滝畑 ソノ谷・醤油谷の遡行図
6月2日に単独で遡行・下降した大阪の滝畑のソノ谷・醤油谷の遡行図も作成してみました。
細かい情報までは遡行図に入れられませんでしたが、次に行った際に情報を補足して、アップデートはしたいと思ってます。
2019年7月13日に再遡行し、滝の高さについて若干の修正を行いました。
6月2日に単独で遡行・下降した大阪の滝畑のソノ谷・醤油谷の遡行図も作成してみました。
細かい情報までは遡行図に入れられませんでしたが、次に行った際に情報を補足して、アップデートはしたいと思ってます。
2019年7月13日に再遡行し、滝の高さについて若干の修正を行いました。
記録の少ない沢を遡行した際には、遡行図を作成するようにしてます。
自分の忘備録の意味もあります。
どうやって作成するかと言うと、滝など特徴のある地形をどんどん写真に撮っていきます。
人も一緒に撮ります。
人を入れることによって滝の高さがだいたいわかります。
ほとんどのカメラは写真ファイルに時刻情報を入れることができますが、GPSによる位置情報も入れることができると位置が特定できます。
私の場合、カメラのGPS機能をオンにするとバッテリーの持ちが悪くなるので、GPSのログはGPS専用機で別に取っています。
写真ファイルの時刻情報をGPSログに照らし合わせれば位置は特定できます。
パソコンのモニター上に地形図を出して、その上にトーレーシングペーパーを貼って、沢線をトレースします。
トレーシングペーパーにトレースした沢線上に滝などを落としていきます。
一通り、滝などを落としたら、トレーシングペーパーをスキャナでスキャンして、あとはAdobe illustratorなどで滝の高さなどの文字や記号を載せれば、それなりに見映えのよい遡行図が出来上がります。
ちょっとレトロな作成法ですが、パソコン上ですべてやってしまうことも可能と思います。
以下のページは遡行図作成においてたいへん参考になります。
6月9日に遡行した奥美濃前谷川支流の矢谷川の遡行図です。
今年も白山麓で開催された京都北山テンカラ会主催の第9回テンカラ釣り講習会に参加してきました。白山麓で開催されるのは2年目で、それまでは富山で開催されていました。その経緯については、昨年のブログをご覧下さい。
我が軍団は、昨年も参加した3名(加古川のOさん、岡山のTさん、私)に新たなメンバー4名(マルちゃん、千葉のOさん、Sおばさん、ワンゲル部OBのIくん)を加えた7名で西日本から乗り込んだ。テンカラ釣りの世界は年輩の男性中心だが、なんと7名中4名が女性で、最年少男子のIくんはまだ20代である。初心者は千葉のOさんとIくんの2名であるが、2年間まったくテンカラ釣りをしなかったSおばさんは初心者と変わらない。このSおばさんの他は意欲もあり、今後のテンカラ界を大きく変えそうなメンバーと言える。全員がテレマーカー、もしくはその経験者でもあるのも異色感が漂う。
金曜日の夜に車2台で兵庫と大阪から出発し、名神高速の多賀SAにて合流。講習会は土曜日の午後からの開催だが、せっかくの機会なので、仮眠2時間で、翌朝は白山麓某所に入渓することにした。
入渓までのアプローチではササユリが出迎えてくれた。
入渓!
なかなかアタリさえなかったが、最初に釣り上げたのは岡山のTさんだった!
その後、加古川のOさん、そして私もイワナをかける。
初心者であるワンゲル部OBのIくんも釣り上げる!
私の2匹目!
マルちゃんも1匹あげる!
2時間半ほど釣り上がったところで終了。私は4匹と釣果は渋かったが、7名中5名がイワナをかけた。初心者の千葉のOさんに釣らせられなかったのは実に残念。この日は水温が低かったためか、全体的にイワナの活性は低く感じた。他の渓へ入ったグループもこの日の釣果は渋かったようで、低水温など気象条件の影響が大きかったのかもしれない。Sおばさんはもちろんボウズだった。
昼食をゆっくり取る時間がなかったので、道の駅瀬女のできたてパンでお腹を満たした。
午後からは白山里にて、いよいよテンカラ釣り講習会が開講。まずは京都北山テンカラ会の冨士先生や橋本さんからテンカラ釣りについてのレクチャーを受ける。
座学の後は、毛鉤巻き実習。
毛鉤巻きは老眼にはきつい作業! おまけに寝不足で目がショボショボしてしまう。適当なところで私は切り上げた。
午後からは雨が降り出していたが、16時ぐらいには止んでくれたので、外でキャスティング練習。初心者はこのキャスティングが課題ですね。1時間以上もこの練習が続いたのは、参加者の意欲を感じる。私はまた途中で切り上げたが...
