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September 25, 2015

白山 手取川水系・目附谷(2):核心部でのゴルジュの大高巻きと雪渓にハラハラドキドキ!

2日目(9月21日):1200m幕営地〜紅滝〜1630m幕営地

目附谷遡行の2日目の記録です。概要については1日目の記録をご覧下さい。

1日目は河原歩きが中心でしたが、2日目はいよいよ核心部の通過。これが、ロープ長ギリギリの懸垂下降に、谷を埋め尽くす雪渓と困難の連続でした!

この日は5時に起床し、7時に出発。

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しばらくすると、両岸が狭まってくる。

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そして現れたのが、紅滝40M!

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単独のNさんは、左岸側から高巻いていった。我々は滝壺まで近づき、右岸にあるルンゼから高巻きに入った。これがつい最近入渓者がいたような踏み跡で、容易に紅滝を巻くことができた。思ったよりは入渓者がいるようだ。なお、国土地理院の地形図における紅滝の位置は誤っていて、二重滝の位置になっている。紅滝はその位置より下流側にある滝である。

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その後に出てきた小滝。

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これは左岸から通過。

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次はカブト谷出合手前にかかる小滝。

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右岸から高巻く。

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ところが、下降に入ったところで、進路をカブト谷からの滝に阻まれる。そこに、Nさんが救世主的に登場。Nさんが進んだ虹滝の左岸からの高巻きは、思いのほか大高巻きになり、時間がかかったようだ。Nさんが、2つの滝の間に下降路を見つけてくれ、無事、河原に降りることができた。Nさんに感謝!

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すぐに両岸が狭まり、瀧の気配が。

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二重滝20Mが現れた!

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二重滝は虹滝と並ぶ目附谷の名瀑らしい。通過は困難なので、カブト谷出合まで戻り、右岸から高巻いた。この高巻きも踏み跡がしっかりしており、つい最近人が通ったようだ。おまけに木に赤布まで付けてあった。

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Nさんとはここでお別れとなってしまった。スピードのあるNさんはすぐに我々の視界から消えてしまった。

それから1時間ほど河原を歩くと、現れたのがゴリラ岩!

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小滝が続く。

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順調にフリーで越えていく。

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やがて両岸が狭まり、ゴルジュになる!

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谷を進めなくなり、手前左岸のルンゼから高巻くことに。

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危うい草付きでなかなかトラバースには入れない。ルンゼを標高差80mほどを登った所でようやく倒木をみつけて、これを支点にロープで確保してもらい、私がトップで際どい草付きをトラバースして樹林に入る。その後は樹林の中をお互いにロープで確保しながら、4ピッチのトラバース。GPSでゴルジュが終わるあたりを確認して、高度を下げていったが、下部の様子がわからない。まっすぐ下降すべきか、右側のルンゼ状の地形に下りるべきか迷う。ルンゼは木がない場合が多いのが不安だが、歩いて下りられる可能性もある。

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まずは懸垂下降できそうな木がある所まで下る。右下方を見るとなんと雪渓が見えた。この時期に雪渓があるなんて、まったく想定外だった。ここまで高度を下げたら、登り返す気にはならない。ただ下の様子がまだわからない。懸垂下降するにはロープ長が足りないかもしれないので、8mm×30mロープと6.5mm×25mフローティングロープを繋ぐ。とりあえず下の様子を見るために、途中まで私が懸垂で下ってみることにした。

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真下は垂直な岩壁であったが、上流側に下れそうなルンゼと、懸垂の支点になりそうなナナカマドの木を発見。とりあえずそこまで2人で下りて、懸垂の支点を取り直した。ロープがキンクしてちょっと処理に手間取った。

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ロープ長が河原までは足りないかもしれないが、とりあえずルンゼに懸垂下降で下りることに。ロープ長ギリギリでしたが、なんとかルンゼには下りられた。ただし、その場所は落石が起きた場合に隠れる所がなかった。案の定、Repuさんが下る最中に落石が発生した。1発が胸に、さらにもう1発が足に当たったが、幸いなことにたいしたことはなかった。

一難は去ったが、我々は雪渓の上に立たねばならなかった。

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薄氷を踏む思いで雪渓の端の方を歩いてなんとか突破。

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部分的には雪渓の下も通って、冷や汗ものだった!

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雪渓を振り返ると、結構薄く、実にヤバかった!

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なんとゴルジュの大高巻きには4時間も費やし、2人ともヘトヘト!

さらに次の雪渓が追い打ちをかける。

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この雪渓はなんとか右端を歩いて突破できたが、その次に現れた雪渓は谷を高く埋め尽くすほどの巨大サイズであった。絶望感に立ち尽くす2人。ここまで来て撤退か?

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イチかバチか雪渓のトンネルをくぐろう! 

真っ暗闇の雪渓の下を小走りで進み、無事通過できました! 崩落したらペッタンコになるところでしたが...

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時間的に16時を過ぎ、テン場を探さねば。その前にこの小滝を越えておこう!

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ちょっと際どかったが、左からフリーで登れた。

小又出合の手前にようやくテントが張れるスペースを見つけて、長かった本日の遡行も終了。10時間を越える行動だったが、登った標高差はわずか400mだった。

疲れていても、焚き火は熾す。濡れた衣類を乾かすためにも。

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虹滝より上はイワナは生息していないようで、今晩はイワナの塩焼きはなし。ただし、昨晩焼いておいた骨酒用のイワナがあるので、軽く炙って、今晩も骨酒を味わう。

翌日は四塚山まで標高差900mがまだ残っているが、はたして山頂に立てるだろうか? 最後の詰めをどのルートにするか? 雪渓は? 軽量化のための薄いシュラフでは寒く、また翌日の不安もあり、この晩はあまり眠れなかった!

Repuさんの2日目の記録もご覧下さい。

3日目につづく

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