5年越しの遡行達成:奥利根 東黒沢〜ナルミズ沢 その2
5年越しの遡行を達成したナルミズ沢2日目の記録です。概要については1日目の記録をご覧下さい。
***************************************
9月10日(大石沢出合〜ナルミズ沢左俣〜朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門〜白毛門登山口)
充分に睡眠を取った翌日は5時に起床し、再び焚き火を熾して炊事。6時ちょっとには出発できた。
大石沢出合の滝。続々と他パーティーも出発する。
朝からヘツリあり。
他パーティーと抜きつ抜かれつという感じで進む。
釜のある3段滝。
左から巻こうとして苦労するが、結局、右からの巻き道で容易に巻けた。
魚止ノ滝10mの前で記念撮影。直登は渋滞気味だったので、右から巻いた。
再びヘツリあり。
正面は大烏帽子山。
7m滝は左から登る。
今日もいい天気で展望もよし。
スタートしてから1時間15分ほどで、1410m二俣に到着。大多数のパーティーは右俣を進むが、我々はあえて情報の少ない左俣を進むことにする。
左俣もナメがきれいです。
左俣は右俣より急ですので、小滝が続きます。
登攀要素のある滝も出てくる。
クライマーのKさんによる確保もあり。
滝を巻いたために、ロープで確保しての草付きの危ういトラバースもあり。
直登できる滝はスイスイと!
高度を上げていくと、水量も減ってくる。
最後の詰めへ。
まずはササを漕ぎ、この後はハイマツを漕ぐ。
池が見えた! もう稜線だ! 思ったほど藪漕ぎはキツくはなかった。
池の全貌です。オタマジャクシがいました。
ハクサンコザクラがまだ咲いていました。
池糖がいくつかあります。
登山道に出て遡行終了。
5年越しの遡行達成の2人です。握手!
沢装備を解除し、縦走路を進むと朝日岳はすぐでした。
ここからは長い縦走路を白毛門に向かいます。
谷川岳周辺の避難小屋はドーム型なのが特徴。
釈迦ヶ岳に到着。
オニシオガマが咲いていました。
白毛門に到着。最後のピークです。白毛門沢を上がってきた沢屋と登山者で混雑していました。
白毛門からは急下降の登山道。膝にきます。
長い下りももう少し。
東黒沢に戻ってきました。
4時間にわたる長い下山でした。湯テルメ谷川で汗を流し、金沢へ戻る。それから1人で大阪への帰路につきました。
5年も待たされただけあり、天気と仲間に恵まれた素晴らしい遡行となりました。ナルミズ沢は美しい癒やし系の沢でした。
Repuさんの記録もご覧下さい。
Comments