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November 06, 2016

笈ヶ岳 清水谷ルート

笈ヶ岳は日本二百名山に指定されていながら登山道のない山である。一般には残雪期にジライ谷から行くルートが知られているが、無雪期にはかなりハードな藪漕ぎを強いられる。そんな笈ヶ岳に無雪期日帰りができるルートがある。それが清水谷ルート。地元の人たちの生活のためにつけられた道が雄谷と清水谷沿いにつけられている。その道を利用すると、それほど激しい藪漕ぎをせずに笈ヶ岳の山頂に立てる。今回、奥医王山に登った翌日に、小松ブルーベル山の会のTさんとKさんと、その清水谷ルートで笈ヶ岳に登って来ました。往復11時間弱の行動でしたが、天気と紅葉に恵まれた素晴らしい登山になりました。

【山域】北陸
【場所】笈ヶ岳

【日時】2016年10月29日(土)

【メンバー】Tさん、Kさん、マメゾウムシ
【天 気】晴れ
【コースタイム】雄谷左岸林道終点5:38〜取水ダム6:13〜水晶谷橋7:38〜西尾根取付8:36-55〜西尾根上9:31〜殺生岩10:27〜笈ヶ岳11:14-57〜殺生岩12:30〜西尾根取付13:26-41〜水晶谷橋14:36〜取水ダム15:44〜雄谷左岸林道終点16:26

この2週間前にテンカラ師匠のナベさんと小松ブルーベル山の会のMさんが笈ヶ岳に登ってきたとのことで、その報告を見て,無性に笈ヶ岳に行きたくなった。ナベさんの情報によると、水晶谷にかかる橋は11月のあまたには撤去されるとのこと。今シーズン中に行くのであれば、この週末が最後のチャンスかもしれない。当初は単独の予定だったが、以前にBCでご一緒した小松ブルーベル山の会のTさんとKさんも同じ日に行く計画を立てているとのことで、急遽、ご一緒することにしました。

車中泊していた道の駅瀨女で4時30分にTさんとKさんと待ち合わせし、Kさんの車で中宮から雄谷林道へ入る。

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林道で何回か迷ったりして、雄谷左岸林道の終点から歩き出したのは5時38分であった。

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まだ辺りは暗かったので、ヘッドライトを点けてのスタートであった。

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途中、前日の雨で水量の増した沢を横切る箇所があったが、取水ダムまではよく整備された水平歩道であった。

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ダムからは雄谷の右岸側を進む。紅葉の色づきがいい。黒部川下廊下を彷彿させる水平歩道!

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しかし、崩落斜面のトラバースや滝の渡渉もあり、結構緊張させられる。

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歩道上にサルの糞を見ることが多かったのですが、やはりいました。

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対岸にかなり落差のある滝が見えました。

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水晶谷をスリルのある橋で渡る。この下は小滝なので落ちたくはないが、ワイヤーもフィックスされているので安心感はある。

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水晶谷を渡ってしばらく進むと、清水谷の広い緩斜面となる。

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クマは当然いるでしょう。クマ糞ありました!

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このあたり紅葉の色づきがいいですね!

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美しいブナ林です。トチノキなどの他の広葉樹も混じってます。

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素晴らしい!

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清水谷の源頭方面を見上げる。正面はシリタカ山?

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西尾根への取付点はわかりやすかった。

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尾根にほぼ忠実に道がついているので、結構な急登を強いられる。汗が吹き出す。西尾根上に上がると、正面に殺生岩が現れた。

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殺生岩は直登はしません! 右下から回り込んで、フィックスロープのあるルンゼを登る。

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その後は藪漕ぎになる。

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藪の中から笈ヶ岳の山頂が見えた。しかし、山頂に近づくほど藪の密度が高くなる。

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藪から抜け出したら、山頂でした。山頂の標識はクマに囓られている。

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登って来た西尾根方面。

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残雪期に利用されるジライ谷から冬瓜山経由のルート。こちらは無雪期だとかなり猛烈な藪漕ぎとなるでしょう。

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白山です。まだ冠雪してません。

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遠くに北アルプスの稜線が見えます。秋晴れで素晴らしい風景です。

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往路を戻るので、そう長居はできません。藪漕ぎですが、下りの方が楽です。

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滑りやすい急な尾根をなんとか清水谷まで下り、ホッと一息。いい色づきですね。ブナの倒木からナメコとブナハリタケを収穫しました。

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水晶谷を渡って、アップダウンのある水平歩道を戻ります。

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帰りに笈ヶ岳が見えるポイントがありました。登ったところがはっきりわかります。

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4本に見えるトチノキだが、根元でつながっている!

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取水ダムを過ぎると道がよくなる。

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往復11時間弱の行動でした。Tさん、Kさん、ありがとうございました。

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2日間で収穫したクリタケ、ブナハリタケ、ナメコです。クリタケは鍋に、ブナハリタケは炒め物と天ぷらに、ナメコは味噌汁にして美味しくいただきました。

この清水谷ルートは、殺生岩までは道がついています。その後は藪漕ぎになりますが、比較的短時間の藪漕ぎで笈ヶ岳の山頂に立てます。ただし、道がついていると言っても、正式な登山道ではありません。水平歩道には崩壊した斜面や沢のトラバースもあります。悪天時には通行が困難になるかもしれません。尾根に付いた道はかなり急です。転落や滑落には要注意です。初心者だけのパーティーにはお勧めできないルートです。利用される場合は、あくまで自己責任での行動をお願いします。

なお、この道の設置と整備は、中宮集落の住民がして下さっています。その中心となっているのが、旧中宮スキー場前にある「深山料理茶房けがさ」のご主人とその関係者です。下山後は、お礼がてら、ぜひ「けがさ」に立ち寄って、コーヒーや郷土料理をいただいてください。

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