神童子谷・犬取谷をまったり遡行!
先週末は日帰りでのんびりと神童子谷を遡行してきました。遡行中は誰とも会わず、時々竿を出しながら、まったりと楽しめました。
【日程】2016年8月6日(土)
【山域】大峰
【渓谷名】十津川水系 川迫川 神童子谷・犬取谷
【メンバー】Sさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】大川口5:39〜林道終点(上白石谷出合)6:13〜赤鍋ノ滝6:52〜ノウナシ谷出合8:45〜犬取滝下10:17〜ジョレンの滝下11:54〜稲村小屋13:16-57〜法力峠14:49〜母公堂15:15〜観音峯登山口16:18
観音峯登山口に車を1台デポして、もう1台で大川口へ。神童子谷は2年前にノウナシ谷を1泊2日で遡行したが、今回は犬取谷を日帰りで詰める。
神童子谷林道は2年前は落石だらけだったので、念のため大川口に車をデポしたが、今回は落石もなく充分にその先まで車で入れたようだ。
林道終点から沢への下り方に少々迷ったが、しっかりした作業道がありました。2年前の記憶がない...
神童子谷に入渓です。
左岸に壊れかけた作業道がついていたので、部分的に使わせてもらいました。朝から泳ぎたくはないので。
両岸が狭まってへっついさんです。
河原状なので、難なく通過!
すぐに赤鍋ノ滝が姿を現す。2年前は増水で、滝壺は白濁していてとても落ちれない状態でしたが、今回は渇水気味のためウオータースライダーができるぐらい。
左岸側の滑りやすい側壁をトラバース気味に登ったが、念のためロープで確保。ハーケンがベタ打ちしてあったので使わせてもらいました。
その上も滑りやすい小滝が続く。釜を泳いだり、釣人がフイックスしたであろうロープを使ってクリア。
釜滝までは平凡な河原歩きとなるので、竿を出しながらのんびりと進む。アタリは2回あったが、2回ともバラす。2回目のアタリは尺近いアマゴだったが残念!
コバルトブルーに輝く釜を持つ釜滝だ!
美しい! 右岸を容易に巻く。
釜滝の上はノウナシ谷との出合。2年前は右俣のノウナシ谷を詰めたが、今回は左俣の犬取谷を詰める。
犬取谷最初の滝は一ノ滝8M。左岸を容易に巻く。
続く二ノ滝10Mは深い釜をもつ。河童のSさんは泳ぐ! この滝も左岸を高巻く。
ナメもある。
やがて豪快な犬取滝25Mが姿を現す。踏み跡に従って右岸から大きく高巻く。
4M滝で滝に打たれるSさん。煩悩は断ち切れたか?
谷が90°近く曲がる位置にある4M滝。Sさん、読図でここの現在地がわからないとダメだな!
ナメもあり。
2段60Mのジョレンの滝が姿を現す。渇水で水量が少ないためちょっとショボい! しかし高さは奥まで続いている。
ジョレンの滝も右岸から大きく高巻く。我々はちょっと急な斜面を強引に登ったが、もう少し戻った所の草付きからしっかりした踏み跡があるようだ。途中から急な小尾根を登るが、しっかり踏み跡がついている。傾斜が弱くなったあたりで、踏み跡に従って谷方向へトラバース気味に進めば、うまく落ち口の上に出た。
すっかり源頭の雰囲気!
最後の二俣はまっすぐに左俣を進めば稲村小屋に出るようだが、若干水量の多い右俣を進んだ。
すぐに登山道に出て遡行終了!
左に進めばすぐに稲村小屋だった。
沢装備を解除して、小屋で買ったビールで乾杯!
晴れていたはずの天気だったが、いつの間にか山々は黒い雲に覆われ始めていた。雷の音もゴロゴロし出した。夕立が来るに違いない。雨がポツリと落ちだしたところで、夕立が通り過ぎるまで小屋で待機することにする。ところが雨は止んでしまい、雷の音のみ。我慢できなくなった我々は下山することに。
法力峠、母公堂を経て、車をデポしてある観音峯登山口まで3時間で下山。どうやら下界は降っていたようで、観音峯登山口周辺は車道が濡れていた。今回も運がいい晴れ男だったようだ。
大川口にデポした車を回収してから、天の川温泉センターへ汗を流しにに行ったが、夏休みの行楽客で大変混雑していて、男性は30分待ちだった。
日帰りでしたが、まったり楽しめた神童子谷でした。このお盆は3年連続になりますが、また黒部川上ノ廊下に挑戦します。
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