奥美濃 小白山から再び野伏ヶ岳BC
すでに1週間以上前の記録になってしまいましたが、野伏ヶ岳で雪崩を誘発した2日後に、再び野伏ヶ岳へ滑りに行ってきました。今回は小白山からのハシゴで。2日前の不安定さが嘘のように、この日の積雪はきわめて安定。中央ルンゼも問題なく滑ることができました。
【日程】2018年3月31日(土)
【山域】奥美濃
【場所】小白山・野伏ヶ岳
【メンバー】Mken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー1
【コースタイム】白山中居神社6:18〜和田山牧場跡7:27〜ダイレクト尾根末端(野伏平)7:58〜小白山1470mコル9:14〜小白山1510m付近9:23〜ダイレクト尾根1180m付近10:04〜野伏ヶ岳11:34-49〜中央ルンゼ滑走〜和田山牧場跡12:18〜白山中居神社12:56
この日のパートナーは他大学のワンゲル部員のMkenくん。私が顧問をしているワンゲル部とは同じ関西の大学ということで交流があり、今回ご一緒することになった。ちなみにうちの部員は、まだバックカントリーに出られるレベルにはなっていない。
最初のうちは林道の雪が途切れていることはわかっているので、スキーを担いでスタート。
雪がつながったら、シール登行に。
和田山牧場跡に出ると、正面に野伏ヶ岳が姿を現す。今日は山頂部に雲がかかっている。
湿地を横断して。
野伏ヶ岳のダイレクト尾根を回り込む。
野伏平に出たところからの野伏ヶ岳南面。とりあえず、今回は野伏ヶ岳は後回しにして、小白山を目指す。
過去に大きな雪崩があったらしく、木々がなぎ倒されている。自分の過去の記録を見てみると2015年4月にこの雪崩の痕跡を確認していた。
目指す小白山。1番右のコルが橋立峠で,その左の小白山北峰に近いコルを目指して登る。
樹上にはクマ棚あり。そろそろクマが冬眠から覚めて活動を始める時期なので要注意!
平坦な野伏平の移動から本格的な登りに。
このあたりの木々は、折れ方からして、今シーズンの雪崩で倒れたようだ。野伏ヶ岳南面は厳冬期には雪崩に要注意な場所のようだ。
コルを目指して急登をジグを切って登る。
急登に手こずるKkenくん。
コルに着き、小白山の北峰を目指して稜線を進むが。
ズタズタの雪に行く手を阻まれた。無理して進むと、雪の崩壊によってブロックが落ちてくるリスクがある。安全第一で、残念ながら小白山はここまでとする。
それでは最初の滑走へ。滑走シーンは動画をご覧下さい。
あっという間に野伏平へ滑り込み、小白山を振り返る。いい斜面でした!
まだ時間は10時。これで下山するのはあまりに時間的に早いので、2日前に滑った野伏ヶ岳を登ることにする。そのときに誘発した雪崩の痕跡を確認しておきたいという気持ちもあった。
ダイレクト尾根後半の急登に喘ぎながら。
Mkenくん、シールが濡れて効きが悪くなったということで、スキーを担いで登ってきた。私は最後までシールにて。
中央ルンゼで雪崩を誘発した箇所にはもう痕跡は残っていなかった。ズレた面が雪面から5〜10cmという浅さだったこともあり、この2日間の高温でわからなくなってしまったのだろう。
北東尾根と合流したら、山頂までは近い。
野伏ヶ岳の山頂に到着!
山頂からは、 遠くに木曽御嶽山、乗鞍岳、北アルプスが確認できた。
薙刀山、銚子ヶ峰、別山方面の眺め。
さて、滑るとしましょう! 滑るのは中央ルンゼ! 滑走シーンは動画をご覧下さい。
中央ルンゼには自分が誘発した雪崩のデブリを確認。標高差180mの雪崩でした。
あっという間に滑り終えて、湿地に出ました。2日前の不安定さが嘘のように、この日の積雪はきわめて安定していた。
和田山牧場跡に戻って。
林道をボブスレーのように滑って終了。まだ13時前でした。もうちょい寄り道してもよかったかな...
夜は翌日の猿ヶ馬場山BCに備えて、しっかり食べて呑んで栄養補給。明日も天気が良さそうだ!
YouTubeにアップした記録動画です。
Comments