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May 29, 2019

20119GW北海道・東北遠征7:月山・湯殿山から石跳沢へ

4月24日の夕に自宅を出発し、利尻山から始まった北海道・東北遠征は、最後の月山でのべ12日目を迎えた。月山も鳥海山と同じく、東北に行くならば、外すことのできない山である。過去に4回ほど月山を滑っているが、今回は5年ぶりとなる(2014年5月の記録)。今までと違ったのは、雪のある時期しか登れない湯殿山に登って、東面の大斜面を滑ったことだった。斜度・風景ともに今回の遠征最後を飾るのにふさわしい素晴らしい大斜面だった。

【日程】2019年5月5日(日)
【山域】出羽
【場所】月山・湯殿山
【メンバー】Tさん、Tさん友人、Fukikoさん、みぞken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2,ATスキー3
【コースタイム】月山リフト山頂駅8:21~牛首付近1720m9:14~月山1930m(雪渓上端)9:57-10:09~月山西面滑走~1523m地点10:28-37~姥ヶ岳11:02-33~湯殿山とのコル(施薬避難小屋付近)11:54~湯殿山12:52-13:28~湯殿山東面滑走~石跳沢~ネイチャーセンター14:17

遠征最後の月山は、私とみぞkenの2名に、同じく鳥海山から一緒に移動してきたワンゲル部OBのTさんたち2名と、前日から月山入りしていたテレ仲間のFukikoさんが加わり、合計5人でパーティーを組むことになった。月山スキー場のリフトが動き始めるのが8時のため、それに合わせるように月山スキー場へ向かった。その途中、1台の車を下山地であるネイチャーセンターにデポした。

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月山スキー場の駐車場に入る際に、月山環境美化への協力を求められたので、協力金500円を支払った。これはあくまで任意の協力金であるが、自然から楽しませてもらう以上は環境美化に協力するのは当然のことと思う。駐車場からリフト乗場までは徒歩で15分ほどかかる。1回券580円を購入して、リフトに乗る。

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リフト降り場からシール登行開始だが、若いみぞkenはまずはカール底へ滑走してから登り返すとのこと。年寄り4名は高度を落とさずに、トラバースにて進むことにする。

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牛首まではひたすら同じ向きのトラバース。上部からのブロック崩壊に注意しながら進む。

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前日に滑った鳥海山。昨日は鳥海山から月山を見ていた。

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牛首に到着。月山山頂までは雪がつながっていないようだ。みぞkenを除き、他はみんな山頂には行ったことがあり、ピークハントには関心がない。Tさんと友人は、ここまででいいやとのこと。みぞkenは山頂へ、私とFukikoさんは雪渓上端まで登ることにした。

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みぞkenの月山登頂の証拠写真です。

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雪渓上端(標高1930m)に到着すると、ちょうどみぞkenも山頂を踏んで下りてきたところだったので、一緒に滑ることに。

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登ってくる登山者やスキーヤーを避けながら滑ったが、まだ雪が緩んでおらず硬いバーンであった。

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牛首で待っていたTさんたち2名と合流。

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月山西面をちょっとトラバース気味に滑ってから、カールボトムまで滑走することに。

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テレマーク! こちらは快適ザラメでした!

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アルペン! 各自のスタイルを楽しむ!

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カールの底1523mまで滑ったら、姥ヶ岳に登り返す。

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カール底から30分ほどで姥ヶ岳に到着!

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姥ヶ岳から見た湯殿山。上から見ると、湯殿山の登りに使う尾根は急そうで雪の付き方も悪い感じがする。5年前はシールでは登れないだろうと判断して、湯殿山はパスした。よく見ると、この急そうな尾根に取り付いているスキーヤーがいるではないか。今回は取り付きまで行ってから判断することにした。

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姥ヶ岳の西面山頂直下は雪がつながっていなかったので、板を担いで少々藪がうるさい踏み跡を少しばかり下りる必要があった。そこから滑走!

