« 変態系バックカントリー1:飛越新道往復スキーを担いで北ノ俣岳滑走 | Main | 変態系バックカントリー3:残雪少ない秩父沢でスキー »

May 23, 2016

変態系バックカントリー2:11時間スキーを担いだ槍ヶ岳飛騨沢

変態系バックカントリースキー第2弾です。
新穂高温泉をベースにして、土曜日に槍ヶ岳飛騨沢を往復、日曜日に弓折岳秩父沢を往復してきました。どちらも林道歩きが長く、総距離20kmを越えるツアーとなりましたが、滑れたのは標高差にして半分にも満たなかった。変態しかこんなことしませんね!
まずは11時間スキーとブーツを背負った槍ヶ岳飛騨沢の報告です。

【日程】2016年5月21日(土)
【山域】北ア南部
【場所】槍ヶ岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】新穂高温泉登山者駐車場4:25〜穂高平小屋5:15〜白出沢出合5:53〜滝谷避難小屋6:57〜槍平小屋7:48-57〜2205m(シール登行開始)8:51-9:06〜2880m(シール登行終了)11:43-52〜飛騨乗越12:12〜槍ヶ岳山荘12:27〜槍ヶ岳12:43-50〜槍ヶ岳山荘13:05〜2880m(滑走開始)13:25-45〜2120m(滑走終了)14:25-32〜槍平小屋15:01-12〜滝谷避難小屋15:57〜白出沢出合17:03〜穂高平小屋17:35〜新穂高温泉登山者用駐車場18:18

槍ヶ岳を残雪期にスキーで日帰りするのは特に珍しいことではありませんが、それは残雪がしっかりあって、スキーの機動力が使えることが条件。今シーズンは残雪があまりに少なく、ゴールデンウィークの時点で槍平まで雪が無いとのことで、スキーの機動力がほとんど使えない状況。ヘンタイ山スキーヤーはそれでも行ってしまいます。長年の宿題でもあったので。

P5210001

仮眠1時間で、4時25分に新穂高温泉登山者駐車場を出発。スキーとブーツを担いで、足下はトレランシューズにて。

Img_0856

山の残雪が気になるが、まったく滑れないということはないだろう!

P5210002

近道を利用して、穂高平小屋を通過。

P5210003

白出沢出合を通過。

P5210005

滝谷を通過。この後、やけに速い登山者に抜かれたが、槍平小屋の関係者でした。

P5210006

7時半で日の出! 山なので、明るくなってから日の出まで時間がかかる!

P5210007_2

新穂高から3時間20分かかって、槍平小屋に到着! ここで大休止。雪は出てきたが、まだつながらない。先ほど追い抜かれた小屋関係者に「標高差600mはまだ滑れますよ」と言われる。標高差2100mのうち600mか! 覚悟の上ではあるのだが...

P5210008

残雪は増えてきたが、まだつながってくれない。時々、雪を踏み抜くので、歩きにくい!

P5210009

中ノ沢を詰めた方が面白そうではあるが、飛騨沢を進むことにする。

P5210011

標高2205m付近からシール登行を開始したが、やはり雪が途切れてしまった!

P5210012

もう一度気を取り直して、シール登行再開。この後は雪はつながってくれた。

P5210013

飛騨沢を詰めていくが、縦溝が深く、エッジの接地面積が少なくなるため、板がズレやすく、シール登行ではひじょうに登りにくい。クトーを装着しようとも思ったが、そのまま登り続けた。

1名、テレマーカーが滑り下りてきた。世の中には他にも物好きがいるものですね。この日に見たスキーヤーはこの1名だけでした。

P5210014

上部はフラットな雪面になったが、間もなく雪が切れてしまった。標高2880mでシール登行は強制終了。その上は槍の穂先までほとんど雪はついていないという登山者からの情報で、スキーとブーツはこの場所にデポし、トレランシューズで山頂に向かうことにする。

P5210015_2

登って来た飛騨沢を見下ろす。

P5210017

飛騨乗越とテン場を通過して、槍の肩に到着。小屋の前は登山者で賑わっていた。

P5210018

槍沢は結構面ツルではないですか! 飛騨沢は縦溝だらけだったので、槍沢にした方がよかったか?

Img_0857

穂先にはほとんど雪はなく、夏山のように登頂。おそらく4回目の槍ヶ岳登頂かな。新穂高温泉出発から8時間20分が経過していた。この時期は渋滞もなくていいです!

P5210021

日帰りなので、長居はできません。早速、下山開始!

P5210022_2

いつかは泊まってみたい槍ヶ岳山荘!

Img_0859

スキーデポ地点に戻って、滑走準備!

ほんの上部だけでしたが、快適ザラメの滑走! しかし、すぐに縦溝が深くなり、修行系の滑走となる。

P5210023

それでもスキーは速いです! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

なんとか雪を繋いで、2120m付近まで滑走できました。滑れたのは標高差760mで、時間にして40分ほどだった。

スキーを担いで、夏道に戻り、あとは忍耐の下山。下山中は写真を撮る気も起こらなかった!

Img_0860

新穂高温泉に着いたのは18時18分だった。車のサイドミラーにはクスミンとノザさんからの差し入れがかけてあった。どうもありがとう! 行動時間13時間53分、行動距離28.3km、累積標高差2100mであった。そのうち滑れたのは、標高差760mで、時間にして40分だけだった。スキーを担いでいたのは11時間以上! コスパの悪い、まさに今シーズン一番の変態系バックカントリースキーでした。

Img_0861

下山後はひがくの湯で汗を流してから、食べ放題のうまい棒を3本いただく。

今晩は翌日の秩父沢に備えて新穂高温泉で車中泊の予定だが、登山者駐車場には水場とトイレがないため、鍋平の駐車場に移動。他にテン泊している車が1台だけで、寂しいぐらい大変静かだった。

Img_0863_2

米を炊いている間に、クスミンとノザさんからいただいた牛肉のタタキの昆布締めで一杯! 旨し! ビールが進みます!

Img_0864

回復のためにはやはり肉ですね! 豚バラ肉の焼肉旨し!

Img_0865

飛騨の地酒にも手を出して、ほどほどなところで就寝としました。

YouTubeにアップした記録動画です。

変態系バックカントリー第3弾につづく

|

« 変態系バックカントリー1:飛越新道往復スキーを担いで北ノ俣岳滑走 | Main | 変態系バックカントリー3:残雪少ない秩父沢でスキー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 変態系バックカントリー1:飛越新道往復スキーを担いで北ノ俣岳滑走 | Main | 変態系バックカントリー3:残雪少ない秩父沢でスキー »