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November 06, 2017

縦走でも役立つロープワーク講習会 for ワンゲル部

11月はじめの連休最終日に、兵庫県百丈岩にて、ワンゲル部のために「縦走でも役立つロープワーク講習会」をOB・OGの協力のもと行ってきました。

ワンゲル部員達にこのような講習会を行う必要性を感じたのは、実際に一緒に山に行ってみて、彼らが地図読みやリスク管理など登山に必要な技術を身につけていないことや、行動中の緊張感の無さである。このままではマズイということで、机上講習、そして講習場所の下見を行い、いよいよ現場での講習会本番を迎えた。

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道場駅に9時3分着の列車で15名の現役部員が集合。道場駅前はクライマーやハイカーで賑わう。

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徒歩にて百丈岩へ向かう。私とOBのIくんを含めた17名がまとまって歩くと、ツアーハイキングのようだ。服装的にもハイカーにしか見えない。

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百丈岩の麓にある大阪労山の確保訓練施設である百丈やぐらの横では、前日から入山していたOGのHさんが、すでに訓練用のロープをフイックスして待っていた。

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まずは、机上講習で行ったロープの結び方について復習する。

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フリクションノット3種類(プルージック、クレイムハイスト、オートブロック)を確認する。

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120cmスリングで簡易チェストハーネスをつくる。

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河原に移動して、ロックカラビナを使ったムンターヒッチでの懸垂下降を練習する。

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このスタイルで本格的な懸垂下降はするべきではないが、ちょっとした危険箇所の通過はできる。

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全員がやってみる。

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午後は樹林帯の斜面に移動して実践編。まずはOGのHさんとOBのIくんがデモを行う。ボーライン(ブーリン結び)での支点づくり。

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ロックカラビナを使ったムンターヒッチでのトップの確保。

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中間支点を取りながらトップは進む。セカンドはフリクションノットで進み、ラストは確保されながら支点を回収する。

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トップで懸垂下降する場合はクレイムハイストでバックアップを取る。セルフビレイを外すのは一番最後。

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デモを見た後は、学生を3グループに分けて、登り、トラバース、下降をそれぞれ実践してもらう。

途中で、大阪労山の登山学校講師としてご活躍なさっているワンゲル部出身の大先輩をHさんに紹介していただく。たまたま百丈岩で講習中だったとのこと。卒業後も山屋としている活躍しているOB・OGがいるのは素晴らしい。

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最後にツエルトの使い方と張り方の説明。ツエルトも彼らにとっては初体験。時間が余れば、百丈岩で体験クライミングの予定だったが、残念ながら、16時になってしまい、講習会はこれで終了。

今回は縦走時における非常時を想定していたので、道具はカラビナ・スリング・補助ロープしか使っていないが、クライミングや沢登りでも基本的に同じシステムである。ロープワークなどは普段からしっかり練習して体で覚えてもらいたい。リスク管理やレスキューにかかわる技術でもあるので。

今回の訓練はワンゲル部にとっては初めての試みであったが、彼らにはよい機会だったのではないだろうか。残念なことは、クライミングを体験してもらう時間がなかったことと、一部の部員の緊張感の無さである。懸垂下降時の事故は死に直結する。やはりハイキングしかしてこなかったならば、リスクについての実感が湧かないのかもしれない。このような講習会は定期的に行う必要があるだろう。今後、沢登りやクライミングなどを行う学生が増えてくれば、将来的には彼らだけで行えるようになってほしい。

Nootoria

解散後の道場駅への帰路にて、船坂川を泳ぐヌートリアを目撃。こんな所にまで外来種であるヌートリアが侵入しているとは驚きである。

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梅田の「ひもの野郎」にて反省会という名の打ち上げ。所用で参加できなかったOB・OG会会長のAさんも合流。今回の講習会ができたのは、Aさん、Hさん、IくんといったOB・OGのご協力のおかげです。たいへんありがとうございました。

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日本酒も進む。

解散時に店内で、ザック姿の我々に興味を持った女性に声をかけられる。子育てが片付き、山に行きたいとのこと。ぜひ行きましょう.スキー1級の腕前ならば、テレマークスキーもすぐに身につきますよ。

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最後は1人でポンガラカレーにてスリランカプレートで締めました。明らかにカロリーオーバーなので、明朝は走らねば。

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Comments

いゃ〜、何と贅沢な講習でしょう。
今時の大学山岳部でこれだけの講習受けることが出来るとこ、そうないんでは?
今度から、学生さんに飲み代払ってもらいましょう (笑)。
ヌートリア?知らない魚ですけど、山では出会いたくないなぁ。

Posted by: しま | November 07, 2017 at 05:07 PM

しまさん、どうもです。
他大学はどんな感じですかね?
状況を知りたいところです。

ヌートリアは大きなネズミですよ。
カピバラに似ていますが、そこまでは巨大ではないです。

Posted by: マメゾウムシ | November 07, 2017 at 07:23 PM

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