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August 07, 2015

大台ヶ原 堂倉谷:今年初の沢泊!

先週末は、お盆休みに予定している上の廊下の最終調整も兼ねて、今年初の沢泊を大台ヶ原の堂倉谷でしてきました。堂倉谷は大杉谷の本谷と言われるだけあって,大変美しい素晴らしい沢でした。

【日程】2015年8月1日(土)〜2日【日)
【山域】台高
【渓谷名】宮川水系 大台ヶ原 堂倉谷
【メンバー】ヒラベさん、ガク、マメゾウムシ
【天候】8/1 晴れ、8/2 晴れ
【コー スタイム】
8/1 大台ヶ原駐車場6:58〜日出ヶ岳7:27〜延命水8:38〜堂倉滝9:24〜アザミ谷出合12:15〜堰堤13:22〜幕営地(林道の橋の上流側)14:58
8/2 幕営地6:22〜地池谷出合6:28〜ミネコシ谷出合6:50〜1058m二俣7:10〜石楠花谷出合7:54〜2段25M滝下8:58〜1480m奥の二俣10:34〜尾鷲辻11:07〜大台ヶ原駐車場11:36

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1日目(大台ヶ原駐車場〜日出ヶ岳〜堂倉滝〜林道の橋)

土曜日は早朝発で、大台ヶ原駐車場へ。堺からは下道で約100kmの行程ですが、早朝ならば2時間半ぐらいで着きます。

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まずは大台ヶ原の最高峰である日出ヶ岳に30分で登頂。

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それから登山道を標高差にして900mも下る。駐車場が標高の高い所にある大台ヶ原の沢ならではのことです。

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途中にある延命水で休憩!

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日出ヶ岳から2時間ほどで堂倉滝に到着。

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堂倉滝の直登は無理なので、まずは吊り橋を渡って、それから大きく高巻く。

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高巻くと広場に出るので、そこからモノレール沿いに進んだ所にかかっているフィックスロープ を使って沢に下る。

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沢に下りたら、早速、美しい豪快な斜滝とナメ床が目の前に! 遡行開始!

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最初から滝下の釜で泳がされる。

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すぐに現れた30M斜滝は、釜を泳いで右手のルンゼから巻きに入った。

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正規な巻きルートは大きく高巻くのだが、我々は30M斜滝の落ち口に出るルートを取ってしまった。結果として、ツルツルの嫌らしい落ち口をトラバースせざるを得なくなった。もちろんロープで確保して進むことにする。

トップのガクはアルパインクライマーだけあって、無事クリア。次に私がプルージックでメインロープに確保を取って進む。ロープは常にテンションがかかっていて、足場はツルツルのため、プルージックを動かしながらの落ち口のトラバースはひじょうに不自由だった。そのためプルージックを動かしている時にツルンとやってしまった。右頬を落ち口の岩盤に打ち付けて、体は滝を落ちかけた状態に。なんとかロープを掴みながら這い上がったが、確保されていなかったら、間違いなく死んでいただろう。ヒヤリとした瞬間だった! 右頬にはアザができてしまった!

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ラストのヒラベさんもスリップしてしまったが、幸いなことに体は止まり、落ち口で大きく体が振られずに済んだ。その際に口の中を切ってしまったようだ。

そんなヒヤリがあったが、大事に至らなかったのは幸いだった。30M斜滝は落ち口に出ないように高巻きましょう。踏み跡がしっかりあるようですので...

深い釜を持った滝はその後も続く。

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巨岩が多い地点を通過。

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岩にはこんな矮性のツツジ?が咲いていた。

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巨岩帯を過ぎると、中七ツ釜と呼ばれる場所に。

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堂倉滝から3時間弱ほどでアザミ谷の出合に到着!

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アザミ谷の出合にはよい幕営地がありますが、まだ正午ですので進みます。

岩間の3M滝は右から越える。

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いきなり奇妙な地形が現れた!

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これが奥七ツ釜! 多段になった滝と釜が大変見事な光景だ!

お約束の釜ダイブ!

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上から見た奥七ツ釜!

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連続したナメ床の終了は15M斜滝。

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泳ぎも交える。

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滝が一段落した所で、いきなり目の前に堰堤が現れた。

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堰堤は左から小さく巻いたが、最後の部分が残置のスリングとフィックスロープがあるが、少々嫌らしかった。

堰堤の上は緩やかな流れとなり、魚影もあったので釣りながら進むことにする。魚は結構スレているようで、残念ながらボーズであった。

やがて谷を横切る林道が現れる。この橋の近くに適当な幕営地を見つけたので、今宵の宿にした。

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お酒を飲んでから釣りに行ったら、転けてしまい、大事な竿を折ってしまった。飲んだら動くなでした! まあ焚き火を囲んで呑むとしましょう!

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2日目(林道の橋〜尾鷲辻〜大台ヶ原駐車場)

翌朝は5時に起床して、朝食を食べたら、のんびり準備をしてから出発。

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穏やかな河原歩きをしばらくしたら、古い堰堤が現れて、左側から巻いた。

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ミネコシ谷出合はこの堰堤の手前辺りだったのだが、気づかずに通過していた。

平凡な流れがその後も続く。

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1058m二俣を過ぎてしばらく進むと、沢は両岸が迫ってゴルジュ状と化す。

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ゴルジュの中には3M滝が2本あったが、問題なし。

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ゴルジュを抜けると石楠花谷出合に到着!

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右岸に支谷、左岸にルンゼを入れると、急に傾斜が増して7M滝が現れる。

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ここから上部連瀑帯の始まりで、7M滝は直登!

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3M滝も直登だ!

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幅広12M滝は、念のためロープ確保して右手を登る。

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アルパインクライマーでもあるガクによる確保!

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そして現れたのがこの谷の核心部である2段25M滝であった!

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ここも念のためロープ確保して、下段は右側から登るが、ホールドは豊富。

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ガクによる確保PART2!

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上段は右岸に入るルンゼを途中まで登り、そこから落ち口の上へトラバース気味に出た。

次は溝状3段15M滝で、上部は倒木に埋まっていて、問題なく登れた。

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その後、20M斜瀑や3段15Mを越えると美しい林となり、核心部は越えた模様。

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まだいくつか滝は現れたが、問題はなかった。

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奥の二俣に到着!

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この先は谷らしくなくなり、背丈の低い笹原を進んでいくと登山道に合流した。

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日出ヶ岳は前日に通っているので、最短で駐車場に向かう尾鷲辻に出て、駐車場へ戻った。

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下山はちょうど正午前で予定通り。下山後は小処温泉で汗を流してから帰路についた。

堂倉谷は関西一とも言われるだけあって大変素晴らしい渓谷であった。いよいよお盆休みは黒部川上の廊下だ。堂倉谷遡行はその直前のいい調整となりました。

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