野伏ヶ岳実戦は雪崩遭遇!:ワンゲル部に雪上訓練2
前日に基本的な雪上訓練を行ったワンゲル部メンバーは、この日は野伏ヶ岳にて実戦登山を行いました。実戦指導はSLの若いOBのIくんに任せて、サポートの2名は中央ルンゼの滑走のためにスキーにて。その中央ルンゼで雪崩を誘発してしまいました。
【日程】2018年3月29日(木)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】Iくん、Fくん、Mくん、Chiyukiちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、登山3
【コースタイム】白山中居神社8:02〜和田山牧場跡9:38〜ダイレクト尾根取付(湿地)10:13〜北東尾根合流12:09〜野伏ヶ岳12:26-46〜湿地13:11〜和田山牧場跡南1350m小ピーク13:46〜白山中居神社14:43
毎年のように滑りに来る野伏ヶ岳。昨年は2回登って滑っている(2017年3月、4月の記録)。
白山中居神社よりスタート。平日なので入山者は少なそう。気温は前日同様に高い。
林道入口から雪はあったので、シール登行を開始したが...
何ヶ所か雪は途切れていました。そのままシールでペタペタ進む。
学生はアイゼン歩行にて。
ショートカットルートにて。
和田山牧場跡に出ると、野伏ヶ岳が正面に姿を現す。
平坦地をダイレクト尾根を目指して進む。
ダイレクト尾根に取り付く。
学生は直登で。
ダイレクト尾根に乗りました。
2日後に行く予定の小白山。山頂まで雪が繋がっているのかがあやしい。
斜度が増してきました。残雪期はつぼ足の方が直登ができるのでスキーより速い。
木が無くなると、ダイレクト尾根最後の急登に入ります。
北東尾根と合流しました。雪は繋がっていたので、ここまでスキーを履いたまま。
野伏ヶ岳山頂に到着。ワンゲル部現役部員がこの山に立ったのはいつ依頼になるのだろうか?
学生たちはサブリーダーの若いOBのIくんに任せて、年寄り2名はスキーで中央ルンゼへドロップ。そこで雪崩を誘発してしまいました。
標高差180m、サイズ2の湿雪表層雪崩でした。詳細についてはすでにアップ済みなので、そちらをご覧下さい。
安全第一で、往路に使ったダイレクト尾根で戻ることに。この日は急斜面であればどこでも雪崩れる感じでした。
最後に和田山牧場跡の南にある小ピークから滑走。
和田山牧場跡から野伏ヶ岳を振り返ると、中央ルンゼにはしっかりデブリが。
銚子ヶ峰方面の眺め。
林道をボブスレーのように滑って、無事帰着。つぼ足の学生たちも間もなく下山。
ワンゲル部の雪上歩行実戦は雪崩に遭遇するという貴重な経験になりました。安全第一で雪山を楽しんでもらえればと思います。
YouTubeにアップした記録動画です。
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