« July 2017 | Main | September 2017 »

August 26, 2017

サクッと金剛山高天谷を遡行!

毎年必ず遡行するホームの金剛山高天谷(2016年6月2015年6月7月2014年6月2013年7月の記録)。時間的にも場所的にも、思い立ったらサクッと行けるのがよいです。

【日程】2017年8月20日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社11:36〜高天滝下11:45〜10M大滝下12:06〜二股12:57〜左股終了地点(郵便道)13:28〜金剛山13:58〜高天彦神社14:49

P8200001

金剛山の奈良県側にある高天彦神社からスタート。

P8200002

高天滝に向かう道は現在は通行禁止となっています。かつての登山道は高天滝の前を通って、尾根に登るルートでしたが、2013年の台風18号による土砂崩れで、高天滝の手前から尾根に登る部分が通行できなくなっています。そのため現在は迂回路がつけられています。その旧登山道を進みますが、高天谷までは問題なく通行できます。

P8200004

高天彦神社から高天滝までは10分ほど。かつては6mの高さがあった高天滝ですが、2013年の土砂崩れで河床が埋まり、1mは低くなっています。以前は直登は難しかったのですが、今は流れの左の部分をフリーで登れます。

P8200005

高天滝の落口。最近は落口マニアとなっているような。

P8200007

すぐに4m滝とその上の堰堤。以前は4m滝を直登したことがあるのだが、結構バランスが要求される。どうせ堰堤は高巻かなければならないので、左からまとめて高巻く。

P8200008

高巻く途中での堰堤。

P8200011

金剛山の沢はトノサマガエルがなぜか多い。いたカエルはほとんどがトノサマガエルでした。

P8200012

すぐに高天滝の前半で最も大きく立派な10m滝。

P8200013

少し戻った所から、左岸を高巻く。踏み跡はしっかりついていますので、それについていけば問題ないです。

P8200014

10m滝の落口も見に行きました。

P8200018

やがて倒木帯に。これも2013年の台風18号のせいで、以降はそのままの状態。

P8200019

倒木だけでなく、大きな岩も沢を埋めています。

P8200021

右岸側に大きな崩壊地があります。ここから一気に土砂となぎ倒された木々が落ちてきたもよう。

P8200022

倒木帯を過ぎると連瀑帯になります。

P8200023

直登できる小滝ばかりなので、シャワーを浴びながら登ります。やはり夏はシャワーですね。

P8200029

イワタバコの花。

P8200031

滝を次々と越えて。

P8200033

古い堰堤が現れます。

P8200034

堰堤は右から巻きます。

P8200038

二俣です。かつては古い堰堤と二俣の間にもう1つ古い堰堤があったはずですが、おそらく2013年の台風18号の影響で壊されてしまったのでしょう。ここまでだいぶ以前とは地形が変わってしまったところもあるので、遡行図を新しく作成し直す必要性を感じます。今年中には行うとしましょう。

P8200039

二俣は、詰めが楽な左俣を今日は進むことにします。すぐに4段40mの大滝が現れます。

P8200041

ちょっと岩が脆いですが、問題なく直登できます。ただし落ちたら死にますので、初心者を含む場合はロープで確保した方がよいでしょう。

P8200042

途中からの落口です。

P8200043

さらに上段を登る。

P8200044

これで最後の滝。

P8200045

急に杉林の中のチョロチョロとした流れになります。そのまま進むと左に登山道である郵便道が近づいて来ます。

P8200046

郵便道に出ました。今日はせっかくなので金剛山の山頂まで行ってみるとします。

P8200047

20分ほどで山頂です。

P8200048

山頂から高天までは50分ほどの下山時間でした。かもきみの湯で汗を流してから、帰路につきました。お手軽沢登りでした。時間的にはもう1つぐらい沢をハシゴできますね。

| | Comments (0)

ワンゲル部員の雪渓歩き訓練 in 白馬大雪渓

この4月からワンダーフォーゲル部の顧問を引き受けています。大学のワンゲル部というと、そこそこのレベルの山行をこなすという世間の認識ですが、うちはハイキングクラブという状態です。過去においては、雪山・沢登り・山スキーなども行われていたのですが、現在はそのような山の技術や文化の継承が途絶えてしまっています。初心者だけではなかなか技術の向上は望めません。やはり経験者による指導が必要です。そこで白馬大雪渓で軽アイゼンによる雪渓歩き訓練の実技指導をしてきました。