うまいビールを飲むために、夕食前に素早く宿の温泉に入ってからの、待ちに待った夕食開始。
我が軍団の女子3名と私がいるテーブルはビールの消費が速い!
夕食後は2次会に突入し、宴は深夜まで続いたのだった。
翌日はグループ単位で各渓へ。私たちのグループは初心者がいることもあり、京都北山テンカラ会のメンバーと一緒に近くの渓へ。スタートが遅かったこともあり、釣果は前日以上に厳しかったが、冨士先生や京都北山テンカラ会のメンバーから現場で直接にポイントやキャスティングの指導を受けることができたのは、メンバーにとってよい経験になったにちがいない。
厳しいながらも確実に釣果を出すマルちゃんとTさんはさすが! なぜかイワナを釣らずにカジカガエルを釣り上げたSおばさんは、やはり変なおばさんか! 私は二日酔いでテンション低く、早めに竿をたたんでしまいました...
ランチは、テレ仲間のAさんが御家族で経営しているそば処花川にてお蕎麦をいただく。いつもながら美味しい。
今回は釣果は厳しかったが、近畿と北陸のテンカラ師の交流の場として有意義な2日間でした。禁漁までのこれからの3ヶ月間で、悔いなくテンカラ釣りを楽しもうと思う。
先週末は、私にとっては3年ぶりになる比良の沢へ。明王谷・奥の深谷を、ワンゲル部OBのぬーい、現役のタッキー、そして私の3人で遡行してきました。日本百名谷に選ばれているだけあって、どの滝も美しい釜をもち、ナメも美しい沢でした。
【日程】2018年6月17日(日)
【山域】比良
【渓谷名】安曇川水系 明王谷 奥ノ深谷
【メンバー】ぬーい、タッキー、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】坊村8:49〜奥の深谷出合9:37-57〜4段40m滝下11:03〜2段4m滝下13:30〜登山道交差点13:49-14:12〜坊村15:19
私とタッキーは前夜入りし車中泊。翌朝に出町柳駅からバスで来たぬーいと合流。坊村8:41到着のバスは2台で、たくさんの登山者が下車した。
それでは出発。
3年前に白滝谷を遡行した時は、坊村からすぐに明王谷に入渓したが、今回はスタートが遅いので、林道にて奥ノ深谷出合に向かうとする。
寄生植物であるギンリョウソウ。
白滝谷にかかる橋が入渓地点。
沢装備を装着する。タッキーの足下にはヒルが...
橋のすぐ下流側が奥の深谷と白滝谷の二俣になっている。
早速、1m滝が現れる。
2m斜滝。
7m滝は左から越える。
4m斜滝。
流れの中を直登。
4m斜滝は右から越える。
2段8m滝が姿を現した。
クライマーでもあるぬーいが右の流れの右側を登る。
後続はロープを出してもらい、巻き気味に登る。上部のトラバースが嫌らしかったので,ここは直登の方がよかったかもしれない。
すぐに4段40m滝が姿を現す。
3段目までは流れの右側を登る。
3段目を登ったところで、釜を泳ぐ。
4段目は右から巻く。
巻く途中にあったプールにぬーいが飛び込むが、ヘドロが湧き上がり、悪臭が漂う。動物の死骸でも沈んでいるのかという臭さだった。この後、ぬーいは清い流れにて体を清めざるを得なかった。
すぐに10m滝だが、右から巻くことにする。
続く7m滝も一緒に巻く。
3mナメ滝でちょっと一服! 若者たちはここでウォータースライダーを楽しむ。詳細については動画をご覧下さい。
一服した後の3m滝は、釜を泳いで左奥から登る。この登るシーンも動画をご覧下さい。
8m美瀑が姿を現す。左から巻けそうだが、嫌らしそう。
結局、右から大きく巻くことに。途中、岩に矢印が書いてあった。
登り切った後に、下降となったが、結構、下まで距離がある。練習も兼ねて、懸垂下降で下ることにする。ここでぬーいがザックを落としてしまう。やってはいけないミス。30mロープ1本だと距離が足りず、途中で1回切って、もう1回懸垂下降となった。
沢に下りて、8m滝の落口を見下ろす。幸いなことにぬーいのザックは回収できた。
5m斜滝は左から越える。
4m斜滝と滝が続く!
