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November 08, 2018

黒部川下ノ廊下トレッキング1日目(欅平〜阿曽原温泉)

黒部川の上ノ廊下は2回遡行しているが(2018年8月2016年8月の記録)、下ノ廊下はまだ歩いたことがなかった。そんなわけで、黒部川の下ノ廊下と上ノ廊下をつながるために、欅平から黒部ダムまでトレッキングしてきました。

【日程】2018年11月1日(木)〜2日(金)
【山域】北ア立山
【渓谷名】黒部川 下ノ廊下
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】11/1 晴れ、夕方一時雨、11/2 晴れ
【コースタイム】
11/1 欅平駅9:50〜水平歩道始・終点10:37〜蜆谷11:18〜志合谷トンネル11:54〜大太鼓12:27〜オリオ谷12:50〜阿曽原温泉14:12
11/2 阿曽原温泉6:23〜権現峠6:52〜仙人谷ダム7:18〜東谷吊橋7:40〜半月峡8:18〜十字峡9:07-21〜白竜峡10:04〜黒部別山谷出合10:38-49〜内蔵助谷出合12:33〜黒部ダム下13:21〜黒部ダム駅13:52

黒部川の上流部は、源流部から薬師沢小屋付近までを奥ノ廊下、その下流部の黒部ダムまでを上ノ廊下、さらにその下流部の仙人谷ダムまでを下ノ廊下と呼んでいる。上ノ廊下と奥ノ廊下は沢登りとなるが、下ノ廊下には戦前からつづく電源開発の調査目的で道がつけられており、通常の登山装備で行くことができる。ただし、ひじょうに狭い断崖絶壁沿いの道が続く上級者コースで、事故が絶えない。今年も開通してからわずか1ヶ月ほどで3件の死亡事故が発生している。峡谷ということで雪融けが遅く、9月中旬から10月にかけて登山道の整備が行われてから登山道が開通する。残雪が多い年には開通しないこともある。

下ノ廊下が通れるのは、わずか1〜2ヶ月ほどで、宿泊地が阿曽原温泉だけということもあり、開通期間の週末はたいへん混雑する。阿曽原温泉小屋は10月末で営業を終了するが、小屋が解体される11月第1週末まではトイレと露天風呂は利用できる。今回は、登山者が少ないだろうと思われるこの営業終了後の平日を狙って行くことにした。上ノ廊下とつなげるためにはやはり登りだろうということで、欅平から黒部ダムを目指すことにした。問題はどうやって行くかだが、単独ということもあり、車の回収の必要がない公共交通機関利用で行くことにした。

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前夜に梅田阪急三番街21:50発の夜行バスに乗り、富山駅に5時45分に到着。予定より7分早く到着してくれたおかげで、電鉄富山駅5:58発の宇奈月温泉行きの列車に乗ることができた。この列車に間に合わなければ、あいの風とやま鉄道にて富山駅から魚津駅へ行って、富山地方鉄道に乗り換える予定であった。

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宇奈月温泉駅からは宇奈月駅に移動し、トロッコ電車に乗り換える。事前に予約と支払は済ませてあるので、切符を受け取るだけ。予定通り、予約した電車に間に合ってなによりであった。

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8:17発のトロッコ電車に乗車。平日なのに観光客は結構いた。

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500円を余計に支払って、窓のあるリラックス車両に乗車。夜行バスで来た体には背もたれのある方が有り難い。もう若くはないので。客車番号は指定されるが、どこの席に座るかは自由。

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欅平駅に9:33に到着。雰囲気的に水平歩道方面に行く登山者は私だけのようだ。

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対岸の山の紅葉はちょうどよい感じ。

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登山口は階段。

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健脚者限定だそうだ。私はどちらかというと健脚の方なので、進むことにする。

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登山道はつづら折りになり、結構高度を上げる。

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雪を被った毛勝三山が雲の隙間から見えた。

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送電線の鉄塔まで上がると、尾根上になる。

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しばらく進むと、水平歩道の開始地点である。

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断崖絶壁沿いの狭い歩道が始まる。

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蜆谷付近のトンネル。

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ニホンザルがいた。

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こちらを伺うサル。

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色づいた峡谷の絶景が広がる。

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一応、水平歩道には、手すりとして束ねた針金やロープが設置されているが、部分的にないところもある。

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支流の谷が入ってくる箇所は、対岸の水平歩道が見える。

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志合谷のトンネル入口。

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結構長いトンネルなので、ヘッデンが必要。トンネル内には水が流れているので、トレランシューズでは濡れる。

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志合谷には雪渓が残っていた。

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こんな所で登山者とすれ違うのは一苦労。広めの所に戻ったりしてすれ違うわけだが、すれ違ったのは4名だけだった。

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オリオ谷は堰堤内のトンネルで渡る。内部には水が結構溜まっていて、トレランシューズでは靴下まで濡れてしまった。

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折尾ノ大滝。

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絶景!

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道が広くなると緊張もほぐれる。本当にいい色づきだ。

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紅葉とナメ滝。

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阿曽原温泉小屋が見えた。テントは1張りのみ。

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阿曽原温泉小屋には従業員がいて、テント泊の受付をしている。幕営料800円と入浴料700円の計1500円を支払う。ビールの自販機があった。それから住居の確保。軽量化のためツエルト泊だが、お酒だけで1kgあり。

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ツエルト設営中に駒沢大学ワンダーフォーゲル部のパーティーが黒部ダム方面から到着したので、ワンゲル部関係者として少し話しをかわした。

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設営が済んだらもちろん露天風呂へ。幕営地から5分ほど下った所にある。

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風呂のお湯は高熱隧道内からこの抗口を通して引かれているようだ。

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ちょっとお湯はぬるかったが、これぐらいが長湯ができてちょうどよい。おまけに独り占めだ。絶景を見ながらの入浴は最高であった。

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幕営地に戻ると、黒部ダム方面から何組か到着していた。最終的には全部で6張ぐらいになったが、欅平からは私だけのようだった。まずは持ち上げたビールで1人乾杯。それから白と赤ワイン、そして日本酒と続いたのだった。

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夕方に一時的に雨となり、ツエルトの中へ。夜には天気は回復し、深夜にトイレに起きた時には満天の星空であった。

黒部川下ノ廊下トレッキング2日目(阿曽原温泉〜黒部ダム)につづく

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