【日程】2017年8月15日(火)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬岳
【メンバー】ワンゲル部員6名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】猿倉駐車場5:19〜猿倉荘5:23-38〜白馬尻荘6:26〜大雪渓末端6:47-7:02〜大雪渓上端8:22〜岩室跡9:04〜避難小屋9:38〜白馬岳頂上宿舎10:44〜白馬山荘11:17〜白馬岳11:38-白馬山荘11:55-12:13〜岩室跡13:26〜大雪渓上端13:55〜白馬尻荘15:15〜猿倉駐車場16:03

私の運転で堺から白馬の猿倉へ。私はほぼ徹夜運転でしたが、彼らはほぼ車中では寝ていた。年齢を考えると立場が逆ではないかと思うのだが。

Img_2171

お揃いの軽アイゼンを新しく購入したワンゲル部員たち。朝の出発時に、タグのついたままの軽アイゼンを取り出し、説明書を開いて、ブーツへの取り付けをし始めた。そういうことは事前にやっておくことだろう! 覚えるまでやっておかないと! さらに全員分の地図が用意されていなかったり、事前に登山届をメールにて提出していなかったりと、朝一番から注意事項が多すぎる。どうやら彼らにはゼロから山のことを教え直す必要がありそうだ。

P8150002

猿倉から50分ほどで白馬尻小屋に到着。

P8150004

いよいよ白馬大雪渓だ。今日は天気がパッとしないせいか、登山者は少なめでした。

P8150005

大雪渓では軽アイゼンを装着してもらうのだが、その際に、山側に完全に背を向けている学生が何人かいる。大雪渓は落石のリスクのある所だが、そういう場所では常に上部を注意している必要がある。休むときもそうだが、決して山側に背を向けていてはいけない!

P8150007

全員が初めてのアイゼン歩行。足を開き気味にして、雪面にフラットに足を置く。しかし緊張感がないな!

P8150009

途中で、クレバスを迂回するために1度アイゼンを脱ぐのだが、この時も山側に背を向ける者がいた!

P8150010

落石に注意を払いながら、大雪渓を登る。

P8150011

休憩は落石のリスクの少ない所で取る。

P8150012

標高2130mで大雪渓上の歩きは終了。もっと早い時期であれば、まだしばらくは雪渓上を進めるのですが、すでに上部の雪渓の崩壊が激しく、秋ルートに入ります。

P8150013

落石のリスクがある所なので、アイゼンはすばやく外さないといけない。

P8150016

苺平までは落石のリスクが高いので、休憩せずにすばやく通過する。途中、徒渉箇所もあり。

P8150017

ガスっているときの雪渓上での落石はわかりにくいので、注意を怠らない。

P8150018

避難小屋まで来れば、落石のリスクは少なくなる。

P8150019

高山植物の花も多くなってきた。イワオウギとハクサンフウロ。

P8150020

クルマユリ。

P8150022

ウサギギク。

P8150024

ウルップソウ。

P8150025

チシマギキョウ。

P8150021

あとは黙々と登ればよいのだが。徹夜運転の疲労が出たのか、急なパフォーマンスの低下が。6月の富士山スキーの時もそうだったが、最近はどうも寝不足の場合は急なパフォーマンスの低下が起こる。高度と寝不足の相互作用だろうが、年齢的に無理のできない身体になってしまったのだろうか。UTMBでは168kmを43時間寝ずに走れたのに。学生には先に行ってもらい、私はマイペースで登ることに。彼らは体力だけはあるのだが、その体力を有効に活用する山行をしていない。

P8150027

白馬岳頂上宿舎を通過し、その上の白馬山荘を通過。ガスっていて、展望がないのは残念。

P8150028

先に山頂を踏んだワンゲル部員達とすれ違う。彼らには白馬山荘で待っていてもらうことにして、私も山頂を目指す。

P8150029

山頂に到着。2013年6月にスキーで大雪渓を滑走して以来の山頂です。その時は5時間もかかっていなかったのに、今回は6時間20分もかかってしまった。白馬岳はスキーで登る方が楽かもしれない。

