沢靴のフエルト貼り替え
沢靴は主に秀山荘オリジナルClimbZoneデラックスを使っています。他にサブシューズとしてモンベルのサワートレッカーも使っている。後者は去年の沢行で、沢靴を忘れてしまったために、急遽、現地購入したものです。
その秀山荘の沢靴がわずか1シーズンで見事にフエルトがすり減ってしまったので、フエルトを張り替えることにしました。やはり沢行の日数が多いからでしょうね。購入先に頼むと貼り替えに1万円ぐらいはするらしい。秀山荘は東京の店で、こちらは大阪在住のため、自分で張り替えることにした。
この貼り替えのために参考にしたホームページは、2702mさんの白山山系の渓50ROUTEの中にある沢の小技集「フエルトの貼り替え」です。この通りに行いました。
貼り替え用のフエルトは秀山荘より通販で取り寄せる。1足分1,800円なり。
他に必要なものは、革手袋、大型のカッター、ペンチ、ボンド(コニシ・ボンドG17)、新聞紙です。
まずは沢靴の底に合わせて色鉛筆で縁取りします。これは実際の大きさよりも少々大きめに縁取りした方がいい。大きい分にはあとでカットできるが、小さいと使い物にならくなるので、新しいフエルトが無駄になってしまいます。
縁取りよりも気持ち大きめにカッターでフエルトをカットする。1回ではフエルトの底までカッターの刃が抜けないが、何度かカッターを入れてなぞっていけば、うまく切り取れます。
替フエルトがカットできました。
クッションと古いフエルトの間にカッターで切り込みを入れてから、古いフエルトをペンチで少しずつ剥がしていきます。結構力のいる作業です。秀山荘オリジナルの場合は靴のつま先側からの方が剥がしやすかったが、踵側からの方が剥がしやすいこともあるようです。
少しずつ慎重に剥がしていきますが、ある程度剥がせれば、剥がすのが楽になっていきます。
両足とも剥がせました。秀山荘オリジナルは他のメーカーの沢靴よりも比較的剥がしやすいようです。
ボンドを新しいフエルトと沢靴のクッションに塗ります。塗る順番は、フエルト側が先です。新しいフエルトにはその前にボンドを1回前塗りしています。この前塗りによる下処理で、フエルトの起毛が抑えられ、接着しやすくなります。下処理の詳細については、2702mさんのホームページをご覧下さい。
ボンドがべたつかなくなるまで乾かしてから、沢靴とフエルトを貼り合わせます。履いたりして体重をかけます。あとは余分なフエルト部分をカッターでカットして完成です。つま先部分はもう少しフエルトが出っ張っていた方がよかったかもしれません。
うまくいったので、一杯!
張り替えた沢靴で2回沢に行きましたが、問題は生じておりません。
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