釜の左をへつって、左から越える。
廊下状となって、その奥に8m斜滝。
釜を泳いで、滝に取り付く。
滝の右側を直登。
続く斜滝は左側から越える。
息つく暇がない!
続く斜滝は右から越える。
2段4m滝の下まで来ました。どの滝も美しい釜をもっている。こういうところは飛び込まないとね!
2段4m滝はステミングにて。
足が開かん! なんとか通過できた!
7m滝は右から越える。
最後の斜滝も釜が美しい! ここで若者たちは最後の禊ぎ!
続くナメも美しい!
進むと登山道が沢を交差している。
ここで遡行終了。奥の深谷は、移動距離、標高差とも短いながらも、次々と滝が現れて、息つく暇もなかった。どの滝も美しく、さすがは日本百名谷に選ばれているだけはある。遡行時間は4時間ほどであるにもかかわらず、実に充実した遡行であった。
沢装備を解除したら、登山道にて下山。
白滝谷出合にはこんな注意書きが。沢は自己責任ですが。
お疲れ様でした!
YouTubeにアップした記録動画です。
矢谷川の遡行の翌日は、午後から雨予報とのことで、午前中だけの時間で、石徹白川の支流である倉谷の偵察を考えていた。
白山中居神社まで行ってみると、なんと大杉林道は土砂崩れのために通行禁止。
徒歩でならば行けたかもしれないが、時間的なことを考慮して、某所にて渓流テンカラ釣りとした。
なかなかよい渓相ですが、肝心の魚の反応がイマイチ。
アクセスしやすい場所は、釣り人が多く入るので、やはり渋い。
渋いながらもなんとかイワナを釣り上げた。今季の初物です!
この後にもう一匹釣り上げた。
初心者のIくんにはキツかったかな。
こんな滝があり。
林道が沢のすぐ横を通っているが、遡行しても面白いかも。
先週末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃石徹白に所有する山小屋から歩いて行ける沢登りルートの開拓ということで、前谷川支流の矢谷川を遡行してきました。アップが遅くなってしまいましたが、その記録です。
前谷川流域は、昨年に本流、支流の荒倉谷川とフナサコ沢(阿弥陀ヶ滝上流部)(2017年8月と9月の記録)を遡行している。地形図では矢谷川にはしっかりした水線が引かれており、そこそこの流れのある沢ではないかということで気になっていた。ちなみに昨年に遡行した荒倉谷川にはアラクラ滝は示されているが水線はなく、フナサコ沢には細い水線が引かれているだけだ。今回は金沢の山仲間のcimaさんとKさんから沢歩きをしたいという希望があったので、この機会に便乗して、ワンゲル部OBのIくんと現役のTくんとともに計5人で矢谷川を遡行してみることにした。
【日程】2018年6月9日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 矢谷川
【メンバー】cimaさん、Kさん、Iくん(ワンゲル部OB)、Tくん(ワンゲル部現役)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】駐車地点(白山禅定道案内板付近)6:56〜矢谷川入渓地点(670m)7:14〜遡行終了地点(林道交差1010m)9:03-25〜禅定道合流10:18〜駐車地点11:30
私たちワンゲル部関係者は5時半に山小屋を出発し、徒歩にて旧道の白山禅定道を下り、前谷川本流にかかる県道314号の橋の上で金沢から車で来る山仲間のcimaさんとKさんを待った。この道中で、白山禅定道を登るトレイルランナーぽい男女2名に会った。
金沢メンバーとは予定通りに合流でき、車に同乗して白山禅定道入口近くの駐車地点に移動した。
駐車地点の近くには白山禅定道についての案内板がある。
地形図を見ると、矢谷川の出合近くには堰堤が2つある。その堰堤を回避するために、林道でアプローチして、堰堤のかなり上から入渓することにした。
矢谷川の入渓地点に到着。思ったより水量が少なく、川幅が狭いのにはガッカリ。この部分は林道の上を水が流れている。標高差にして出合から200m上に位置するので、下流部を省略しすぎたかもしれない。ここより下流部は植林の中を緩やかに流れているようなので、平凡な流れの感じもする。機会があれば、下流部も偵察したい。
試しにテンカラを振ってみるが、反応は無し。遡行中に魚影もなかったので、どうやらイワナはいないらしい。
入渓してみると、小滝やナメが出てくる。
途中、大きなアオダイショウが横たわっているのに驚く。なにか大きな獲物を飲み込んだらしく、お腹が膨らんでいて動きも緩慢。
威嚇のポーズをされてしまう。
なかなかのナメが現れる。
癒やし系のよい沢では!