P8150030

山頂の西側はなだらかな斜面ですが、東側は切り立っています。学生が待っているので、足早に下りるとします。

P8150031

ガスった時はやはりライチョウが現れます。

P8150034

白馬山荘でワンゲル部員と合流して下山へ。

P8150036

下りは落石を起こさないようにソフトに足を置く。

P8150037

朝よりも雪渓の崩壊が進んだような。

P8150038

いよいよ大雪渓の下りです。アイゼン歩行は登りよりも下りの方がテクニカルです。

P8150039

膝は曲げ気味にして、フラットに雪面に足を置く。

P8150040

うーん! 明らかに踵着地がいるな。白馬尻を過ぎると雨が降り出しましたが、本降りになり出した頃に猿倉に下山。それほど濡れずに済みました。汗を流しに、八方温泉みみずくの湯によったが、これが激混みでした。お盆休みは行動を考えた方がよいですね。

今回は、ワンゲル部の問題点がいろいろと明らかになった山行でした。ワンゲル部員たちに雪上訓練の必要性も感じますが、彼らはアイゼン歩行以前の問題ができていなかった。ハイキング以上のことをするならば重要になってくるリスクマネージメントがまったくできていない。このままの状態であるならば、いつ事故が起こってもおかしくはない。ある意味、今回の山行を彼らだけに任せないで、一緒に行ってよかったと思いました。現在はそんな現状のワンゲル部ですが、将来的にはなんとか平均的な大学ワンゲル部レベルの山行ができるようにはしたいと考えています。


YouTubeにアップした記録動画です。

| | Comments (2)

August 14, 2017

奥美濃 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部の探索

石徹白川母御石谷を遡行した翌日は、隣の笠羽谷を遡行する予定でしたが、夜から早朝まで降り続く雨で気分がすっかり意気消沈。ところが雨は止み、雲の間から青空が見えてきました。笠羽谷に行くにはちょっと時間的に遅いので、ワンゲル部の山小屋から近い阿弥陀ヶ滝の上流部を探索することにしました。

【日程】2017年8月6日(日)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】桧峠8:18〜県道314号ヘアピンカーブ8:39-57〜沢9:11〜阿弥陀ヶ滝落口9:19〜2段10m滝11:20〜遡行終了(県道314号交叉地点)13:10-20〜桧峠13:30

阿弥陀ヶ滝は落差約60mで、日本の滝100選、岐阜県名水50選にも選ばれ、東海一の名瀑として有名な観光地となっています。さすがにこの滝を登ると社会問題になりそうなので、檜峠から県道を20分ほど歩いた所から阿弥陀ヶ滝の落口に藪漕ぎしながら下降し、その上流部を県道が横切る所まで探索してきました。

