サクッと金剛山高天谷を遡行!
毎年必ず遡行するホームの金剛山高天谷(2016年6月、2015年6月、7月、2014年6月、2013年7月の記録)。時間的にも場所的にも、思い立ったらサクッと行けるのがよいです。
【日程】2017年8月20日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社11:36〜高天滝下11:45〜10M大滝下12:06〜二股12:57〜左股終了地点(郵便道)13:28〜金剛山13:58〜高天彦神社14:49
金剛山の奈良県側にある高天彦神社からスタート。
高天滝に向かう道は現在は通行禁止となっています。かつての登山道は高天滝の前を通って、尾根に登るルートでしたが、2013年の台風18号による土砂崩れで、高天滝の手前から尾根に登る部分が通行できなくなっています。そのため現在は迂回路がつけられています。その旧登山道を進みますが、高天谷までは問題なく通行できます。
高天彦神社から高天滝までは10分ほど。かつては6mの高さがあった高天滝ですが、2013年の土砂崩れで河床が埋まり、1mは低くなっています。以前は直登は難しかったのですが、今は流れの左の部分をフリーで登れます。
高天滝の落口。最近は落口マニアとなっているような。
すぐに4m滝とその上の堰堤。以前は4m滝を直登したことがあるのだが、結構バランスが要求される。どうせ堰堤は高巻かなければならないので、左からまとめて高巻く。
高巻く途中での堰堤。
金剛山の沢はトノサマガエルがなぜか多い。いたカエルはほとんどがトノサマガエルでした。
すぐに高天滝の前半で最も大きく立派な10m滝。
少し戻った所から、左岸を高巻く。踏み跡はしっかりついていますので、それについていけば問題ないです。
10m滝の落口も見に行きました。
やがて倒木帯に。これも2013年の台風18号のせいで、以降はそのままの状態。
倒木だけでなく、大きな岩も沢を埋めています。
右岸側に大きな崩壊地があります。ここから一気に土砂となぎ倒された木々が落ちてきたもよう。
倒木帯を過ぎると連瀑帯になります。
直登できる小滝ばかりなので、シャワーを浴びながら登ります。やはり夏はシャワーですね。
イワタバコの花。
滝を次々と越えて。
古い堰堤が現れます。
堰堤は右から巻きます。
二俣です。かつては古い堰堤と二俣の間にもう1つ古い堰堤があったはずですが、おそらく2013年の台風18号の影響で壊されてしまったのでしょう。ここまでだいぶ以前とは地形が変わってしまったところもあるので、遡行図を新しく作成し直す必要性を感じます。今年中には行うとしましょう。
二俣は、詰めが楽な左俣を今日は進むことにします。すぐに4段40mの大滝が現れます。
ちょっと岩が脆いですが、問題なく直登できます。ただし落ちたら死にますので、初心者を含む場合はロープで確保した方がよいでしょう。
途中からの落口です。
さらに上段を登る。
これで最後の滝。
急に杉林の中のチョロチョロとした流れになります。そのまま進むと左に登山道である郵便道が近づいて来ます。
郵便道に出ました。今日はせっかくなので金剛山の山頂まで行ってみるとします。
20分ほどで山頂です。
山頂から高天までは50分ほどの下山時間でした。かもきみの湯で汗を流してから、帰路につきました。お手軽沢登りでした。時間的にはもう1つぐらい沢をハシゴできますね。
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