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May 17, 2016

変態系バックカントリー1:飛越新道往復スキーを担いで北ノ俣岳滑走

寡雪の今シーズンですが、まだ諦めるわけにはいきません。標高が高い所にはまだ雪が残っています。ただし、そこに行くには長いアプローチが必要です。ヘンタイ山スキーヤーはそれでも行きます。白山を滑った翌日に、日帰りで黒部五郎岳を目指して行ってきました。変態系バックカントリースキー第1弾です。

【日程】2016年5月15日(日)
【山域】北ア南部
【場所】北ノ俣岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【装備】テレマーク
【コースタイム】飛越トンネル4:44〜1824m小ピーク6:21〜寺地山7:14〜北ノ俣避難小屋8:07-17〜北ノ俣岳10:14-47〜薬師沢左俣源頭付近2400m11:01-23〜北ノ俣岳12:10-33〜北ノ俣避難小屋13:21-35〜寺地山14:24〜1824m小ピーク15:15〜飛越トンネル16:58

前夜のうちに白山の別当出合から神岡へ移動したが、思ったより遠く、21時過ぎに神岡の道の駅に到着。そのまま車中泊し、早朝に飛越トンネルに移動した。

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4時半を過ぎて、すでに周囲は明るくなっており、黒部五郎岳へ行くにはちょっとギリギリな出発時間であった。スキーとブーツを担いで出発。

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想定したとおり、登山道上には雪はまったくない。スキーとブーツを担ぐと7kgの重さが増す。肩に重さが食い込むし、木の枝に板が引っかかり、イライラしてしまう。

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雪融け後の登山道はぬかるんでいて、ミズバショウが至る所に咲いていた。もともと湿地なのだろうか。トレランシューズではぬかるみは歩きにくく、スピードが出せない。

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途中で日の出を迎え、ダラダラと進む。

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寺地山が近くなると雪が出てきたが、シール登行ができるレベルの雪の量ではない。

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寺地山を通過。雪の量は増えてきたが、むしろ踏み抜いたりして歩きにくい。

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前方に見えた北ノ俣岳西面は絶望的な姿であった。途中、数名の登山者とすれ違ったが、この時期は登山者が少なく、静かなのはいい。

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北ノ俣避難小屋を通過。ここまで想定したとおりスキーは担いだまま。どうやら北ノ俣岳山頂までそのまま担ぎとなりそうだ。

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登りながら、滑れそうなラインと残雪のつながり具合をチェックする。

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山頂直下は雪はなし。

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稜線に出ました。どうやら東面は残雪が豊富そう。ガスが急に湧いてきて、視界が悪くなってきた。

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北ノ俣岳山頂に到着! ここまで5時間半かかり、スキー・ブーツはその間担いだままでした。

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最終目的地の黒部五郎岳方面は視界不良!

あっさり行き先変更とし、赤木平方面へ滑走することにする。視界不良で滑っても面白くないからね。

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その赤木平方面も視界が悪くなった!

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ちょっと下ったら、すぐに視界が開けた!

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薬師岳へ向けて滑走!

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縦溝が酷くなってきたので、薬師沢左俣の源頭付近2400mで滑走終了としました。黒部五郎岳方面は相変わらず雲の中なので、最初から薬師岳にすればよかったかもしれない。まあ、日帰りで行くにはどちらもハードではあるが、来シーズンへの宿題に。

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それでは登り返しましょう!

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自分のシュプールをたどりながら。

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北ノ俣岳の山頂付近にはライチョウのつがいがいました。

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どうやら雪渓上に落ちた虫たちをライチョウはついばんでいるもよう。雪渓の上にはアブラムシや寄生バチが結構落ちていた。

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山頂は視界不良なので、下りることに。帰りも行きと同じぐらい時間がかかりそうなので。

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山頂から標高にして130m下ったあたりから、ちょっと藪漕ぎをして、雪渓にエントリーする。登りでチェックした通り、結構滑れそうだ!

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途中で2回ほど雪渓が切れたが、歩いて隣の雪渓に移動してまた滑走する。

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2085mまでなんとか滑れたので、標高差にして440m滑れたことになる。避難小屋の近くまで滑れたので、上出来ですね。滑走の詳細については動画をご覧下さい。

あとは再びスキーと板を担いで、トレランシューズで飛越新道を戻る。帰りは下り基調とは言え、ダラダラと長い登山道に飽きてしまう。

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コシアブラなど木の新芽の美しさには癒やされました!

下山後は、割石温泉で汗を流してから、帰路につきました。

YouTubeにアップした記録動画です。

総距離21.7km、累積標高差1835m、所要時間12時間14分、滑走標高差700mというスキー山行でした。飛越新道往復スキーを担いで、滑った時間は1時間にも満たなかった。滑り重視のスキーヤーならば、こんな変態系なバックカントリースキーはしないでしょうね。山屋系スキーヤーは時々こんな変態系もしたくなります。

変態系バックカントリー第2弾につづく

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Comments

北ノ俣の西面は寺地山の手前あたりから見えるはずですが、雪が無さそうであれば普通引き返すところが、やはり変態?(笑)
半分トレラン向けの負荷トレーニングと割り切れば登っていけるのかなぁ。

Posted by: しま | June 02, 2016 at 04:47 AM

しまさん、どうもです。
山屋ですので、ピークハントのついでにスキーもすると思えばいいだけです。
こういう方が自分のスタイルのような気がしてきましたし。

Posted by: マメゾウムシ | June 02, 2016 at 06:09 AM

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