トイ状の滝。
ナメ滝が美しい!
沢初体験のTくんも楽しそう!
ロープを出すような滝はない。
標高900mが近づくと斜度が緩くなり、平凡な流れとなる。植林は手入れが行き届いているのか、沢は明るく、いい感じ!
標高900mを越えると、水量が減って、藪が濃くなっていく。さらに登ると、やがて流れもなくなった。
最後は少々の藪漕ぎになり、標高1010mで沢を横切る林道に出た。この上はもう沢を詰める価値はないだろう。
沢から林道に出たところはこんな感じ。入渓から2時間ほどのお手軽な沢だったが、意外や美しい沢だった。ワンゲル部の沢入門に使いたい。
林道を桧峠方面へ向かう。途中で、入渓前にすれ違った男女2名とあったが、道を誤って入ってきたらしく、一緒に引き返すことになった。
白山禅定道と合流し、駐車地点へ下る。
白山禅定道の途中には社跡があり、大きなトチノキがある。
駐車地点からは車にてワンゲル部の山小屋へ戻る。
時間的にはまだ早かったが、早速宴会が始まる。
周辺で採れたウド、ヤマブドウ、ハンゴンソウの新芽や、遅れて出てきたタラとコシアブラの芽を天ぷらにし、酒の肴に。
日帰り予定の金沢メンバーは夕方に帰路につき、残ったワンゲル部関係者3人だけで、夕寝の後に再び宴へ。実に最高の山小屋のロケーションです。
矢谷川の遡行図を作成してみました。正確でない部分はあるかもしれませんが、今後遡行する人たちの参考になれば幸いです。
1週間以上前の記録をアップします。多忙でブログを更新できないでいました。2週続けてですが、再び滝畑の沢に行ってきました。
滝畑の千石谷流域の沢というと、前回に遡行したクレン谷、そしてサカモギ谷が有名だが、その隣に位置するソノ谷と醤油谷についてはあまり情報がない。地形図では醤油谷には道がついている。はたしてこれらの沢に遡行価値があるのか、醤油谷についている道はどうなっているのかを調べるために、ソロでソノ谷を遡行し、醤油谷を下降してきた。
【日程】2018年6月2日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 千石谷・ソノ谷・醤油谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:50〜サカモギ谷出合10:26〜千石谷遡行〜大滝11:26〜ソノ谷出合(5m滝)11:38〜堰堤11:51〜760m二股13:24〜一本杉(鏡の宿)14:04〜醤油谷下降地点14:18〜600m二股15:08〜醤油谷出合15:50-16:09〜滝畑ダムバス停16:59
滝畑ダムへは公共交通機関利用にて移動。河内長野駅で降りて、バス停に行くと、やけに若い団体客が多い。なんとその中にワンゲル部の学生がいた。実はうちの大学の某学類の実習が滝畑であるとのこと。バスは増便で対応してくれた。学生たちは終点の手前で下車していった。
終点の滝畑ダムバス停から歩いて千石谷林道に入る。
ユキノシタ
ヒキガエル
サカモギ谷の出合から千石谷を遡行してみた。ここでアマゴの姿を見たことがあるので、テンカラ竿を振ってみたが反応は無し。
大滝のところでいったん千石谷林道に上がる。
オオバギボウシ
ソノ谷出合の手前で再入渓。出合はいきなりの5m滝。難しそうな滝でしたが、右側を直登する。
滝上は意外とよさそうな流れ。
小滝が出てきます。この2m滝は、シャワーを浴びながら右上の倒木を掴んで越えた。
この2m滝もシャワーを浴びながら越える。
