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April 27, 2017

三方崩山:下部はデブリだらけの弓ヶ洞谷左俣左谷滑走!

先週末は賞味期限切れ覚悟で、飛騨・奥美濃方面へ滑りに行ってきました。ゴールデンウイークに予定している東北遠征に備えて、あまり遠出せずに経費節減のつもりでした。奥美濃・飛騨が近場と思ってしまうのは、ひょっとしたら一般の感覚からだいぶズレているのかもしれません。まずは、三方崩山の弓ヶ洞谷左俣を滑った報告です。

【日程】2017年4月22日(土)
【山域】北陸
【場所】三方崩山 弓ヶ洞谷左俣左谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】弓ヶ洞谷林道駐車地点630m6:16〜シール登行開始830m地点6:48〜1000m二俣7:29〜1330m二俣8:39〜1956m小ピーク西のコル11:15-46〜1000m二俣12:19〜滑走終了790m地点12:30〜弓ヶ洞谷林道駐車地点630m12:55

三方崩山は無雪期に1回登頂しているが(2015年11月の記録)、厳冬期には1回目は夏道から1350mまで(2012年2月の記録)、2回目も同じく夏道から1624m小ピークまで(2016年2月の記録)は登ったことがある。この時は往路の樹林帯を滑っただけである。積雪期には弓ヶ洞谷からのアプローチがよくされているが、雪崩リスクが高いルートである。今回は1ヶ月時期が遅かったかもしれないが、雪崩リスクの少ない残雪期に弓ヶ洞谷からのルートをたどってみた。予定としては、右俣を進み、三方崩山の北峰である皈雲山(1897.19m)に登頂し、往路を滑走するというものであった。

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前夜は道の駅飛騨白山にて車中泊し、6時に弓ヶ洞谷林道に移動した。 林道は奥まで車で入れそうであったが、無理をせずに最初の堰堤の下に駐車した。

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しばらくは雪のない林道をスキーを担いで進む。

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出発して20分ほどで雪が出てきた。

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林道終点近くからシール登行開始。

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春は細くて軽い板がいい!

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デブリが多い!

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左岸が進めなくなったので、右岸に渡らなければならないが、スノーブリッジは亀裂だらけ!

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スノーブリッジを渡って進むと正面に1000m二俣。予定では右俣を進むはずだったが、右俣出合の滝が出ている 。ここを突破できれば快適な斜面が待っているのだが、右俣右岸の残雪も少なく、高巻きも難しそう。仕方なく、左俣を進むことにする。左俣の方が斜度があるので、これでグレードが上がることになる。今回は単独なので無理はできない。行けるところまでのつもりで進むとする。

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堰堤がつづく左俣。

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右岸の雪が途切れてしまい、徒渉をすることに!

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水量は少なく、問題なく徒渉できた。

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壊れた最終堰堤を通過。

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正面が1330m二俣だが、このあたりはデブリだらけで、帰りの滑走が思いやられる。

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正面は右谷だが、地図では最後が崖マークになっている。斜度が急ではあるが左谷を進むことにする。

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スキーにクトーを付けて、 急な左谷を登る。

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雪が緩んでいるので、滑落しても大丈夫そうではあるが、気持ちのよいものではない。クトーで登れるギリギリの斜度という感じ。

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稜線までもう少し! 息が上がる!

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稜線に出ました! ちょうど1956m地点のすぐ西のコルに出ました。正面に三方崩山の山頂が見えます。左谷の出合からは標高差600mですが、2時間半かかりました。スキーを担いでアイゼンで登った方が速かったかもしれませんが、シール登行にこだわってもいいでしょう!

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登って来た弓ヶ洞谷左俣左谷です。

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白水湖は見えますが、白山は残念ながら雲の中です。

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三方崩山の山頂に行く時間は十分にありましたが、ガスが出てきたので、往路を滑ることにします。

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上部は快適ザラメでした! 下ると視界も出てきました。

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下るにつれて、重い湿雪に変わる。この1週間ほど右足の先端部に痺れもあり、どうも滑りに違和感が。攻めずに慎重な滑りに変えます。単独ですからね!

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デブリ地帯に突入! 修行滑りになります。

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それでも滑りはあっという間です!

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右谷と合流。

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帰りも徒渉です!

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右俣とも合流。

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帰りも亀裂だらけの危ういスノーブリッジを渡る!

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林道は最後まで雪をつないで。

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雪がなくなったら、板を担いで下山。

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登り5時間、下り1時間40分でした。なんとか賞味期限ぎりぎりで弓ヶ洞谷左俣左谷を往復できました。右俣に行くのであれば、もう1ヶ月早い方がよいでしょうね。

下山後はしらみずの湯で汗を流し、奥美濃の石徹白へ移動。

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実はこの4月からワンダーフォーゲル部の顧問に就任しました。ワンダーフォーゲル部の小屋が石徹白にあるというので、その小屋の様子を見に行くことが今回の旅の一番の目的でした。

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わざわざワンゲル部OBのかたが、私のために小屋を開けてくれていました。 夜はお酒を飲みながら楽しい一時を過ごすことができました。山小屋はスキーや雪山訓練に最適な場所にあります。夏から秋は一般登山はもちろん、沢登りやトレランもできるでしょう。現役部員のトレーニングにうまく山小屋を有効活用できればと思います。


YouTubeにアップした記録動画です。滑走シーンはこちらをご覧下さい。

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