若桜東山で悪雪スキー
氷ノ山東面でいい雪を堪能した翌日は、お隣の東山(とうせん)へ。鳥取県では4番目に高い山(1338m)です。気温上昇のため、積雪は生コン状態と化し、修行系のバックカントリーとなりました。
【日程】2019年2月3日(日)
【山域】中国東部
【場所】若桜 東山
【メンバー】Fukikoさん、どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇りのち雨
【装備】テレマーク4
【コースタイム】糸白見林道駐車地点6:40〜490m林道分岐7:23〜上部林道950m9:45〜東山11:47〜イツノ谷滑走〜上部林道12:40-13:00〜上部林道1000m地点13:25〜北側尾根滑走〜糸白見林道15:25〜駐車地点16:28
この日は、帰宅したかねやんともりたんに入れ替わって、どうちゃん・ばるちゃんのご夫婦2名が参加。7年前にどうちゃんが「東山に行ってよかった」ということで、今回の計画となりました。
6時に道の駅若桜桜ん坊に集合し、糸白見林道へ車を走らせる。林道は除雪はされていたが、軽トラ用の狭い除雪幅。無理せず適当な駐車スペースに車を駐める。
スキーを担いで林道を進むとシカ柵に行く手を阻まれるが、扉を開けて通ることができる。
標高490m林道分岐にて、左に曲がり、橋を渡る。
東山から北東に伸びる尾根に取り付く。前日に入ったと思われるシュプール跡が2つほどあり。
どうやら地形図にない夏道がついているようで、東山への案内板が所々に見かける。
尾根は部分的に急登あり。880m小ピーク、906m小ピークと途中アップダウンを越える。狭い杉林の急登を藪を掻き分けながら登り切ると、上部林道に出た。
林道上からは案内板に従って、再び尾根へ取り付く。前日に入山したと思われるシュプール跡から推測すると、彼らは山頂からイツノ谷を滑って上部林道に出て、林道沿いにこの尾根へ戻ってきているようだ。
しばらくは狭い尾根の登りが続く。
傾斜が緩くなってくると、オープンな斜面が目の前に現れた。天気予報通り、天候悪化の兆し。雲が多く、風も強いが、気温は高い。
東山の山頂に到着。出発してから5時間が経過していた。
風が強いので、一段下りた所で滑走準備をする。視界もだいぶ悪くなってきた。
イツノ谷の上部斜面。パウダーならばよい斜面ですが...
グサグサの重雪!
上部はなんとかターンはできたが、下るに連れて生コン雪状態へ。
完全に修行系。単に高度を落とすだけとなっていく。
上部林道に出て一休み。山頂と違って風もなく平穏だg、気温上昇で雪が緩み、時折、小さな点発生雪崩が起きる。
7年前は伐採地だったため快適だったという斜面へ、林道を歩いて移動。ステップソール板である私とFukikoさんはシールをつけずに歩く。
1000m地点から北側の尾根を滑走するのだが、出だしは急斜面をトラバース気味に尾根を回り込む。新雪と旧雪の結合が悪く、表面の重い新雪が簡単に雪崩れる。
快適でない滑りで尾根を滑走する。
7年前の伐採に出たが、見事に杉が成長していた! それはそうでしょうね。あとで気が付くのだが、私はこのあたりでスマホを落とすという失態を冒す。
ポケットが開いた状態で藪スキーをすれば、それはスマホを落とすでしょう!
林道に出て一安心だが、まだ糸白見林道ではない。
林道が沢を渡る手前で、スマホがないことに気づく。ポケットのファスナーは見事に開いていた。同行者のスマホの”iPhoneを探す”機能で調べてもらったが、地形図ではないのでよくわからない。とりあえず現在地からは離れていることはわかる。登り返して探すのもひじょうに厳しい。ここはドコモのケータイ保障サービスに加入していることから潔く諦めることにする。後日、地形図と照合すると、旧伐採地に入る手前であることがわかったが、確かにその時にいったんスマホをポケットから取り出していた。山でのポケットの開閉は要注意で、8月に沢でスマホを釜に落とすという失敗を冒したばかりだったのに何も対策を講じていなかった。ようやく現在はスマホに落下防止用の紐をつけるようになったが。
林道を滑って行くと、糸白見林道に出た。雨がパラつきだしたが、あとはスキーを担いでの下山。
林道の途中にあった小屋は、鳥取大学ワンダーフォーゲル部の山小屋らしいが、使っているのだろうか?
雨の中を駐車地点に帰着。生コン重雪に苦労したので、久しぶりの10時間行動となってしまいました。スマホを紛失したショックもあり、ダメージの大きなスキー山行でした。
YouTubeにアップした記録動画です。
Comments