ワンゲル部員と滝畑のソノ谷遡行・醤油谷下降
7月の3連休の初日は、ワンゲル部員の沢下降の訓練を兼ねて、河内長野の滝畑にて沢登りと沢下降。昨年の6月に初めて遡行・下降したソノ谷と醤油谷をワンゲル部員2名と行ってきました。
【日程】2019年7月13日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 千石谷・ソノ谷・醤油谷
【メンバー】Hくん、Mくん(OPUWV部)、マメゾウムシ
【天候】曇りのち雨
【コー スタイム】滝畑湖畔観光駐車場9:30~ソノ谷出合(5m滝)10:37~堰堤下11:20~760m二股13:03~一本杉(鏡の宿)13:37-45~醤油谷下降地点13:56~600m二股14:46~醤油谷出合15:26-15:49~滝畑ダムバス停16:31
滝畑ダムまでの移動はマイカーにて。滝畑湖畔観光の駐車場に駐めて、駐車場代1000円を支払う。駐車券はコーヒー1杯の引換券になっている。
ダイトレを岩湧山方面に登ると、千石谷林道に出る。
千石谷林道を千石谷に沿って、クレン谷出合、簡易浄水場、サカモギ谷出合と過ぎていくと、千石谷大滝の横を通過する。
オオバギボウシの花が咲いていた。
大滝を越えてしばらく進むとソノ谷出合だ。ここで沢装備を装着し、沢に下りる。
ソノ谷出合は5m滝となっている。
5m滝は念のため後続をロープで確保。案の定、Hくんが落ちかけたので、ロープを出して正解だった。
続く3m滝はシャワーを浴びながら登る。
堰堤前の4m滝も念のためお助けロープを下ろす。
いきなり堰堤が現れて、
右から越える。
堰堤上は一時的な伏流となるが、
すぐに水流が復活。
カラスウリの花が咲いていた。
標高610m付近は左岸から崩れてきた土砂で川床が埋まっていて、再び一時的な伏流となる。
しばらく進むと4m滝。前回は直登できずに右から巻いたが、今回は直登にチャレンジ!
ほぼ流れに沿って直登できた。ここも後続をロープで確保する。
標高700m付近の二俣。左俣が本流で、奥にラスボスの2段10m滝が見える。
2段10m滝の1段目は7mだが、高さはあるが比較的容易に直登できた。
ここも念のため後続をロープで確保。
その後は小滝をいくつか超えて。
標高760m付近の二俣は本流である左俣へ。
ナメ状の滝を越えて水流がなくなり、そのまま詰めてくと、蟻地獄状態となるので、左に逃げる。
木や笹を掴んで、少々の藪漕ぎをしながら、稜線を目指して登っていく。
一本杉に出ました。
ヤマアジサイ
醤油谷への下降は、訓練も兼ねてワンゲル部員にル−ファイしてもらったが、一本杉から小ピークを1つ越えて、868m標高点の手前の植林からの下降で、見事に正解!
標高800mぐらいから流れが始まり、やがて小滝も出てくる。基本的にクライムダウンで下りられる。このあたりから雨が降り出す。
ところが4m滝が行く手を遮る。
前回同様に、左岸側から懸垂下降で下りる。
下降後に4m滝に打たれるワンゲル部員。
小滝をクライムダウン。
堰堤は右岸から下る。
千石谷との出合に到着して終了!
マタタビ
あとは小雨の中を林道通しに滝畑ダムまで戻るだけ。
2回目のソノ谷遡行・醤油谷下降だったが、前回に作成した遡行図の滝の高さにいくつか誤りがあることがわかった。
修正した遡行図です。
Comments
醤油谷とは、面白い名前の谷ですね。ありそうで、あんまりない。
天候不順で、岐阜方面へは足を伸ばしにくい感じですか?
Posted by: CIMA | July 19, 2019 06:03 AM
CIMAさん、どうもです。
醤油谷の名前の由来はよくわかりませんが、そのあたりで醤油でも作っていたのかもしれません。
この下山後に、天気の崩れの小さそうな北へということで、石徹白方面に移動しました。
Posted by: マメゾウムシ | July 19, 2019 09:20 AM
最近、この辺りの沢に興味を持つようになっていくつか行きました。
なかなかこの辺りの沢の情報がなくて困っていたのですが、
ソノ谷も面白そうな谷なのでこの情報を元に一度行って見たいと思います。
今まで上山谷・サカモギ谷・クレン谷・ネバシ谷を登りました。
これ以外にどこか面白そうな場所はご存知でしょうか?
Posted by: ヨー君 | August 19, 2019 10:22 PM
ヨー君、はじめまして。
コメントありがとうございます。
上山谷、サカモギ谷、クレン谷は私も遡行しました。
沢登り要素が強いのはこのぐらいではないでしょうか。
他の谷は藪沢か、道がついていたりして、沢登り的要素はどうかなという感じがします。
金剛山ならば、高天谷や石ブテ谷などあります。
Posted by: マメゾウムシ | August 20, 2019 02:12 PM