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ここも悪くない雪であった。

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湯殿山とのコルまで滑り下りて、湯殿山への尾根を見上げると、なんとかシールで登れそうな感じだ。遠くからは登れなそうに見えても、実際には登れることもある。偵察においては、近づいて見ることは重要であることを悟る。

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一休みしてから、シール登行開始。

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遠くからは急で、かつ狭くて登れなそうに見えた斜面をシール登行で進む。

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狭く見えた尾根も、充分にジグザグ登行できるだけの幅はあった。

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1箇所のみ亀裂によって雪が途切れて、スキーを脱ぐ箇所があった。

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湯殿山までは小ピークを越えるために3回ほどアップダウンを繰り返した。

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雪のある時期にしか登れない湯殿山に登頂! 湯殿山からの月山の眺め。

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湯殿山最高地点と思われる箇所は雪がついていなかったので、藪を漕いで立つ!

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それでは湯殿山東面の大斜面へドロップ! 最大斜度は45°はあろうかという急斜面である。アドレナリン出まくりで、ダイナミックな滑りを堪能する。

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少々縦溝が気になったが、雪は緩んでいたので、さほど滑りに支障はなかった。

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下から見ると壁のように見える!

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石跳沢まで滑ってきたところで、大斜面を振り返る。実に大きな斜面だ!

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石跳沢は緩斜面なので、まったりと左岸沿いに滑って行く。

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終わりの方は林道が出てくる。その林道上を滑って行く。

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そのまま滑って行くと、ネイチャーセンターに到着! 6時間ほどのバックカントリーであったが、登りの累積標高差800mに対して1450mほどの標高差を滑ることができた。景色もよく、斜面にも恵まれたコスパ的にひじょうによいルートと思う。ネイチャーセンターにデポしておいた1台の車に運転手たちだけが乗り込み、月山スキー場に置いた車を回収した。

下山後は道の駅にしかわに併設されている水沢温泉館にて汗を流した。日帰り入浴料金は300円と安い。以前は地ビールレストランもあって、5年前はそこで打ち上げをしたのだが、現在はランチ営業だけとなっていた。ただし、道の駅のショップで月山地ビールは購入できる。もちろん購入したのは言うまでもない。

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このまま帰路についてもよかったのだが、さすがに疲れた身体である。またせっかくの機会でもある。帰るのは翌朝にして、夜は5人で某所にて打ち上げ宴会を行った。月山地ビールもそこで開けられたのだった。

YouTubeにアップした記録動画です。

今回のGW北海道・東北遠征は、移動の日程を含めるとのべ13日となり、ほぼ2週間にわたる長期遠征であった。今回の驚きは、うまい具合に天気に恵まれたことであった。本州では天気が悪かったゴールデンウィーク前半も利尻は天気がよかった。私が北海道を離れると北海道の天気は悪くなったようだ。唯一天気の悪かった八甲田も、行動ができないほどの悪天ではなかった。その後はよい天気が続き、まさに「私は晴れ男!」と言ってもおかしくはない状況だった。おかげで休息日なしの9日間連続のスキー山行になってしまったが、さすがに疲れは溜まった。最近の長期山行では、若い時に見られた体力の回復はほとんど起こらず、疲れはどんどん蓄積していくだけである。それでも山に入ってよい斜面があれば、滑りを思いっきり楽しんでしまう。

今回の遠征の核心はやはり移動である。毎日100km〜200kmの移動はさすがにきつかった。本来であれば北海道に限定したかった旅である。行きの舞鶴から北海道へのフェリーは連休前の有休取得によって取れたが、始動が遅かったこともあり、帰りの便は満席で取ることができなかった。そのため津軽海峡をフェリーで渡るしか関西に帰る方法がなかった。その津軽海峡フェリーも空いている便は限られていたため、GW後半は東北の山をまわることにした。それによって毎日の移動距離は増えてしまった。年齢的なことを考えると、このような山旅を行うのはそろそろ限界かもしれない。来年あたりからはエリア限定の山旅にしようと思う。そのためには早めに計画を決めて、早めに交通手段の手配をしなければと思う。

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Comments

 高です
 GWの記録アップ、お疲れ様でした。 後は 立山ですね。(笑)
 楽しませていただき、ありがとうございます。
 東北方面は交通の関係でついつい避けていているうちに、歳で行けず仕舞いになってしまいました。

Posted by: 高です | May 29, 2019 11:28 PM

高さん、東北はいいですよ。
八甲田はロープウェイが使えるので、お手軽と思いますよ。

Posted by: マメゾウムシ | June 06, 2019 09:43 AM

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