~高天彦神社駐車場12:52
高天谷は6月に右俣を遡行しているが、今回は最後の詰めが楽な左俣へ。
高天彦神社よりスタート。
入渓地点にある高天滝6m。大雨の翌日だけあり、水量は多い。
無理はせず、左岸にある鉄梯子を使って高巻く。
2m滝を2つ越えると、3m滝とその背後に堰堤。
まとめて右岸から巻く。
堰堤の上は開けて、その先に高天谷1番の大滝である10m滝。水量が多いので迫力がある。2017年10月に本州に上陸した台風21号によって川床が土砂で埋まったため、今の高さは8mぐらいか?
大滝は左岸から高巻く。
その先は崩壊地で、右岸・左岸両方から崩れているが、右岸側の方が崩れ方が大きい。かっては倒木帯で、木を何度もくぐり抜ける必要があったが、2017年の台風21号によってほとんどの倒木は一掃されて、だいぶすっきりしてしまった。
崩壊地を抜けると樹林の中に入り、連瀑帯となる。
3mから5mほどの滝が続く。
左の壁が立って、4m斜滝。
10m斜滝を登って、次の3m滝を登る時にヒヤリ発生!
いつもはソロで容易に登っている滝だが、まさかの指が滑り転落しかける。なんとか転落せずに踏みとどまったが、勢いで側壁に腰を強打した。打撲だけで済んだのは幸いだった。あのまま後ろ向きに谷の方へ落ちていたら、ただ事では済まなかっただろう。普段よりかなり水量が多かったのが滑った原因だったが、ホームの沢ということで油断はしていた。こういう気の緩みはしっかり引き締めていかねばと肝に命じた。
両岸が立ち、ゴルジュ状となる。
ゴルジュの中は5mトイ状滝。
上から。
3m滝も水量が多いと迫力あり。
2017年の台風で壊れた堰堤を通過。
ホタルブクロがたくさん咲いていた。
右岸が遥か上の登山道より崩壊した箇所を通過。
二俣に到着。
今回は最後の詰めが楽な左俣へ。すぐに大滝が現れる。
4段40mとされているが、2段で15mと7mではないだろうか? ワンゲル部員達のロープワーク練習も兼ねてロープを出す。リードもビレイも部員にさせる。
1段目を登ったところで、M主将がピッチを切る。
確保中のM主将。
2段目はトップをMくんに交替して、2段目の上にて確保体制に入るMくん。
2段目を登り切って、しばらく進むと4m滝。
また4m滝。
最後の4m滝と、4m滝が3つ続く。
その上は水量も少なくなり、植林の中の流れをしばらく進むと、左に郵便道が現れる。
郵便道に出て、遡行終了!
沢装備を解除したら、下山へ。
35分ほどの下山時間で、高天彦神社に戻って終了。
ホームとは言え、油断は大敵です。
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