P8060046

桧峠に車を駐車して、ここから徒歩で県道314号を白鳥方面に向かう。

P8060047

道路脇に咲くオニユリ。

P8060048

桧峠から20分ほど歩いたヘアピンカーブのところが沢への下降地点。沢までは比較的緩やかな尾根が伸びていて、ほぼ南方向に下降していくことになる。

P8060049

出だしは少々藪が濃いが、ここだけ。

P8060051

林内は比較的すっきりしていて歩きやすい。一応、踏み跡らしきものはついている。

P8060053

沢に出る直前で正面に滝が見えて、少々焦る。最後は少々ササを漕いで沢に出ると、見えた滝は支沢の滝でした。

P8060052_2

本流はちょうどナメのところでした。阿弥陀ヶ滝の落口を目指して、下流に向かう。

P8060054

4mほどの滝がありましたが、階段状でしたので、容易にクライムダウンできました。

P8060055

4m滝のすぐ下が阿弥陀ヶ滝の落口でした。

P8060057

阿弥陀ヶ滝の落口から下を覗き込むIくん。下には観光客がいますので、あまり目立たないようにしましょう。

P8060058

それでは阿弥陀ヶ滝上流部の探索に行くとしましょう。再び4m滝を越える。滝下は深い釜になっています。

P8060060

沢への下降地点からは、距離は短いですがナメとなっています。

P8060061

しばらく進むと、深い釜を持った1mほどの小滝が現れた。ここは右から越える。

P8060062

その後はしばらく平凡な流れとなる。昆虫研究者2名という組み合わせなので、虫などを観察しながらゆっくり進む。

P8060065

いきなり2段10mの立派な滝が現れる。シャワーは浴びるが、階段状なので直登は容易でした。

0024_xlarge

滝上は再び平凡な流れとなる。

0026_xlarge

途中で、ヒキガエルを飲み込もうとするヤマカガシを発見。

0027_xlarge

ヤマカガシは毒蛇ですが、その毒は自分で合成したものではなく、餌であるヒキガエルがもつ毒が蓄積したものです。

P8060067

なんとナメコ発見! 沢に横たわっていたミズナラの倒木から発生していました。ナメコは秋に発生するキノコですが、稀に冷夏の梅雨時に発生することもあるそうです。沢のすぐ上に倒れた倒木は、低めの温度と適度な湿度条件に晒されることになるので、ナメコは季節を勘違いしてしまったのでしょうか? 少々持って帰ってナメコ汁にしましたが、正真正銘のナメコでした。ただし味と香りは旬のものよりも薄い感じでした。

P8060073

藪が沢に覆い被さってくるようになってきたところで、沢は県道314号と交叉します。この先は藪が濃そうなので、ここで遡行終了としました。ちなみにこの沢にはフナサコ沢という名前があるそうです。

P8060075

遡行終了地点は、ちょうどウイングヒルズ白鳥と満天の湯の看板があることろです。

阿弥陀ヶ滝上流部はお手軽に沢遊びができるところでした。沢登りの入門にはよさそうですが、下降開始から遡行終了まで3kmほどなので、本気で遡行すると2時間もかからないかもしれません。前回に遡行した荒倉谷川とハシゴするのがよいかもしれません。

Photo

遡行図です。

| | Comments (0)

August 13, 2017

奥美濃 石徹白川 母御石谷

バックカントリースキーでよく行く石徹白方面ですが、私が顧問をしているワンダーフォーゲル部はその石徹白に山小屋を持っています。山小屋は豪雪地帯にあるわけなので、冬はスキーや雪山の訓練には最適な場所です。ところが現在のワンゲル部の活動は無雪期縦走が中心になっていて、山小屋がうまく活用されておらず、残念ながら宝の持ち腐れ状態です。部員たちの目を山小屋へ向けさせるには、冬季だけでなく無雪期においても山小屋をベースに何ができるかが重要になってきます。幸いなことに、山小屋の近くには九頭竜川水系と長良川水系の沢が豊富にあり、沢登りの訓練が十分にできそうです。そのためには沢の偵察が必要ということで、先月はワンゲル部OBのIくんと長良川水系の前谷川とその支沢である荒倉谷川を遡行しました。今回は九頭竜川水系の母御石谷と長良川水系の前谷川支沢を遡行してきました。まずは母御石谷の報告です。

【日程】2017年8月5日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 母御石谷
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】石徹白大杉登山口6:38〜母御石谷出合6:59〜ゴルジュ9:37〜1390m二俣10:19〜1490n二俣11:02〜登山道(1645m)11:51-12:06〜神鳩避難小屋12:18-28〜石徹白大杉登山口13:20

前夜のうちに大杉登山口に着いて、3時間ほどの仮眠を取ってからの出発です。

P7170099

ここからの登山者はさほど多くはないのですが、何人かが大杉登山口から登っていきました。

P8050001

我々は登山道ではなく、林道を進みます。

P8050003

しばらく進んで、ヘアピンカーブを過ぎると林道は荒れてきます。

P8050004

大滝を左に見ながら過ぎて、右から入ってくる沢が母御石谷です。

P8050005

母御石谷にかかる橋を渡ったところから入渓します。

P8050006

右岸には5mの滝がかかる支沢の流れがあります。

P7170103

ゴーロ帯を歩いて行くとすぐに堰堤が現れます。この堰堤は以前の偵察時には左から越えたのですが、結構草付きの泥壁が崩れやすい。今回は右から行ってみました。途中に深さ3mほどのギャップがあり、そのギャップにはちょうど倒木がかかっていたので、その倒木をハシゴ代わりにしてギャップを渡る。ここが1番の難所だったかもしれない。

P8050007

ギャップを渡った後は、容易な高巻きで堰堤上に出られました。

P8050009

しばらく進むとナメが現れます。

P8050010

ナメを過ぎると、カツラの大株を右に見る。このあたりはイワナの魚影が濃いですが、大滝より上は禁漁区になっています。

P8050014

水もきれいで、いい渓相です。私たち2名は昆虫研究者なので、観察しながらのんびりの遡行です。途中、ワイヤーがあったりしたので、かっては林業などで入渓をしていたのだろうか?

