大日ヶ岳から銚子ヶ峰・野伏ヶ岳へスキー縦走1日目
2014年4月に石徹白西周回(今回の西半分で、野伏ヶ岳は省略)スキーをワンデイで行った。その時に銚子ヶ峰をはじめその周囲の山々の斜面が実にスキー向きであることを知り、近いうちに神鳩避難小屋をベースにして周囲を滑りたいと思っていた。今回、天気よし、積雪も充分な3連休という機会に、石徹白を起点に東の大日ヶ岳からの周回スキーを計画した。初日は重荷を背負っての長距離のスキー移動というヘンタイ度の高さのため、付き合ってくれる人はいないと思っていたが、ベテラン山屋のFukikoさんが手を上げてくれた。
当初の予定は、1日目に石徹白から朝日添川林道経由で大日ヶ岳まで標高差900mをハイクアップし、途中で雪洞泊の予定であった。直前になって、テレ仲間のChiyukiちゃんがサポートしてくれることになり、高鷲スノーパークスタートが可能になった。これで1日目に神鳩避難小屋にたどり着けられる。1日目の移動はちょっとハードではあったが、避難小屋に着くと、テレ仲間のAさんとバッタリという奇遇もあった。おかげで避難小屋での2晩はAさん達と一緒に楽しく過ごすことができた。天気にも恵まれ、たいへん充実したBC3日間であった。
【日程】2017年3月18日(土)〜20日(日)
【山域】奥美濃・白山
【場所】銚子ヶ峰・野伏ヶ岳
【メンバー】Fukikoさん、マメゾウムシ
【装備】テレマーク2
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1日目(3月18日):高鷲スノーパーク〜大日ヶ岳〜神鳩避難小屋
【天候】晴れのち曇り
【コースタイム】高鷲スノーパークトップ8:24〜大日ヶ岳9:16〜天狗山10:04-22〜小シウド谷1390m林道出合10:37〜小シウド谷1210m二俣11:44〜1652m小ピーク14:08〜丸山15:39〜神鳩避難小屋17:44
6時半でほぼ満車状態の石徹白の白山中居神社。ここに下山するのだが、かろうじてマイカーをデポできた。
Chiyukiちゃんのサポートで高鷲スノーパークへ移動。
ゴンドラでゲレンデトップに上がり、重荷を背負ってスタート!
まずは通い慣れた大日ヶ岳を目指す。
賑わう大日ヶ岳山頂を通過する。今日は天気もよく、いい展望です。
天狗山まではシールをつけたまま稜線のアップダウンを進む。
天狗山に到着! 当初は稜線を忠実に保川のコルと芦倉山を経由する予定でいたが、北面の小シウド谷に滑り込んで、丸山から南東に伸びる尾根に取り付いた方が効率がよさそうなので、ここからシールを外して本日最初の滑走へ!
北面の小シウド谷方向へドロップ。出だしはパウダーとも言えるいい雪でした。
その後はモナカ雪に苦労する!
標高1390mで林道に出る。しばらく林道に沿ってトラバースして、ヘアピンカーブはショートカットする。
小シウド谷1210m二俣付近は沢が割れているので、滑走には要注意!
小シウド谷にかかる橋を渡って、丸山から長く伸びる南東尾根に取り付く。
滑れる斜面がいたる所にある!
1652m小ピークに登ると、前方に丸山が見えた。空は雲に覆われていた。
1625m1669m小ピークの間にある小ピークを東から巻いて、丸山への最後の登りに入る。少々ラッセルですが、重荷では結構きつい!
最後の急斜面を登り切って、丸山の山頂が近づく!
丸山山頂からは大日ヶ岳はだいぶ遠くに! すでに15時半を過ぎていた。急ぐとしよう!
丸山からの滑走はモナカ雪に苦しむ!
途中の小ピークは巻いて。
モナカ雪でも滑る!
なんとか暗くなる前に神鳩避難小屋にたどり着けた。見たことのあるスキーが置いてある。小屋の中に入ると、なんとテレ仲間のAさんたちがいてビックリ。こんな所にわざわざ来るのは同じようなマニアックな人たちでした。おかげさまで、小屋で楽しく過ごせました。
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