湿雪重雪の野伏ヶ岳スキー
1週間前の記録になってしまいましたが、毎年のこの時期恒例の野伏ヶ岳へ、今回は月末のテレマークイベントの下見と腰痛のリハビリを兼ねてのバックカントリースキーでした。直前に30cmほどの降雪があったようで、それが湿雪重雪で疲れましたが、平日ということもあり静かな滑りができた1日でした。ただし急斜面では点発生雪崩が起きやすい状態だったので、背後から落ちてくる雪崩れと雪玉に注意しながらの滑りとなりました。
【日程】2019年3月20日(水)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】白山中居神社7:28〜和田山牧場跡8:55〜ダイレクト尾根取付(湿地)9:19〜北東尾根合流点11:04〜野伏ヶ岳11:18-51〜中央ルンゼ滑走〜和田山牧場跡12:41〜白山中居神社13:24
全国的に寡雪の今シーズンでしたが、野伏ヶ岳も例外ではなかった。残雪量は例年の4月中旬ぐらいの感じ。それでも藪スキーとなった3年前(2016年4月4日の記録)よりは残雪量は多い。
白山中居神社を7時半にスタート。
例年3月中であれば、石徹白川の橋を渡るとすぐにシール登行を開始できるのだが、そうはいかなそうだ。
残雪はあるが、つがっていない。
スキーを担いで30分歩いただろうか。ようやく雪がつながったので、シール登行開始である。
林道のヘアピンはショートカットして進み、標高990mからは林道から離れて尾根沿いに進んだ。
和田山牧場跡に飛び出すと、目の前に野伏ヶ岳の勇姿が現れる。いつ見ても感動する風景だ!
平坦地を林道沿いに進み、湿地を回り込む。
ダイレクト尾根に取り付く。
ダイレクト尾根に乗ったが、少々藪が濃い。
昨年に山頂直下まで行った小白山(2018年3月31日の記録)。
腰痛明けなので、無理せずゆっくりとダイレクト尾根を進む。
とある撮影隊に抜かれました。軽快な道具でサクサク進んでいく。
北東尾根と合流したら山頂までもう少し。
白山中居神社から4時間弱で野伏ヶ岳の山頂に到着!
遠くに乗鞍岳と北アルプスが見える。
白山方面の展望。
まずはランチ。
それでは滑走に入ります! 滑走シーンは動画をご覧下さい。
今回は中央ルンゼを滑るとします。去年(2018年3月29日の記録)は大きめな点発生雪崩が起こったが、今回も注意してかからねば。
南面の大斜面を右に見て、中央ルンゼへドロップ。
やはり雪崩れました。規模は小さくスピードも遅いので、かわすのは容易でした。
滑った後から落ちてくる雪玉も要注意でした。常に背後に気を付けながらの滑りでした。
安全なところまで下りてきました!
和田山牧場跡から滑ってきた中央ルンゼを振り返る。北東尾根とダイレクト尾根の間のラインになります。
あとは林道をショートカットしながらの滑り。
積雪が途切れた所で滑走終了!
白山中居神社に無事下山。3年前の雪の少なさに比べればまだ充分に滑れます。
ワンゲル部の山小屋に戻り、薪ストーブにあたりながら、鍋をつつきながらの一杯は最高でした。
YouTubeにアップした記録動画です。
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