P8050015

1.5mぐらいの小滝が出てきて、若いIくんは果敢にシャワーを浴びながら水線を攻める。年寄りは無理せずです。

P8050019

両岸が狭くなり、ゴルジュが現れる。手前が3m、奥が1mの滝ですが、難なく越えられる。

P8050020

すぐに深い釜をもった4mほどの滝が現れる。

P8050021

若いIくんはもちろん釜に浸かってから、シャワーを浴びながら直登。年寄りは右から巻きました。

P8050025

4m滝の奥にすぐ3mの滑り台滝。

P8050026

ゴルジュを抜けた後は平凡な流れとなるが、癒やされる。

P8050027

標高1370m付近で右岸からの流れが入る二俣があるが、覗いてみると5mぐらいの滝があった。

P8050030

本流に戻ってしばらく進むと、1390mの二俣。 右俣は神鳩避難小屋に出るらしいが、本流の左俣を進む。

P8050031

すぐに6m滝が現れる。シャワーを少々浴びることになるが、直登は容易でした。

P8050032

だんだん藪が濃くなってくる。

P8050034

前方にヘルメットが落ちているのが目に入る。見覚えのある... なんと自分のスキー用ヘルメットでした!

0012_xlarge

今年の3月20日のことでしたが、バックカントリースキーで銚子ヶ峰に登る途中で、ヘルメットを母御石谷に流してしまうという失態を冒しました。4ヶ月ぶりの奇跡の再会です。ヘルメットの保存状態はよく、再び使えそうです。すっかり忘れていましたが、こんなこともあるんですね。

P8050035

1490m二俣は水量はほぼ1:1だが左に進む。

P8050036

ササが沢を覆ってきて、藪漕ぎ状態に突入。

P8050037

最後はササを掴みながら登り、無事登山道に出ました。

P8050038

登って来た母御石谷を振り返る。このあたりは今年の3月19日に滑ったところでもある。

P8050039

正面に母御石が見える。沢装備を解除して登山道を下るとしよう。

P8050040

神鳩避難小屋で登山者と会いました。

P8050043

雪のあるときにしか歩いたことのない登山道ですが、このあたりはいいブナ林です。

P8050045

石徹白大杉まで来れば、もう登山口はすぐです。

母御石谷は大きな滝はありませんが、癒やし系の沢でした。

| | Comments (2)

August 03, 2017

黒部川 薬師沢中俣下降・赤木沢遡行

今年の8月は結構多忙で、長期の休みは取れなそうです。一足先に、7月末日に有給1日を取り、3日間の夏休みとし、黒部源流方面へ沢遊びに行ってきました。当初は沢1泊で真川のシンノ谷を遡行し、3日目に赤木沢遡行の予定でしたが、天気予報がよくなかったので、1日目は折立周辺で釣りとし、夜は宴会。2日目に太郎平に上がり、薬師峠から薬師沢中俣を釣りをしながら薬師沢小屋まで下降。3日間のうちでは最も天気がマシそうな最終日に赤木沢を遡行することにしました。以下、その夏休み2日目と3日目の記録です。

【日程】2017年7月30日(土)〜31日(月)
【山域】北ア立山
【渓谷名】黒部川 薬師沢中俣・赤木沢
【メンバー】りっひー、しっきー、マメゾウムシ
【天候】7/30 曇り時々雨、7/31 晴れのち曇り
【コー スタイム】
7/30 折立5:13〜太郎平小屋8:23-57〜薬師峠9:15〜(薬師沢中俣下降)〜登山道の橋(2075m)11:12〜薬師沢左俣出合12:53〜薬師沢小屋14:44
7/31 薬師沢小屋6:22〜赤木沢出合8:05〜大滝下10:03〜稜線(赤木岳直下)12:30〜北ノ俣岳12:52〜太郎平小屋13:53-14:22〜折立16:17

