野伏ヶ岳で視界不良・藪スキー・徒渉!
週末に学会出張などが続いたため、3週間ほど山から隔離されてしまいました。3週間ぶりのBCは、この時期に毎年通っている野伏ヶ岳で軽く調整のはずが、過去にない雪不足で藪漕ぎスキーに徒渉ありで修行系となってしまいました。それでも久しぶりのBCは楽しかった!.
【日程】2016年4月4日(日)
【山域】白山
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】クスミン、Nさん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々小雨
【装備】テレマーク3
【コースタイム】白山中居神社7:10〜和田山牧場跡8:58〜ダイレクト尾根取り付き9:46〜北東尾根合流12:03〜野伏ヶ岳12:24-12:40〜北東尾根滑走〜和田山牧場跡14:54〜白山中居神社15:59
昨年は4月18日(記録)に野伏ヶ岳に行っているが、その時の白山中居神社周辺の残雪量の豊富さと比べると今年はほとんど雪が残っていない。スキーを担いでの林道歩きが長くなることは覚悟しなければ。
確かになかなか雪が出てこなかった!
ようやくシール登行ができる! 例年はもっと手前からシール登行ができる。
なんと雪が途切れた! その後も何度か。
面倒なので、スキーを脱がずにそのまま進む。シールが汚れるう〜!
和田山牧場跡に出たが視界不良! 晴れていれば視界が広がり、野伏ヶ岳がその姿を正面に現す所。
休憩してから、そのまま林道を進む。
ダイレクト尾根に取り付く。
ここまでは問題なかったが...
尾根上は藪地獄だった!
それでも頑張ってシール登行を続ける。途中でスノーシューの3人パーティが追いついてきた。スノーシューとスキーは登るラインが違うと思うのだが、無言でピタッと後ろについてくる。そんなすぐ後ろにいたら、枝が跳ね返ったりして危ないし、スキーがずり下がったら巻き添えを食らう。うち2名はストックもピッケルも持っていない。どうも気持ちが悪いので先に行ってもらった。彼らはなんだったのだろうか? スピードはあったが。
さすがの藪の濃さにシール登行も限界となり、板を担ぐことに。雪は充分に緩んでいたので、アイゼンは必要なかった。
笹藪漕ぎの試練まであった!
それでもなんとか野伏ヶ岳山頂に着けました! 残念ながら視界はなかった。
滑走は北東尾根へ。視界がないので藪の濃さがわからないが行っちゃいましょう! 滑走シーンはYouTubeにアップした動画を観て下さい。
上部はオープンな部分もあり、快適ザラメでまあまあの滑りができたが...
下部はやはり藪地獄でした! それでも1月の雨飾山(2016年1月10日の記録)よりはマシでした。
無事林道に出て、一安心!
トラバース気味に湿原へ滑り込む。ここで次なる問題が...
スノーブリッジがつながっていない!
ついに徒渉! クスミンはブーツのままで...
男性陣はインナーを濡らしたくないので、インナーと靴下を脱いで、アウターだけで徒渉。雪融け水は冷たかった!
和田山牧場跡からはうっすらと野伏ヶ岳の姿が見えていた。
あとは林道を滑れる限り滑るだけ。
雪不足のため修行系のBCとなってしまったため、例年の野伏ヶ岳往復よりだいぶ時間がかかってしまった。白山中居神社に戻ったのは16時で、ほぼ9時間の行動時間でした。富山組とはここでお別れとなりました。
私は美人の湯しろとりで汗を流し、鶏ちゃん定食を食べてから帰路につきました。
今シーズンのBCは早く終わってしまうのだろうか? 雪が無くなるまでは頑張りますよ!
YouTubeにアップした記録動画です。
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