剱岳 早月尾根往復ワンデイ
ワンダーフォーゲル部の剱岳夏合宿パーティーを馬場島にて見送った翌日に、私も早月尾根から剱岳をワンデイで往復してきました。
【日程】2018年9月2日(日)
【山域】北ア・立山
【場所】剱岳 早月尾根
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】馬場島4:14〜松尾平4:54〜早月小屋7:41-50〜剱岳10:14-27〜早月小屋12:11-18〜松尾平14:15〜馬場島14:47
8月30日に先発隊として雑穀谷でクライミング練習をしたが、その後の天気予報が思わしくない。夕方に国立登山研修所の夏山リーダー研修会に参加していたメンバー1名を立山駅でピックアップし、馬場島に移動し本隊と合流した。
馬場島のキャンプ場に集結したワンゲル部剱岳夏合宿パーティーだったが、翌日の天気が悪いので1日停滞することになった。
剱岳を開けて、必勝祈願!
予定より1日遅れの9月1日に、ワンゲル部剱岳夏合宿パーティーは馬場島から早月小屋を目指して出発した。彼らは剱岳を越えて薬師岳まで縦走の予定だが、台風21号の動きが気になるところだ。
私はこのまま帰阪しようとも思ったが、翌日の天気が持ちそうなので、2日間の停滞した身体に気合いを入れるために、急遽、日帰りにて早月尾根を往復することにした。久しぶりのヘンタイ系登山です。
翌日から平常勤務ですので、早めに帰阪したい。ということで、3時起き4時出発とした。いろいろ支度にゴタゴタしていたら、出発時間は4時を過ぎてしまっていた。
ヘッドライトを点けて、ここから登山道に入る。
5時には明るくなった。ロングルートなので焦らずゆっくりと。トレランを本格的にやっていた時のスピードをもう年齢的に出せないので。
猫又岳方面の眺め。
正面は小窓尾根の岩峰か?
馬場島から3時間半で早月小屋に到着。ワンゲル部パーティーをはじめすでにみんな出発したようでテン場には1張りもなく閑散としていた。
なにかチョコチョコすばしこい動物がいると思ったらオコジョだった。好奇心旺盛の個体らしく何度も同じ所に出現したので、写真に撮ることができた。
富山湾方面は青空が見えていた。
まだまだ先は長い!
まだ咲いていたトリカブトとセリ科の花。
本格的な岩稜となってきた。
ライチョウがいました!
鎖場は大人数パーティーがいて渋滞気味。途中、トレイルランナー1名に追い抜かれたが、それ以外は先行者を追い抜く。
山頂が近づいて来た。しかし今日はこんなに登山者が登っていたのかと思うぐらいに、ここに来て多くの登山者をみる。前日のうちに結構多くの登山者が早月小屋に入っていたのだろう。
馬場島からちょうど6時間で剱岳山頂に到着! おそらく20年以上ぶりの剱岳の山頂だ。確か1995年の5月に別山尾根から登って以来だ。山頂は多くの登山者で賑わっていたが、残念ながらガスで展望はなかった。
長い下りが待っているので、往路を戻る。
帰りもライチョウがいました。
登ってくる人を登山道上で待つことが多かったが、それでも下りは速い
早月小屋で少し休憩して、あとはノンストップで下る。
太い幹の杉の木が何本かあったが、上で幹が分枝している。雪で折れたのだろうか?
登山口に下山。
出発から終了まで10時間半、標高差2300m近く、距離約16km。剱岳早月尾根往復は久しぶりのロングルート日帰りでもあり、流石に足にきました。湯神子(ゆのみこ)温泉にて汗を流してから帰阪しましたが、久しぶりに翌日はひどい筋肉痛でした。
Comments
UTMB完走経験の猛者が筋肉痛とは!
私も7年ぐらい前に早月尾根を日帰りしましたけど、普通の山を2往復したような疲れが残りました。
今回、混雑していなければ、もっと楽だったのかもしれませんね。
それにしてもワンゲル部員、あの天候の中、薬師岳までたどり着けたのでしょうかね?
Posted by: CIMA | September 05, 2018 07:25 PM
CIMAさん、私ももう歳ですよ。
40代の時にようにはいきません。
久しぶりのロングルート日帰りでしたが。
ワンゲル部剱パーティーはギリギリ台風に間に合わず、昨日は薬師岳山荘にて緊急避難および停滞となりましたが、本日無事に折立に下山しました。
顧問としてはハラハラでしたが、彼らにはいい経験になったと思います。
Posted by: マメゾウムシ | September 05, 2018 11:31 PM