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April 17, 2018

沢靴2足(秀山荘製とモンベル製)のフエルト貼り替え

先日の日曜日は天気が悪かったこともあり、山には行かず、グリーンシーズンに向けての準備に費やした。まずは車のタイヤ交換。それから沢靴のフエルトソールの貼り替えを行なった。

沢靴のフエルト貼り替えについては、2年前にも作業過程をこのブログにアップしている(2016年6月24日のブログ)。その時に参考にした2702mさんのホームページ「白山山系の渓50ROUTE」は、残念ながら閉鎖されてしまったようです。

今回、フエルトを貼り替えるのは、秀山荘オリジナルClimbZoneウェーディングシューズデラックスとモンベル製サワートレッカーの2足。秀山荘オリジナルは1年ごとにフエルトを貼り替えていて、今回は3回目の貼り替え。一方、モンベル製は今回が初めての貼り替えとなる。

貼り替え用のフエルトは、双進(SOSHIN)フエルト角切りブラックというのを、amazonで購入した。1枚1,561円で、ちょうど2足分を取ることができる。

他に必要なものは、大型のカッターナイフ、ペンチ、サンドペーパー、ボンド、レジ袋です。

ボンドはコニシのボンドG17を使用。2足分に使う場合は大容量の170ml(箱)がいいですが、それだけでは足りなくなってしまい、50mlをさらに買い足した。1足分でも50mlを2本は必要です。

他に革手袋もあった方がよい。古いフエルトを剥がす作業はかなりの力仕事。私は素手で行なって、手の皮がむけてしまった。あとは新聞紙もあった方がよい。

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まずは古いフエルトを剥がす作業。この作業がすべての行程の大部分を占めるといってよい。かなり力が必要で、時間もかかる作業。古いフエルトの接着面にカッターで切り込みを入れ、ペンチでフエルトを掴みながら、ゆっくり少しずつ剥がしていく。

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秀山荘製の沢靴は一番最初に剥がした時は比較的剥がしやすかったが、コニシのボンドG17が強力なためか、2回目は結構剥がしにくかった。3回目の今回も結構剥がすのに苦労した。モンベル製は初めての貼り替えにもかかわらず、さらに剥がすのに手こずった。

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左右両方のフエルトが無事剥がれた。1足分の作業ならば、これでほとんど終わったも同然です。

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沢靴の底に合わせてチョークペンで交換用のフエルト板に縁取りする。

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この時、実際のサイズより大きめに縁取りしないといけない。大きい分にはあとでカットできるが、小さいと使い物にならなくなってしまう。

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沢靴のクッションに残ったボンド等をサンドペーパーで削って平らにする。サンドペーパーの目は荒めでよい。

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次は、交換用のフエルトにボンドを前塗りしてよく乾かす。この前塗りによる下処理で、フエルトの起毛が抑えられ、接着しやすくなる。

それからボンドを再び交換用フエルトと沢靴のクッションに塗る。塗る順番は、フエルト側が先。

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ボンドがべたつかなるまで15〜20分乾かしたら、沢靴とフエルトを貼り合わせる。この時に沢靴とフエルトの間にレジ袋を挟んだまま位置を決めるのがよい。フエルトが動かないように端からレジ袋を抜くとうまく貼り合わせられる。合成ゴム系の接着剤がプラスティックと接着しないことの利用。

あとは履いたり、金槌で叩いたりして、フエルトソールに圧力を加える。ビニールテープなどでグルグル巻きにして、1日放置する。

最後の仕上げは余分なフエルト部分をカッターでカット。そんなに綺麗に仕上げる必要はない。履いているうちに、フエルトの形が沢靴に合うように変わってくるので。

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もう1足のモンベル製のサワートレッカーは、古いフエルトを剥がすのにたいへん手こずった。カッターでフエルトを削り取ったという感じ。こちらもなんとか貼り合わせができた。

これで、いつでも沢登りや渓流釣りに出動可能です。

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