シャバシャバの針ノ木大雪渓・マヤクボ沢滑走!
2週続けて滑れなかった週末でしたが、ゴールデンウイーク前の最後の週末は、正月以来の信州遠征をしてきました。
1日目は針ノ木大雪渓へ。針ノ木大雪渓は2015年5月と2016年4月の2回滑っているが、2016年の時は腹痛で途中敗退。そのリベンジも兼ねてのBCでしたが、天気がよすぎて気温が上昇し、重いシャバシャバ雪での滑走を強いられました。
【日程】2018年4月21日(土)
【山域】北アルプス後立山
【場所】針ノ木岳
【メンバー】タッさん、Fukikoさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、ATスキー1
【コースタイム】扇沢無料駐車場5:48〜大沢小屋7:09〜マヤクボ沢出合9:05〜稜線11:51〜針ノ木岳12:39-13:28〜大沢小屋14:18〜滑走終了(1430m)14:29〜扇沢無料駐車場14:53
前夜の出発が遅くなったので、扇沢到着が3時。ほとんど寝ることなく出発となるので、少々体調が不安。この頃は寝不足で山に登ると、パフォーマンスが著しく低下してしまう。やはり年齢のせいだろうか?
扇沢からの針ノ木大雪渓。
とりあえず天気もよく気温も高いようなので、のんびり行くとしましょう!
雪がつながるまではスキーを担ぐ。
沢に入って、雪がつがったところでシール登行開始。これでスキーの重荷からは解放される!
堰堤は一部流れが出ているが、通過は問題なし!
左岸に見える大沢小屋を通過。
正面に目的の稜線は見えているが、かなり遠い!
いつものデブリはあるが、今年は少しマシな感じが。雪は例年より少なめな感じ。
マヤクボ沢の出合に到着。ここまで来ると多少は近づいた感じがする。左俣を行くと針ノ木峠に出るが、右俣のマヤクボ沢を針ノ木岳の山頂を目指して進む。
ここからが斜度がグンと上がり、シール登行では厳しくなってくる。私とタッさんはクトーを装着し、Fukikoさんはスキーを担いでアイゼン歩行に。
急登を登り切って、マヤクボカールの平坦地に到着。ここで一息!
正面には新しいデブリあり!
さらにマヤクボカールをもう一登りして、ようやく稜線上のコルに到着。ここまで来れば、もう針ノ木岳はすぐ。
コルの反対側は針ノ木谷。黒部横断の時は針ノ木峠からここへ滑走する。
遠くに槍ヶ岳と正面に北鎌尾根が見える。
山頂まではわずかなのだが、急登になるため、スキーを担ぐ。雪はグサグサではあるが、念のためアイゼンを装着し、ピッケルも握る。
ピッケルのピックを打ち込んで登る場面も。
あともう少しで山頂だ!
針ノ木岳山頂に到着! ほぼ6時間もかかってしまった。まあ、寝不足で調子が悪かったので、こんなものです。
黒部湖を挟んで正面に立山と剱岳!
さて、山頂からドロップしますか! 出だしはかなり急!
ちょっと荒れ気味の斜面を滑って、すぐにマヤクボカールの平坦地に。滑走シーンは動画をご覧下さい。
どんどん滑りましょうか!
標高を下げるほど、雪はシャバシャバの重雪になり、少々テクニカルな滑走を強いられる。気温も上がるくるので、薄着になる。
悪雪でもあっという間に標高を下げてしまい、滑った斜面を振り返る。
下部の連続する堰堤は右岸から越えて、林道上の除雪終了地点で滑走終了! あとはスキーを担いで歩く。
扇沢の無料駐車場に無事帰着! 往復9時間の行動でした。
下山後は大町温泉郷の薬師の湯で汗を流し、翌日の金山沢滑走に備えて白馬へ移動。
白馬の通りを歩いていると、TAJ関係者とバッタリ。一緒に白馬飯店にて夕食となりました。
麻婆豆腐など辛めの料理が個性的で美味でした。今日1日で失った水分をビールで補給。夕食をご一緒していただき、どうもありがとうございました。
YouTubuにアップした記録動画です。
白馬金山沢滑走につづく
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