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September 10, 2015

真川 岩井谷:のんびり沢登りのはずが...

先週末は、北アルプスの薬師峠に突き上げる岩井谷を遡行してきました。のんびり沢登りのはずが、ゴルジュの高巻きでロープを出しすぎて時間を費やし、終盤は慌ただしい遡行となってしまいました。それでも沢泊で、釣り、焚き火、遡行としっかり楽しめました。

【日程】2015年9月5日(土)〜7日(月)
【山域】北ア・立山
【渓谷名】真川 岩井谷
【メンバー】Sさん、マメゾウムシ
【天候】9/5 晴れのち曇り、8/6 曇り時々雨、8/7 曇り
【コー スタイム】
9/5 折立臨時駐車場8:40〜岩井谷橋9:39(入渓10:12)〜鳶谷出合11:27〜1560m二俣12:52〜1680m幕営地14:40
9/6 1680m幕営地7:10〜ゴルジュ・大滝高巻き開始8:41〜高巻き終了1790m地点12:09〜2070m二俣15:19〜2100m二俣15:37〜薬師峠16:45
9/7 薬師峠7:09〜折立9:48〜折立臨時駐車場10:00

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1日目(折立〜岩井谷橋〜1680m幕営地)

今回のパートナーは、先月に神崎川を一緒に遡行した兵庫のSさん。途中、金沢森本ICで薬師岳・薬師沢二俣に行くテンコさん・Kさんをピックアップしたこともあり、折立到着は8時を過ぎていた。

初日の天気は良好だったが、翌日からの天気は下り坂とのことで、3日目に予定している赤木沢は難しいかもしれない。

8時過ぎのスタートとなってしまい、今日中に核心部であるゴルジュと40M大滝を超えるのは結構厳しいかもしれない。今日はゴルジュの手前までとし、ゆっくり遡行することにしよう。テンコさんたちとは翌日に薬師峠のキャンプ場で会うことを約束して別れる。

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岩井谷へは林道をそのまま進む。

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途中、大人数の集団を追い抜く。

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昨年の9月に京都大学山岳部の学生2名が増水した岩井谷で亡くなっているが、ちょうど今日がその事故が起こった日であった。大人数の集団はその関係者で、慰霊登山とのこと。私たちと同じく沢を愛した2名の学生のご冥福をお祈りします。

歩き出してから1時間ほどで岩井谷橋に到着。

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岩井谷橋からは左岸側に付けられた道を進み、道がなくなった所で河原に下りて遡行準備。しばらく天気が悪かったらしいが、どうやら水量は平水のようで、安心する。

目の前に見える最後の堰堤は、右岸に徒渉して、左側から越えた。

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その後は平凡な河原歩きが続く。

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鳶谷出合を過ぎたあたりで、1名の釣り人に出会う。そこそこ釣れているようだが、型が小さいと言っていた。それから先行者が2名いると知らされるが、その先行者には我々は追いつくことはできなかった。

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1560m二俣を過ぎると、沢の傾斜が急になり、小滝が現れだした。

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魚影も目立ち始めたので、テンカラ竿を振ってみることに。

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食べる分だけ確保したところで終了。

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標高1680m地点にテント1張分のスペースを発見。時間は15時近くで、この時間でゴルジュに突っ込むのは結構厳しい。のんびりと今日は焚き火でもするとしよう。

倒木を集めて火を付けようとするが、しばらく天気が悪かったせいか、なかなか太い木に火がつかない。着火剤を1箱まるまる使って、なんとか火を熾すことができた。

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まずはビールで乾杯! 焚き火でイワナとハムを焼き、酒を呑む。暗くなっても宴は続いたのであった。

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2日目(1680m幕営地〜薬師峠)

朝方に雨が降ったが、起床時には止んでいた。

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火遊び好きのSさんは、残り炭から再び火を熾す。

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イワナのほぐし身が入ったご飯とラーメンを食べて出発。朝食としてはガッツリと結構な量であった。今日は核心部のゴルジュと40M大滝越えだ。

沢はすぐに滝状の地形となり、その上はいよいよゴルジュだ。

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「北アルプスの沢」に掲載されている記録では、ゴルジュを中央突破し、大滝の手前から高巻いているが、どうもこの水流の強さではゴルジュの中央突破は難しそう。

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ゴルジュと大滝をまとめて右岸側から巻くことにする。

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笹藪で地形がわからず、下にはゴルジュがあることを考えて、念のためロープで確保した。これがちょっと慎重すぎた。すべてロープを出したので、思わぬ時間が費やされてしまった。

高巻きを始めると雨が降り出した。標高1740m地点から最高1820mまでトラバース気味に高度を上げて、そこからはほぼ水平にトラバース。途中、草付きの危うい斜面のトラバースがあり。最後は深いガレたルンゼに進路を阻まれた。このルンゼに降りるには、8mほどの垂直な壁を懸垂下降する必要があった。Sさんがは怖がって最初はなかなか降りようとしなかったが、なんとか行けた。そのままルンゼを徒歩で下って、無事河原に戻ることができた。

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この高巻きになんと3時間半もかかっていた。すでに時間は正午を過ぎていた。のんびり遡行のはずが、少々、急ぐ必要が出てしまった。

遡行は河原歩きが中心だったが、時々小滝も出てきた。小雨はあいかわらず降り続いていた。

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途中、魚影に我慢できず、竿をちょっと出すが、2匹ほど釣ったところで終了。急がないとね。

淵を水中撮影すると、しっかりイワナが写っていた。

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ヒトヨタケもあった。

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登るにつれて、徐々に水量も少なくなって源頭の雰囲気に。

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それでもまだ滝が出てきたが、簡単に巻ける。

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きれいなナメ滝も!

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Sさん、お疲れ気味ですが、いよいよ最後の二俣を通過!

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途中の赤テープのあるところから、しっかりした踏み跡をたどると、急に右手に薬師峠のトイレが現れた。たまたまトイレで作業をしていた太郎平小屋の若主人にテント場への行き方を聞いて、無事、薬師峠のキャンプ場に着きました。

Img_0086

到着時間は16時半を過ぎていた。テンコさんたちは我々がなかなか到着しないので、心配して小屋に連絡に行こうとしていたところだった。ゴルジュ・大滝の高巻きで時間を費やしすぎたため、予定よりも2時間以上も遅れてしまい、たいへん申し訳なかった。

とりあえずはテントを張って落ち着いたら、ビールを買って乾杯!

着替えを持っていない私は、濡れた衣類と薄いシュラフでその夜を過ごすことに。当然ながら、寒くてあまり眠れなかった。いいビバーク訓練と思うことにしよう!

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3日目(薬師峠〜折立)

3日目の朝は雨は降っていなかったが、今にも雨が降り出しそうな天気。予定では今日は赤木沢の遡行であったが、前日の雨で増水しているだろうから中止。4人で折立に下山することに。

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北ノ俣岳が一瞬見えました。

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下山中は雨に降られることなく、折立に無事下山。

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下山後は、亀谷温泉で汗を流してから、金沢のテンコさん宅にSさんとお邪魔し、そのまま1泊。テンコさん、どうもでした!

赤木沢には行けませんでしたが、岩井谷を遡行でき、沢泊も楽しめたので、まあまあ満足な沢行でした。

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