シャワーを浴びるが小滝を直登していく。
いきなり堰堤が現れて、左から巻く。
堰堤上は水流がなくなるが、
すぐに復活。
また小滝が現れる。
途中、左岸側から崩れてきた土砂で流れが埋まった箇所を通過。
この4mほどの滝はシャワーを正面から浴びれば越えられそうな気もしたが、どうも登れない。ソロだと思い切ったことができない。
左のガレから高巻こうとしたが、小さくは巻けずに登りすぎてしまう。いったん下りて、右から巻いてみた。
無事巻けて、落口の上に出た。一安心。
その後も1〜2mほどの小滝が続く。
標高700mぐらいで右からの流れがあるが上部は急だ。本流である左を進む。
2段の滝が現れる。下段は7mほど。これがラスボスか? 一見難しそうだったが、正面を直登できた。
標高760m付近にある二股は本流である左を進む。
水量が乏しくなり、ナメ滝状の滝を登る。
そのまま流れを詰めていくと、蟻地獄状になったので、左に逃げた。
踏み跡を辿り、最後はちょっとの笹藪漕ぎで、
一本杉に出て、ソノ谷の遡行は終了。ソノ谷はクレン谷並みに直登できる滝が続き、充分に遡行する価値はある。
めずらしくこの山域で1名の登山者と会う。さらにエンジン音がすると思ったら、モトクロスバイクが2台現れて興ざめしてしまう。近くに林道が通っているので、バイクの侵入は容易なのだろう。
時刻は14時を過ぎていたが、予定通りに醤油谷を下降することにする。一本杉から小ピークを1つ越えて、868m標高点の手前の植林から下降を始めた。
途中からしっかりした踏み跡が現れたが、これが地形図にある道なのか、それとも林業用の作業道かは区別がつかない。
標高800mぐらいから流れが出てきた。
標高720mで左俣と合流。
標高700mぐらいで最初の滝が現れたが、左岸から容易に降りられた。
正面から見るとこんな感じで、クライムダウンでも降りられそう。
その後出てきた2つの小滝も容易にクライムダウン。
標高600mの二股で右から流れが合流。
下降が難しそうな4mほどの滝が現れた。左岸側に古いフィックスロープがあったが、とても体重を預ける代物ではない。
ソロなので無理にクライムダウンせずに、懸垂下降することに。久しぶりにエイト環にて。
正面から見るとこんな滝でした。
この2mぐらいの滝は右岸から巻き下りた。
時々古いフイックスロープがあるので、バリエーションルートとして登る登山者がいるのかもしれない。所々に踏み跡はあるが、地図にある道はほぼ消えている感じだ。
そのまま下っていくと堰堤に行く手を阻まれた。
堰堤は右岸から巻き下りた。
その後は1mぐらいの小滝を3つぐらい下りて、
千石谷本流に出た。千石谷と醤油谷の水量はほぼ同じだった。
醤油谷は滝の数が少なく、斜度も緩めなので、下降に向いた沢だった。千石谷左岸の沢を遡行した際には、ぜひ下降に使いたい。
沢装備を解除して、千石谷林道にて帰路につく。
林道から見たソノ谷の出合。出合の滝が木々の間から見える。
林道上にヤマドリの羽根が落ちていた。テンカラの毛鉤作りに使えるだろうか?
17時台のバスに間に合った。これを逃すと1時間以上待つことになる。
ソノ谷も醤油谷も悪くない沢だった。醤油谷はワンゲル部の沢の下降の訓練に使いたい。
遡行図を作成してみました。今後に遡行する人たちの参考になれば幸いです。
2019年7月13日に再遡行し、滝の高さに若干の修正を行いました。
Recent Comments