**************************************
7月30日(折立〜薬師峠〜薬師沢中俣下降〜薬師沢小屋)

P7300004_2

前日に折立入りし、真川で渓流釣りをし、夜は宴会だったため、少々二日酔い気味で迎えた出発の朝でした。やはり天気予報通りのパッとしない天気。

P7300005

黙々と歩いて、折立への登山道を登る。

P7300009

森林限界を抜けるとチングルマなど高山植物の花々が迎えてくれた。

P7300010

曇りですが、なんとなく天気は持ちそうな感じ。

Img_2150

折立から3時間で太郎平小屋に到着。今日はもう登りはありません。太郎平小屋で遭対協の当番で上がっていたsinoyosiさんと久しぶりにお会いしました。

Img_0015

3人で記念撮影。この後、私としっきーは薬師沢中俣を下降することに、りっひーは1人で薬師岳へと別行動し、薬師沢小屋で合流することに。

P7300012

薬師峠で沢装備を装着し、踏み跡を薬師沢中俣へ下降する。

P7300013

薬師沢中俣に出ました。水はさすがに冷たい。

P7300015

薬師沢中俣は大きな滝はありませんが、沢の下降は慎重に行動するに越したことはありません。実はしっきーは今日が沢デビューです。

P7300018

沢での雪渓はこれだけでした。

P7300021_2

魚影が目立ってきたところで、テンカラ竿を振ると、早速釣れました!

P7300022

しっきー、人生初イワナゲット! ではなく、私の釣ったイワナです。

Iwana2

薬師沢右俣出合で釣ったイワナ。釣果はイマイチな感じ。下降しながらの釣りですから、イワナに見られちゃっています。おまけに釣り人も結構入っている感じで、毛鉤を見破るスレた魚が多い。それでもそこそこイワナが釣れるのは、薬師沢の魚影の濃さでしょうか。

P7300023

薬師沢左俣が合流し、下降するにつれて水量も増えていく。

Img_0030

しっキーもテンカラ釣りに初挑戦。残念ながら釣果は無しでした。

P7300024

薬師沢小屋が近づくにつれて、徒渉も膝以上のところが多くなってきたので、釣りはやめて、少々本気モードでの沢下降に。

P7300025

薬師沢小屋が見えて一安心。少々雨はパラつきましたが、本降りにはならず、なんとか天気はもちました。5時間かけての、のんびり薬師沢の下降でした。

P7300026

黒部川本流です。去年は上ノ廊下からここへ上がってきました。黒部川の水量は平水とのこと。

P7300029

翌日に向かう上流方向。

P7300027

薬師沢小屋にはりっひーの方がちょっと先に到着していました。さすがに我々はのんびりしすぎたか。

P7300028

久しぶりの山小屋泊となる薬師沢小屋の夕食は満足なものでした。持ち上げたアルコール類はすべて消費してから就寝となりました。

**************************************
7月31日(薬師沢小屋〜赤木沢遡行〜北ノ俣岳〜折立)

翌朝は前日とは打って変わっての晴天となりました。

Img_0048

しっかり朝食を食べて。

P7310030

のんびり目に出発。早すぎると水温が低いので。

P7310031

黒部川本流でもテンカラ竿を振ってみましたが、釣れるのは20cm以下の小さなイワナばかりでした。毛鉤をイワナから外してくれるしっきー!

P7310032

所々で徒渉あり。平水とは言え、そこそこの水量があるので、場合によってはスクラム徒渉で対岸へ渡ることも。

P7310035

黒部川本流には赤木沢出合の手前に滝があります。赤木沢は9年前に遡行しているのですが、すっかりそんな滝の存在を忘れていました。

P7310037

右からしっかりした踏み跡に従って巻きます。

P7310038

赤木沢の出合は大きな淵となっていて、正面は黒部川本流最後の滝になります。ここは右から巻いて。

P7310039

出合近くはヘツリ気味に進んで。

Akagisawa

出合の小滝の上に出ました。

P7310040

いよいよ赤木沢の遡行開始です。いきなりきれいなナメから始まります。

P7310041

すぐに3段15m滝が現れます。沢が明るいし、スケールが大きい!

