栂池バックカントリー1:強風の天狗原から親沢滑走
4月の第1週の週末は正月以来の栂池へ。残っていたリフト回数券の消化と、かって出場した山岳スキーレースの応援を兼ねて、天狗原から親沢へのバックカントリーを楽しんできました。3月に入ってからの降雪にて1mも積雪量が増えたとのことで、上部はまずまずの雪でしたが、下部は湿雪重雪にて、筋トレ的なBCとなりました
【日程】2019年4月6日(土)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬乗鞍岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】栂池自然園駅9:12〜天狗原10:21-46〜親沢滑走〜親沢1753m付近11:37〜ヒヨドリ尾根1957m12:33-43〜成城小屋下12:49〜栂の森ゲレンデ13:00
3月後半から4月にかけて結構な降雪が続いた日本海側の山間部。うかつにも3月中にタイヤをノーマルに替えてしまいっていたため、どこに行くべきか迷っていた。ちょうど週末に向かって気温も上がるようなので、標高を上げなければ道路は乾いているだろうという推測のもと、行き先をゴンドラ・ロープウェイを使える栂池とした。念のためチェーンは車に積んでいたが、往復の車の移動に問題はなかった。
下界からも白馬三山の稜線に雪煙が舞うのが見えた。明らかに風が強そうだ。
この週末は、私もかって出場したことのある山岳スキーレースが栂池にて開催される。土曜日はバーチカルレースというのがあり、ゲレンデを登るタイムを競う。ゴンドラ乗場はレースに参加する選手たちで賑わっていて、知っている顔もちらほらあり、挨拶を交わす。
さらに知っている顔を発見! もう20年以上前になるが、関東にいた時に所属していた山岳会の先輩でした。10年ぶりぐらいの再会! 神奈川県山岳連盟関係者で蓮華温泉へ行くとのことで、天狗原まで一緒になった。
ゴンドラ・ロープウェイを乗り継ぎ、栂池自然園に上がる。
シール登行を始めるが、調子悪し! 50歳を過ぎてから極端になった寝不足によるパフォーマンス低下だ。天狗原に雪煙が上がっているのが見える。明らかに稜線は風が強そうで、白馬乗鞍岳のピークハントは厳しそうだ。天狗原までの登りだけなので、ゆっくり行くことにする。
天狗原の祠に到着。確かに風が強い!
この強風では白馬乗鞍岳に向かう人はいない。
爆風と言える強風だが、気温はさほど低くはないので充分に耐えることはできる。シールを外して滑走準備に入る。
方向を誤って、山ノ神尾根の北側の谷に入りかけたが、山ノ神尾根を回り込んで、親沢にドロップイン。
天狗原からの急斜面から滑りこむスキーヤーが目の前を滑って行く。こんな日は親沢に入る人は多い。明日はこの斜面を滑りたい。
沢の中は風はほとんどなく快適だ。正面には登り返す予定のヒヨドリ尾根。
雪も悪くない! パウダーらしきものもあった!
滑っていくと、1753m付近にて山岳スキーレースのコースが現れた。選手達はヒヨドリのコルから親沢側に滑走し、ほぼ往路近くを登り返すようにコース設定がされている。さらに下まで滑って行きたいところだが、このあたりでヒヨドリ尾根に登り返さないといけない。
シールをつけて、ほぼ山岳スキーレースのコースに沿ってヒヨドリのコルに登り返す。そのままヒヨドリ尾根を天狗原側の1957mまで上がる。
シールを外して成城小屋方向へ滑走。
林道に出たら、正面の沢に滑り込む。
沢に中は湿雪重雪と化し、疲れる滑りとなった。雪が緩んだため、所々で点発生雪崩が起こっていた多数のデブリがあった。
沢を滑っていくと再び山岳スキーレースのコースと合流。ここはスタートからの登りコースとなっている。
滑って行くとすぐに栂の森ゲレンデに出た。まだ13時であったが、寝不足によるパワー不足のため、ジャッキーズキッチンにてしばし休憩とした。
この後は長いゲレンデ滑りが待っていた。まだ栂の森のリフトに1回乗れるだけのポイントが残っていたので、ゲレンデトップに上がってからボトムまでの滑走。ボトムまで滑れるのはよかったのだが、これが湿雪にて実に疲れる滑りとなった。
YouTubeにアップした記録動画です。
Comments
栂池やはり雪たっぷりありますねぇ。
それにしても単独行ツアー、岐阜以外では珍しくなりましたね。
Posted by: CIMA | April 12, 2019 08:34 PM
CIMAさん、レスポンスが遅くなってしまい、申し訳ありません。
以前は単独の方が多かったのですが、最近は事情が許してくれません。
後進を育てることも重要な使命なので、頑張って行きます。
Posted by: マメゾウムシ | April 25, 2019 12:02 AM