2016-2017シーズン納板ツアー in 中央アルプス千畳敷
今シーズンのファイナルスキーツアーとして、6月最初の週末に、1日目は富士山の吉田大沢を滑走、2日目に中央アルプスの千畳敷を滑走してきました。当初は富士山2日間も考えていましたが、週末は寒気が入り、2日目は1日目よりもさらに気温の低下が見込まれたので、なるべく南の山域の方がよいだろうと判断して千畳敷にしました。これが大正解で、前日の富士山と同様にフイルムクラストのナイスザラメで今シーズンのラストスキーを飾れました。ただし木曽駒ヶ岳山頂から雪をつないで隣の沢との二俣まで滑ろうとしたのは失敗で、少々の藪漕ぎとピッケルでの下降となりました。それはそれで面白かったので、今シーズン最後を締めくくるいい思い出となりました。
【日程】2017年6月4日(日)
【山域】中央アルプス
【場所】千畳敷・木曽駒ヶ岳
【メンバー】Fukikoさん、しっきー、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、ボード1
【コースタイム】千畳敷駅9:52〜乗越浄土10:57〜中岳11:33〜木曽駒ヶ岳12:05-37〜駒飼ノ池13:33〜乗越浄土14:13-34〜千畳敷駅14:56
富士山から駒ヶ根までの移動は170kmほど。前日のうちに八ヶ岳PAまで移動し、翌朝に駒ヶ根高原の菅の台に移動しました。
バスセンターの駐車場に車を駐めて、チケット売り場でバスの時刻を調べると、ちょうどバスが出たばかりで、次のバスまで30分近く間隔が開く。
ということで、朝から1本プシュ! 今日はのんびりまったりスキーツアーということで。
菅の台バスセンター8:45発のバスに乗車。乗客は少なく、スキーを持って乗車。6月に入ったので乗客が少ないのか、それともスタートが遅かったからなのか。
しらび平でロープウェイに乗り換える。
駒ヶ岳ロープウェイは高低差と終点の高さは日本一です。
千畳敷です。実は雪のある時期は初めてです。無雪期に1回、木曽駒ヶ岳から空木岳までの縦走をしていますが(2007年9月の記録)、中央アルプスはそれ以来です。スキーではこれまであまり意識していなかった山域です。
千畳敷駅よりほんのちょっと滑走してから、スキーを担ぎ、アイゼンを装着して、千畳敷カールを登り始めます。
前日の富士山では高山病になりましたが、今日はさすがに調子は悪くないです。
しっきーは今日も元気です。気温は低いですが、雪は充分に緩んでいます。
カールは上部になるほど斜度が増します。
稜線付近には雪はすでについていませんので、雪渓末端からは夏道を進みます。
千畳敷駅から乗越浄土まで1時間ほどかかりました。手前が中岳で,奥が木曽駒ヶ岳です。この稜線を進みます。
乗越浄土からの宝剣岳!
中岳からの木曽駒ヶ岳。雪がつながっていない!
木曽駒ヶ岳への登り。
木曽駒ヶ岳の山頂に到着! スタートしてから2時間ほどでした。
前の週に滑った御嶽山! こちらもまだ滑れそう!
だいぶ涼しいですが、やはり!
せっかくですので、山頂から雪をつなげて滑りましょう!
秒殺で最初の滑りが終わる!
その下の雪渓まで歩いて、次の滑走へ。
だんだんと雪渓が細くなり...
ついに藪に阻まれ、スキー・ボードを担いでの下降に!
斜度があるので、ピッケルも使用して下降!
藪を漕ぎながらの下降!
この右側のはっきりしないルンゼを下りてきました。左側のルンゼはちょっと狭いですが、滑って滑れないことはない感じでしたが、上からでは判断できませんでした。
隣の沢との二俣に無事出られたので、その沢を乗越浄土まで登り返します。
登り返した沢の斜面です。後から考えると、この沢を滑った方が気持ちはよかったでしょうね。まあ、あえてヘンタイ系もいいでしょう! 最後ですし!
それでは最後の千畳敷カールへの滑走に入ります。出だしは狭く急なので、登山者に注意して滑る必要があります。
あっという間に滑り下りてしまいます!
下部は少々縦溝がうるさい!
滑走シーンは動画をご覧下さい。
宝剣岳!
滑走終了!
滑った千畳敷カールです。
下山後はこまくさの湯で汗を流し、明治亭にて駒ヶ根名物のソースカツ丼をいただく。
駒ヶ根高原からの千畳敷。
これで今シーズンのスキーは終了とします。1シーズンを事故も無く安全に過ごせたことに感謝します。来シーズンもまたよろしくお願いします。
YouTubeにアップした記録動画です。
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