P7310042

階段状の右側から登る。

Img_0073_2

10mナメ滝!

P7310045

ウマ沢出合。イワナの魚影が走るので竿を出してみます。

P7310046

遡行者は我々だけということもあり、すぐに釣れました!

Img_0080

4段ぐらいの連瀑下のプールにて。

P7310048

良型のイワナが釣れました。

Iwana3

さらにもう一匹、良型が釣れました! 残念ながら尺には届かず。

P7310050

釣りばかりしていると進まないので、今日の釣りはこれで終わりにして、連瀑を登るとします。

P7310052

連瀑下部はプールを泳げば直登も可能ですが、冷たそうなので左の巻き道から。

P7310053

その上の2段5m2条。

P7310054

ここは右の草付きから巻く。巻き道はしっかり踏まれていて、まるで登山道のようです。

P7310055

しばらく間をおいて、2段5m2条。

P7310056

すぐに2段2m滝で下はトイ状滝。

P7310057

トイ状の上の2段目の滝。だいたいの滝は階段状で直登は容易。このあたりまでイワナの魚影がありました。

P7310059

しばらく沢歩きとなりますが、素晴らしい渓相です!

P7310061

20mぐらいの斜滝が現れ。

P7310062

連瀑帯となる。

P7310065

滝が続く。

P7310067

階段状なので、好きなところを登れる。

P7310068

いきなり正面に壁が現れた。

P7310069

近づくとなかなか迫力のある岩壁!

P7310070

流れは右に屈曲し、現れたのは大滝30mだった。ここまで出合から2時間。大滝はこんなに近かったっけ? 9年前の記憶があまりない。

P7310071

大滝はちょっと戻った所から右にある踏み跡から高巻いたが、9年前は、おそらく流れが右に屈曲するところの右側にある木のはえている岩壁をフリーで登ったと思う。

P7310072

大滝の落ち口をトラバース。

P7310073_2

振り返ると鷲羽岳が正面に。沢日和の天気です。

P7310074

大滝上のすぐの二俣を右に入る。この右俣はおそらく稜線に出るには一番早いルート。今日中に下山しないといけないので。本流は左俣で、9年前は左に行ったと思う。

P7310075

この右俣はすぐに滝が出てくる。

P7310077

連瀑となる。

P7310078

直登は容易!

P7310079

滝はいやというほど続きます!

P7310080

滝が無くなると源頭の雰囲気になる。

P7310082

流れはお花畑を通り。

P7310083

稜線はだいぶ近くに。

P7310084

苔がたくさん生えている所が、水が湧いているところでした。

P7310085

水が涸れて、草原の中を進む。

P7310086

ちょっとだけハイマツ漕ぎはありました。

Img_0123

フエルトは草の上ではよく滑るので、沢装備を解除する。赤木岳直下には雪渓があり、これは直登できなそうなので、右から回り込むことにする。

P7310087

登山道にでました。あとは退屈な登山道歩き。午前中はよい天気でしたが、この頃には空はすっかり雲に覆われていました。カンカン照りよりかは、むしろこの方が稜線歩きには涼しくてよいでしょう。

P7310088

2ヶ月前にはスキーで来た北ノ俣岳を通過。

P7310090

太郎平小屋に到着。

P7310089

行動食がひもじかったので、カレーライス大を注文。具だくさんでヴォリュームもあって美味しかった!

P7310092

折立へ下りるとしましょう。薬師岳が見えた!

P7310093

太郎平小屋から2時間で折立に下山。10時間ほどの行動時間でした。

下山後は亀谷温泉で汗を流す。ここで檜枝岐へ帰るりっひーとお別れ。りっひーは尾瀬でガイドをしてます。

Img_2152

残った私としっきーは富山の回転寿司で打ち上げ。運転があるので、アルコールはなしですが。食事後は、東京へ帰るしっきーを富山駅に送って、私も帰路につきました。

9年ぶりの赤木沢は、当初の天気予報とは異なる好天となり、我々だけで独占でき、イワナにも出会えて、いい思い出になりました。技術的にはちょっと物足りないところはありますが、それでもいい沢でした。

| | Comments (2)

« July 2017 | Main | September 2017 »