ワンゲル部年末石徹白合宿2日目:バックカントリールート開拓!
ワンゲル部年末石徹白合宿の2日目は、午前中は学生はスキーの自主練.その間に私は、学生のバックカントリースキー訓練もしくは雪山訓練に使えて、山小屋から直接取り付けるルートの開拓に行ってきました。
事前に地形図でルートは決めていましたので、木の間隔、斜面の具合、危険な箇所はないかなど確認を行いながらそのルートをトレースしてみました。
なお、諸事情によりルートの詳細については伏せておきます。
【日程】2017年12月30日(土)
【山域】奥美濃
【場所】水後山周辺
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1
【コースタイム】檜山荘7:50〜水後山への稜線上10:18-45〜檜山荘11:26
我らワンゲル部の山小屋です。だいぶ屋根に雪が積もっています。今日は天気もいいので楽しめそう。
小屋の周囲は無雪期は激しい笹藪なのですが、藪が雪で埋まると、木の間隔は滑るにはなかなかいい感じになってます。
途中、沢を渡る所があります。スノーブリッジを見つけて渡る。
下部は植林が多いのですが、木の間隔は悪くないです。前夜は雪が降っていたので、新雪です。もちろんラッセルですが、今日は雪も軽く、それほど苦にはなりません。斜度は緩いので、このあたりはシール登行初心者でも問題なさそう。
登るにつれて、針葉樹からブナなどの広葉樹に変わります。
途中、平坦なアップダウンを進む。
大日ヶ岳方面が見えます。
ちょっと斜度が上がってきます。キックターンを交えながら登ります。
登り切ると,水後山への稜線上に出ました。ここまで標高差500m、2時間半の1人ラッセルでした.稜線上には雪庇ができていて、水後山へ向かうスキーヤーのトレースがありました。さて、登って来た斜面を滑るとしますか!
激パウと言えるいい雪です! 上部は30度ほどの斜度がありましたが、最高です!
途中の平坦地のアップダウンはテレマークならば問題ないです。
植林の中も板の走るいい雪でした。
沢を渡る所だけは、安全のためにシールをつけて通過しました。
あとは小屋まではすぐ。
小屋では学生が屋根の雪下ろしをしていました。今回は屋根の雪下ろしも重要な目的です。
下りはスキーで40分ほど。バックカントリー初心者向きのいいルートと思います。雪上歩行の練習にも良いでしょう。
午後は学生のスキー指導の続き。
スキー初心者のMくんのプルークボーゲンもだいぶ安定してきました。テレマーク姿勢はなかなか難しいようで、両膝に前後差をつけることが課題ですね。
アルペンの学生の指導も。ちょっと1人でアルペンとテレの両方を見るのはキツい! レベルもばらついているし。次回は指導者の助っ人がほしいところです。
まあ、見た目はよくはなっています。あとは自主練しっかりしましょう!
ゲレンデではKPUWV部の学生にも会いました。KPUWV部の山小屋も石徹白にあり、うちとの交流もあります。今日会った彼はテレマーク4日目にして、そこそこの滑りをみせる。若いテレマーカーが誕生しています!
ワンゲル部年末石徹白合宿3日目につづく
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