黒部源流周回スキー1:飛越トンネル〜北ノ俣岳〜赤木平
5月連休に行った黒部源流周回スキーの1日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。
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1日目(5月2日):飛越トンネル〜北ノ俣岳〜赤木平
前夜遅くに大阪を出発したテレ仲間3人は、神岡に3時頃に到着。道の駅スカイドーム神岡で仮眠して、明るくなってから飛越トンネルへ向かった。
車は飛越トンネル手前3.1kmまで入ることができた。ここで岡山のテレマーカーIさんら3人と遭遇。彼らは太郎平小屋をベースに3泊して周囲を滑るそうだ。
林道は最初のうちは雪がつながっていなかったので、まずはスキーを背負って歩く。4泊分の幕営装備が肩にグッと食い込み、足取りも重い。先週は腰痛で苦しんでいたこともあり、少々腰が不安。それでも3人とも50Lザックに装備一式が収まったのは、軽量化を頑張ったため。
トンネル2.1km手前のデブリ地点から雪がつながり出したので、シール登行に切り替える。スキーを担がないだけでもだいぶ楽になる。
飛越トンネルの右側の急登を登る。結構藪が出ていて、ぎりぎりシール登行ができた。帰る頃にはスキーでは下りられなくなっているだろう。尾根に出た所で休憩。
神岡新道と合流すると傾斜の緩い尾根歩きとなる。
寺地山は山頂の南側を巻いた。
北ノ俣岳の姿が現れた。天気はよいけど、ちょっと暑い!
北ノ俣避難小屋を過ぎると、北ノ俣岳への長大な登りに入る。ここから山頂までは標高差600mだ。
山頂までは雪がつながっていないようだ。大部分の人たちは夏道をスキーを担いで登っている。我々は山頂の最も近くまで伸びる左側の雪渓を詰めて、なるべく雪の上をシールで進むことにする。
これが失敗で、最後は見事なハイマツ漕ぎとなった。
ブーツが地につかない空中戦となり、スキー板はハイマツの枝に引っかかって進もうとするのを妨げる。本当にわずかしか進めない。時間的にも16時をまわっていた。なんとかハイマツを抜けて、北ノ俣岳北側ピーク近くに出た時にはヘロヘロにバテてました。
本日の幕営予定地は薬師沢小屋近くの台地。既に時刻は17時。急ごう!
北ノ俣岳東側の広大な斜面を、赤木平へ向けて本日最初の滑走。
夕暮れの滑走はなかなかいいものでしたが、疲れた体での重荷滑走はきつかった。縦溝にも気を付けなければならない。
滑り下りた赤木平がいい平坦地だったので、ここで幕営することに。
3人の住居はファイントラックのポットラック。支柱にはスキーのストックが使えるので軽量化できます。基本的に大型のツエルトみたいなもので、グランドシートはなく、隙間風は入ってくるので、就寝中は結構寒いです。
初日は10時間行動となり、寝不足と腰痛明けの体には結構きつかった。入山祝い用のビール1缶で入山を乾杯し、あとは焼酎をチビチビ。21時には就寝となりました。
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