石徹白 倉谷 カンバタ谷遡行
9月15日〜17日の3連休は石徹白にあるワンダーフォーゲル部の山小屋に滞在し、現役学生の実技指導をしていました。天気が1番よかった最終日に、ワンゲル部の若いOBたちと倉谷からカンバタ谷を遡行してきました。実にきれいな沢で、遡行をお勧めしたい沢でした。
【日程】2018年9月17日(月)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 倉谷 カンバタ谷
【メンバー】Iさん、Hくん、マメゾウムシ(OPUWV部)
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】石徹白登山口7:05~倉谷出合7:20~入渓7:44~堰堤8:35~カンバタ谷出合10:48~11:07~大滝上11:35~水場分岐12:58~神鳩避難小屋13:12-34~いとしろ大杉14:29~石徹白登山口14:35
車は1台なので、石徹白登山口の駐車場に車を置き、徒歩にて倉谷出合に向かう。
倉谷の出合。一昨日にだいぶ降ったので、水量がまだ多そうな感じ。
まずは倉谷右岸の林道を進む。
やがて藪漕ぎとなる。行ける所までは藪漕ぎを続ける。
林道が完全に不明瞭になったところで、ブロック堰堤に出る。その堰堤を越えたところから倉谷に入渓。
倉谷はなかなかきれいな渓相である。
しばらく進むと堰堤が現れた。左右どちらからも巻けそうだったが、右から巻いた。
ちょっと水量は多いが、問題はなさそうだ。
4m滝が現れた。これは左から巻いた。
巻く途中にタマゴタケ発見。
右岸の枝沢から4m滝が落ちる。
ナメが現れる。
美しい!
左岸の枝沢から落ちる3段の滝。
トイ状の流れ。
素晴らしいナメ小滝が続いた。
右壁に穴が2つある深い釜をもった2m滝が現れた。
右から越えたが、滑りやすそうだったので、念のためロープで確保した。
その後も美しい渓がつづく。
入渓してから3時間ほどで、カンバタ谷出合に到着。カンバタ谷は、うっかりしていると見過ごしそうな流れである。
大休止してからカンバタ谷の遡行開始。
すぐに連瀑帯が始まる。
直登は容易!
奥に大きな滝が見える!
美しい直瀑だ!
右から小さく巻く。
沢上谷を思い出す美しい滝だ。
最後の10m滝も右から巻いた。
木は掴めるが、足下が崩れやすく、ちょっとイヤらしかった。ロープを出してもよかったかもしれない。
滝の上に出て一安心。左から水量のある支谷の流れがあった。
時々、小滝が現れるが、直登は容易だ。
ワイヤーがあるのが不思議だが、伐採作業で使用したのか?
マムシを危うく掴みかける!
まだ小滝が現れる。
赤テープがあるところが、神鳩の水場への分岐。ここを左へ。
水がチョロチョロ流れる滝を登る。
踏み跡をたどって水場に出る。
そのまま踏み跡を登ると神鳩避難小屋に到着し、遡行終了。石徹白登山口から6時間の行程でした。沢装備を解除して大休止。
あとは登山道を下るだけ。
リンドウが咲いているのを見ると秋を感じます。
登山道沿いにはタマゴタケがたくさん出ていた。
まさにタマゴ!
いとしろ大杉。
石徹白登山口に無事下山。ワンゲル部員達の沢登り訓練に充分に使えるいい沢でした。今シーズンのワンゲル部山小屋周辺の沢探索はこれで終了かな。来シーズンは、倉谷本流や初河谷も遡行してみたい。
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