南葛城山 サカモギ谷:公共交通機関利用でお手軽に!
先週末はパッとしない天気でしたので、ホームの金剛・和泉エリアで、南葛城山に突き上げるサカモギ谷を遡行しました。この沢は2006年に学生と遡行して以来なので、実に9年ぶり。その当時は同行した学生が沢初心者のためロープを出しまくったので結構時間がかかったのと、直登できない滝が多く、結構苦労した記憶があります。今回は単独でしたので、その時よりもスピーディーに遡行でき、滝の直登に、シビアな高巻き、最後は笹藪漕ぎと余裕を持って楽しめました。
【日程】2015年7月4日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 サカモギ谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇りのち小雨
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:51〜サカモギ谷出合10:29-48〜7m滝下11:23〜連瀑帯終了12:22〜一本杉13:25-38〜紀見峠駅15:47
近場の滝畑エリアは公共交通機関を利用できるお手軽な所です。河内長野駅から滝畑ダム行きのバスに乗車すれば30分ほどで着きます。バス停からは岩湧山登山口に向かい、登山口の手前を横切る千石谷林道に入ります。
簡易浄水場を越えた所に入る支沢がサカモギ谷で、バス停からおよそ40分ほどです。
目印はこの看板です。
出合で沢支度を整えて入渓します。今回は9年前に苦労した記憶から、単独でもロープ・ハーケン・ハンマー等の登攀具を念のため持ってきました。
ゴロゴロした谷をしばらく進むと、ゴルジュになり最初のチョックストーン滝2Mが姿を現す。
左側のホールドと設置ロープを頼りになんとか直登した。
小滝は難なく越えて。
直登できる滝は直登!
7M滝は直登は無理なので、右岸側のフィックスされたロープを頼りに高巻いた。
小滝を超えて。
右から2段6M滝がかかる枝沢が入る。
本流は奥に6M滝があり、これが直登できなそうなので、右の枝沢の2段6M滝を登って巻くことに。結構沢よりも高い位置に登ってしまい、懸垂で下りようかと思ったところ、フィックスロープがかかっているのを見つけて、これで沢へ下りる。
すぐに左から5M滝がかかる枝沢が入り、連瀑帯へ突入する。
いくつか滝を越えると、まるで1本の滝のように見える連瀑が正面に見える。
最初の5M滝は右岸から高巻き、まとめて次の15M滝もそのまま高巻いてしまったが、立木の少ない泥壁でヒヤヒヤであった。おそらくもう少しよい高巻き方があるかもしれない。
沢に戻ると、さらに大滝が続く。最後の2段で25M滝である。これは左岸にある踏み跡をたどって高巻いた。
連瀑帯が終了した所で、大滝の落ち口を覗き込む。
9年前の時と比べるとだいぶ気持ちも体力も余裕がある感じ。
上部はガレ場となる。
最後は笹藪漕ぎ。
あまりに笹が生い茂っていたので、踏み跡を外してしまった。倒木や蔓もあってなかなか進まない。おまけに小雨で濡れた笹のおかげで、沢にいるよりもびしょ濡れになった。
登山道に出たら、一本杉の看板のある鏡ノ宿がいきなり現れた。
無事終了。沢装備を解除して、紀見峠駅へ下山。
これが2時間以上かかる長い下山であった。小雨の中で濡れた体はさらに冷え切ってしまったが、この時期であれば問題なし。幸いなことに本降りにはならなかったのは、晴れ男の神通力のおかげか?
紀見峠駅からは南海高野線にて帰宅。和泉・金剛エリアは公共交通機関が利用できるのがいいです。帰りにビールが飲めますからね!
Comments
帰りにビールを飲んで、公共交通機関をつかって帰宅できるとは、ウラヤマシイ~。北陸では車が無いと無理ですよ‥‥。
でも北陸には良い沢がありますので、また遠征くださいね。日曜日に行った医王山の沢もよかったよ。
(ブログにアップしてあります)
Posted by: Repu | July 06, 2015 09:07 PM
Repuさん、どうもです。
場所は人気ハイキングエリアでもあるので交通の便はよいです。
大峰や大台になると、公共交通機関で行けても、入山が遅れたり、最終が早かったりで効率が悪くなります。
お盆は昨年の上の廊下のリベンジを予定しています。
その後に北陸に行きたいと思いますので、よろしくお願いします!
Posted by: マメゾウムシ | July 07, 2015 09:18 AM