黒部源流周回スキー3:岩苔小谷〜三俣山荘
5月連休に行った黒部源流周回スキーの3日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。
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3日目(5月4日):岩苔小谷〜三俣山荘
天気予報では5月4日は午後からが本格的な雨との予報だったので、その日は早めに行動を開始し、できれば黒部五郎小舎まで行って、快適な冬季小屋で悪天をやり過ごすつもりだった。しかし夜のうちから雨は降り出し、起床時には小雨で上部は霧の中であった。
雨がいったん止んだ時点で出発。最悪、黒部五郎小舎まで行けなくても、距離の近い三俣山荘まで行ければ、そこの冬季小屋は利用できる。視界の悪い岩苔小谷を岩苔乗越まで登り返す。
岩苔乗越は風雨のため長居せずに。シールを外して、黒部源流へ本日唯一の滑走!
視界は悪かったけど、酔うほどではなかった!
黒部源流付近まで滑ったら、三俣山荘へ登り返す。
視界が悪く、近くまで来ても三俣山荘の冬季小屋が見つからず。GPSを頼りに進んだらありました!
このあたりから雨が本降りとなってきた。この状態で三俣蓮華岳を越えるのはきつい。まだ2時間半しか行動していないが、ここの冬季小屋で停滞し、悪天をやり過ごすことにする。
冬季小屋のドア前の雪を除雪して、冬季小屋の中に入ると、なんとえらい狭いではありませんか! 我々3人でちょうど一杯! 屋根と壁の間に隙間が空いていて、風も入ってくる! おまけに雨漏りも! それでも「ポットラックよりは快適」と妥協した我々でした。
風雨は次第に強くなり、夜まで悪天が続きました。幸いなことに、この日は他には誰も来なかったため、狭いスペースでも割と快適に長い1日を小屋で過ごすことができました。お酒が充分にあれば、より充実した小屋ライフとなっていたでしょうが、軽量化のため限られた量しかない焼酎をチビチビやる程度でした。天気予報通り、明け方には雨は上がりました。
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