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December 12, 2016

捻挫しても歩き通した大峯奥駈道 3日目(持経ノ宿〜玉置神社)

捻挫しても歩き通した大峯奥駈道3日目(持経ノ宿〜玉置神社)の記録です。概要については1日目の記録をご覧下さい。

本日もヘッドライトを点けて、持経ノ宿を3時18分に出発。気温は高めで寒さは感じない。

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持経千年檜は「森の巨人たち百選」に選ばれたヒノキの大木。暗いので大きさがわかりにくい。

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時々見かける千日刈峰行の記念碑。これは、歩く人がいなくなってただの藪と化していた南奥駈道の復興を目指して、新宮山彦ぐるーぷが昭和59年から行った奉仕活動の記念碑である。山伏の千日回修行になぞらえて「千日刈峰行」と名付けられたそうだ。

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第21靡である平治宿を通過。ここも新宮山彦ぐるーぷが維持管理している。

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転法輪岳を越え。

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倶利伽羅岳も越えて。

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第19靡の行仙岳にはテレビ中継塔など通信施設がある。第20靡の怒田宿の跡は行仙岳のすぐ手前にあった。

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持経ノ宿から3時間で行仙宿山小屋に到着。この小屋も新宮山彦ぐるーぷが維持管理している。ここまでは左足首の痛みは耐えられたが、この先から痛みが増していった。

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今日も日が出てくれました。当たり前のことですが、自然の恵みに感謝しないとね。

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朝日に染まる木々。

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傘捨山の登りに入る。

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第18靡の傘捨山に到着。ここでスマホの電波が入ったので状況報告。

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下りでまったく駄目になる。葛川辻を過ぎて、高圧電線を横切ったら、地蔵岳への登りに入る。

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地蔵岳周辺は鎖場が続くが、このあたりが第17靡の槍ヶ岳になる。

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左足首の痛みをこらえながら地蔵岳を通過。

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第16靡の四阿宿を通過。第15靡の菊ヶ池と第14靡の拝返しはおそらく気付かないまま通過。

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第13靡の香精山。ここからの下りで家族連れのハイカーとすれ違う。
貝吹金剛からは南西方向にまっすぐな下りが続く。走りたいところだが、走れないのがつらい。

古屋の辻を正午前に通過。このあたりが第12靡の古屋宿。ここから林道を時折右に見る。第11靡の如意珠岳はいつの間にか通過。

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午後になると空は雲に覆われ、天気予報通りに雨が降り出しそうな天気になってきた。3日で行くことは諦め、今日の行動は玉置神社までとする。単調な道を急ぐとする。

花折塚で雨がぱらついてきたので、雨具を着る。

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第10靡である玉置山に14時10分に到着。持経宿から11時間近くが経過していた。ここまで下り基調で23kmほどなのにこれだけ時間がかかったのは、やはり左足首の捻挫の影響は大きい。

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玉置山から下って、玉置神社に着くと、観光客が多い。できれば足りない食糧を補給したいので、売店を探したが、社務所の近くにはなかった。仕方なく水だけ補給する。

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駐車場に行くとなんと売店があった。足りない食糧が補給できる! 早速、サンマ寿司とビールを購入していただく。感激! 朝食用にめはり寿司も購入し、食糧危機はこれで回避できた。缶ビールをもう1本いただく。売店のおじさんに焼酎のお湯割りまでご馳走になり、話がはずんだ。最後に晩酌用の日本酒を購入してから、途中に通った展望台へ車道を45分歩いて戻った。

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展望台にはトイレとあずまやがあり、なんとか雨がしのげる。あずまやの下に初使用のストックシェルターというツエルトを設置し、今宵の宿とする。このツエルトはストックを2本使うことで自立する。ちなみに玉置神社には宿坊があり、奥駈道縦走者は泊まることができるらしいが、事前予約が必要とのこと。

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日本酒の熱燗を飲み終わったところで二次会を終了し就寝した。明日は残り20km、足首が痛くてもなんとか歩き通せるだろう。

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